Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G
諺で《治まっている事柄に対し余計な手出しをして再び問題を起こすこと》と言えば、
『泣く子を騙す』。 もとい、『寝た子が踊る』。 もとい、『マツコは育つ』。
先日、何も意識せずに『Nikon D600』発売予測に関する記事を書いたのだが、
どうやらここのところ治まっていたmy物欲スピリッツを刺激してしまったようだ。
まさに『寝た子を起こす』大失態。
あ”-っ、『D600』欲しいかもーっ!
発売時期はおろか全てが噂段階にしか過ぎない『Nikon D600~FXフォーマットの廉価モデル』なのだが、
知れば知るほど魅力的に思えてきた(=『AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G VR』の評価込みで)。
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デジカメの仕組みを超大雑把に説明すると、
【レンズ】から入った光りはカメラに内蔵されている【撮像素子】に記録され、【画像処理エンジン】によって画に加工される。
【撮像素子】とは【イメージセンサー】とも呼ばれるもので、『CCD』や『CMOS』などの種類がある。
一般的なデジイチに使われている【撮像素子】には、
大型の『フルサイズ』、面積比で40%程の『APS-Cサイズ』の2種類があり、
高価なプロ/ハイアマチュア用の一部の機種を除き、ほとんどの機種が『APS-Cサイズ』の【撮像素子】を使用している。
なぜなら、『フルサイズ』の【撮像素子】は部品レベルでも高価だからだ。
ニコンでは『フルサイズ』を『FXフォーマット』、『APS-Cサイズ』を『DXフォーマット』と呼んでいる。
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“表現方法や画作り”を左右する部分が【レンズ】だとすれば、
“画質や解像能力”を左右するのが【撮像素子】と【画像処理エンジン】である。
…「である。」とか言い切っているが、実際にはそんな簡単な話しでは無い。が、あえて言い切って話しを進める。
ケータイのカメラよりコンデジが、コンデジよりデジイチの画質が優れているのは、
極論を言えば【撮像素子】のサイズがデカいからだ。
『フルサイズ』の40%程度しかないと書いた『APS-Cサイズ』だが、
一般的なコンデジに搭載されている『1/1.8型』に比べれば、実に10倍以上の面積を持つ。
よく「myコンデジは1200万画素だから1200万画素のデジイチと同じセンサーだ。」などと勘違いされる方がいる。
ややこしいですが、“同じ画素数でもセンサーサイズは全然違います”からね。これ大事◎
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『Nikon D600』は『フルサイズ』の廉価モデルである可能性が極めて高い。
『DXフォーマット上位機』と同価格程度(本体15万前後)で出るのでは、との噂だ。
これまで「デカい/重い/高い」と敬遠してきた『フルサイズ』の世界なのだが、
一気に身近になる可能性が出てきた。
『フルサイズ』に移行するメリット/デメリットなどは、【次回:泣く子は寝て待て】
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『D600』のスペック:噂レベル
・撮像素子/CMOSセンサー、ニコンFX フォーマット
・有効画素数/24700万画素
・重量/760グラム
・ISO感度/100(50)~6400(25600) ※( )内は拡張時
・AF方式/39点AF(うちクロスセンサー9点)
・動画機能/1080pのフルHD、MPEG-4・H264圧縮
・ファインダー視野率/100%
・液晶モニタ/3.2インチ92.1万ドット
・その他/顔認識、WU-1aによるワイヤレスサポート、HDMI出力