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基礎から応用への切り替え

今の子どもたちは、あるテーマについて基礎からある程度の応用まで幅広く学習することを要求されています。

ただ、基礎は割とパターン化されやすいが、応用はそうではないのです。

基礎ができて、応用ができない、というケースは多いと思うのですが、それは応用問題がいくつかの基礎を積み重ねて、複数の構造でできあがっていること。

算数で言えば、いくつかの解くステップを踏んで、最終的に答えにたどり着くわけだから、その問題の構造を切り分ける力が必要になる。

なので、それを最初からすべてうまくやろうとすると、相当にしんどいのです。

だから、5年生までは基礎に徹した方が良い。基礎を完全にマスターするなら、ひとつかふたつのステップで済むことが多いので、比較的マスターは容易です。

ただ入試問題は基礎だけでは出来ない。

だから、志望校が決まったところで、応用への切り替えを進めていく。

学校によってどのようなレベルまでの応用が必要なのかは、やはり違いがあります。その出題傾向によって、応用力を養っていく。

ただ応用の勉強は、基礎とは違います。つまり「すべてのパターンを網羅する」ことはできない。

何十万通りもあるであろうステップをパターン化すること自体が無理です。

ではどうするか?

その問題自体を分析できれば良い、と考えればいいのです。

だからじっくり取り組んで、分析できる力量を志望校のレベルに合わせて培えば良い。

だいたい、志望校が決まるのは6年生に入ってからであることが多いので、ここで応用へ切り替えられれば良い、ぐらいに考えて、5年生までに勉強を組み立ててください。


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中学受験 算数オンライン塾
6月1日の問題











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