粘り勝ち

阪神、代打・葛城が決勝打＝プロ野球・阪神－広島(時事通信) - goo ニュース


毎試合２ケタ安打を続ける好調打線を従えて広島を甲子園に迎えたが、広島の先発投手陣の前に打線の調子が急降下。
初戦はからくも２対１のサヨナラ勝ち。
第２戦は３安打しか打てずに今季初の０対１の完封負け。

そして今日も広島先発の高橋を崩せず、７回まで２点しか奪えずに、粘りの投球を続ける金村を援護できずにいた。
８回、広島がついに先発高橋に見切りをつけ、シュルツを登板させたことで流れが変わる。
新井が倒れたものの続くアニキが死球を選んで出塁した初球、なんとアニキが盗塁！
これには驚いたが、一気に流れがタイガースに来た。
この盗塁成功を皮切りに、岡田監督が勝負に出た。
打席に入っていた５番関本に代えて桧山を送る。
シュルツにタイミングが合わず、ショートゴロに倒れたが、シュルツのコントロールは広島目線で見ていると、どうにも心許ない。
続いて、今年勝負強いバッティングを身につけた鳥谷を迎えたところで敬遠の死球。
１、２塁の絶好のチャンスで登場したのは葛城。
二死ながらもイケイケの雰囲気が続き、「ワッショイ＝コール」でスタンドが沸く中、見事ライト線にタイムリースリーベースを放ち、勝負を決めた。

先の横浜戦もそうだが、この広島３連戦も、相手との戦力差を見せつけたタイガース。
万全の信頼を置けるリリーフ陣と、驚異的な勝負強さを持つ代打陣は、こういう接戦になったときに存在感が際立つ。
広島とは比べものにならない選手層の厚さ。
再び貯金を今季最多の２８としたが、それも当然と言える。

とは言え、８月のオリンピックを視野に入れ、主力が抜けて苦しい戦いを強いられる時期に備えて、確実に貯金を増やし続けておかなければならない。
勝って兜の緒を締めまくってもらいたい！