面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ぃよょ~~♪

2008年01月26日 | ニュースから
サブちゃん 長髪で演歌歌う!?(スポーツニッポン) - goo ニュース


演歌が売れないとサブちゃん。
確かに最近の演歌で売れていると思えるのは氷川きよしくらい。
「千の風になって」が演歌扱いされてランキングに掲載されているのが何故なのかは知らないが、それはともかく演歌が売れていない、というのは世の認識ではないだろうか。

「演歌も時代とともに変えていかなければならない」と言及したサブちゃん。
「私も変わります。髪をガーッと長くして、細いパンツを履いて、とんがった靴を履いて歌う」
とのたまわったそうだが、サブちゃんが言うスタイル自体に古臭さが漂ってしまうところに、これまで何ら変わることのなかった証しを見る思いがする。

しかし、演歌というジャンルが変わる必要があるだろうか。
ヘタに変わろうとする意識の方が問題となる危険性を孕む気がする。
演歌も、その時代を反映して、うま~く変わっていると思うのだが、違うだろうか。
古い例えではあるが、森進一に吉田拓郎が「襟裳岬」を提供したのも、“時代”の反映による「演歌の変化」だったと思う。
ところが、同様につんくが提供した曲は、曲名も忘れてしまったほど売れなかった。
当時まだまだ売れっ子プロデューサーだったつんくという“時代”を反映したにも関わらず、である。

変わることなく、逆に王道を進んでもらいたい。
そして、王道に則った優れた楽曲が生まれれば、大川栄作の「さざんかの宿」のような大ヒットも夢ではない。
吉田拓郎の成功とつんくの失敗を、演歌界はよく分析すべきだろう。
時代と共に変わることが必要なのではなく、あくまでも優れた楽曲が生まれていない現実こそが、演歌が売れないことの真の原因ではないだろうか。