面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

国の首脳と食糧危機

2008年07月11日 | ニュースから
豪華ディナーで食料危機討議=サミットは「偽善的」-英各紙(時事通信) - goo ニュース


偽善というか何というか、各国首脳に食糧危機の認識があろうはずがないだろう。

自分自身に飢えの心配が無くて、我が身のこととして真剣に食糧危機のことを考えられるはずがない。
パンが無ければケーキを食べればいい、と言ったというマリー・アントワネットの発想を、誰も笑えないのではないか。
アフリカの、例えばブルキナファソの首脳であれば、もう少しピンとくるかもしれないが。

いや、国である程度の地位にある人間は自身に飢えの心配など無いのだから、官僚であれ議員であれ、本気で食糧危機に取り組もうとする人間は、本当に志の高い高潔な人物しかないだろう。

…なんとなく、世界から「高潔」という思想・考え方が消滅していっていないか?
これまた死語の世界か?