面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ざわわ、ざわわ…

2009年05月06日 | ニュースから
テレビ番組「報道ステーション」で、沖縄の不発弾処理の現状を取材していた。
いまだ地中に2500t以上もの不発弾が眠っていると推測されるとのこと。
もちろん、第二次世界大戦時に米軍からの攻撃によるものであるが、終戦から64年が経とうというのに、沖縄の「終戦」はいまだ訪れていないことに愕然とする。

沖縄では、年間300回余りの不発弾処理の出動があるという。
ほぼ毎日、どこかで自衛隊が爆弾の処理をやっている計算になるが、それでも一向に爆弾は無くならない。
そんな中、土木工事中に誤って爆発事故を起こすこともしばしばだとか。
爆弾を不発に終わらせるためには、工事の前に「磁気調査」なるものにより、地中に埋もれる不発弾を見つけることが必須であるが、この事前調査、公共工事なら国から補助があるが、民間工事の場合は一切補助は無いとのこと。
その結果、事前調査には数十万から百万円単位の費用がかかるため、実施されないことの方が多いのである。

先日、我が家にも例の給付金の案内がきた。
確かこの“クソ政策”により、12兆円ばかりの金がバラまかれるんだったか。
本当に生きるために必要となる人には行き渡らないこの“死に金”。
全額沖縄に突っ込めば、2500t全てを撤去できたのではないだろうか。
全部は無理としても、その100分の1でも沖縄に投入していれば、多くの人の命を救う“生きた金”になったはず。

政府の偽善が、ざわわ、ざわわ、ざわわ…