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傾斜配点

同じ4教科校であって、配点は各校それぞれに特徴があります。

意外に4教科全部均等配点という学校は多くない。算国の配点が理科社会の配点に比べてやはり多くなります。

一般に算数の得点が合否を決める要因としては一番大きいと言われますが、算数さえできればいい、というわけでは当然ありません。ある程度バランスがとれていることが望ましいし、どれか1教科弱点になっているのはあまり好ましくはない。

ただなかなかそうバランスが常にとれるようにするのは難しいから、まず算数を伸ばし、その後、理科社会を追いかける、というようなやり方になるのが普通でしょう。

途中、多少バランスが崩れていても問題はありません。

むしろあまり、そういうバランスに気を取られて、時期に合った勉強ができないことの方が問題でしょう。例えば社会については、やはり後半、追い込んでいった方が良いと思うのです。忘れる心配が少なくなるし、覚えれば確実に点数が伸びるので、できるようになっているなあ、という手ごたえを感じられ、気持ちも前向きになります。

一方、国語は短期間集中して勉強したからと言って突然できるようにはならない。やはり継続して読解の練習をしたり、漢字を覚えたりということが積み重なって力がつく部分があります。

傾斜配点には、その学校の考えが色濃く反映されているわけで、対策も自ずと変わってこないといけない。

志望校が決まったら、配点も考慮に入れながら対策を考えていきましょう。


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