中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
自習室
教室に所属する人数が多いところでは、なかなか難しいが、最近は個別指導の教室を中心に自習室を作るところが増えてきました。
家で勉強すればいいのに、と思われるかもしれませんが、実は、大学受験の塾や予備校では自習室がないとまず生徒は集まらない。
その流れがどうも、高校受験や中学受験にまで広がっている。
つまり、「勉強する環境」に追い込まないとなかなか勉強しない、ということなのです。
予備校の自習室は、もちろん冷暖房完備、それぞれの机の両脇に壁があり、かつ個別の照明まで用意されているが、逆にそれ以外はない。
また自習室だからおしゃべりは厳禁。ちゃんと係りの人がいて、うるさいと追い出される。
まあ、眠っている学生は良く見かけますが、それ以外は普通に勉強しています。
そこで、お母さんとしても、家で「勉強しなさい」と口うるさく言うよりは、塾の自習室で勉強してくれた方が良いと思いがちですから、つい行かせてしまう。
しかし、問題は管理にあります。
つまり、だれが見てないと、当然、漫画も読めるし、携帯のゲームだってできる。
もちろん、あとで「何をやってきたか?」をチェックすれば済む話ではあるのですが、あとで「何もやってきてない」と発覚しても時間がもったいない。
本人に勉強する構えがちゃんとできているか、自習室に塾のスタッフがいてある程度見ていてくれなければ「効果ゼロ」ということになりかねませんから、気を付けて。
それよりは自分の前において勉強させた方が良い、というケースも多いものです。
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夏休みが6月から
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今日の慶應義塾進学情報
男子の慶應3校受験
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算数5年前期第19回 算数オンライン塾「旅人算とグラフ(2)」をリリースしました。
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家で勉強すればいいのに、と思われるかもしれませんが、実は、大学受験の塾や予備校では自習室がないとまず生徒は集まらない。
その流れがどうも、高校受験や中学受験にまで広がっている。
つまり、「勉強する環境」に追い込まないとなかなか勉強しない、ということなのです。
予備校の自習室は、もちろん冷暖房完備、それぞれの机の両脇に壁があり、かつ個別の照明まで用意されているが、逆にそれ以外はない。
また自習室だからおしゃべりは厳禁。ちゃんと係りの人がいて、うるさいと追い出される。
まあ、眠っている学生は良く見かけますが、それ以外は普通に勉強しています。
そこで、お母さんとしても、家で「勉強しなさい」と口うるさく言うよりは、塾の自習室で勉強してくれた方が良いと思いがちですから、つい行かせてしまう。
しかし、問題は管理にあります。
つまり、だれが見てないと、当然、漫画も読めるし、携帯のゲームだってできる。
もちろん、あとで「何をやってきたか?」をチェックすれば済む話ではあるのですが、あとで「何もやってきてない」と発覚しても時間がもったいない。
本人に勉強する構えがちゃんとできているか、自習室に塾のスタッフがいてある程度見ていてくれなければ「効果ゼロ」ということになりかねませんから、気を付けて。
それよりは自分の前において勉強させた方が良い、というケースも多いものです。
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戦法
少々ややこしい場合の数を授業で解いてもらっていた時のこと。
A君は、最初から数え上げる作戦に出ました。
場合分けすると10通りあり、それをさらに書き出していくと、結構な数になることは傍目で見てもわかったが、とにかくどんどんやっていく。
B君は、問題をじっと睨んでいる。ときどき、いくつか書いてはみるが、先に進まない。
結局、A君は最後まで解き上げ、B君は答えを得ることができず、制限時間が終わりました。
B君は何を考えていたのか、といえば「絶対に書き出す以外に方法があるはずだ」ということ。
手数としては途方もない数になることは見えている。だから何か考え方があるはずだ、と。
しかし、結局制限時間内には解くことができずに終わりました。
A君とB君とどちらが良いか。
私は圧倒的にB君に軍配を上げます。
確かに入試ではA君の方が良いかもしれません。点数をとるために。しかし、もしかすると他の問題を解く時間もなくなってしまうかもしれないのです。これは1問の勝負だから、A君が正解を出せたことが評価されがちなのですが、実は入試は総点で決まるのだから、いざとなれば捨ててしまっでも問題ではない。むしろ、うまく解く方法がないかを考えた方が良いのです。
まして、今のところは塾で勉強をしているわけですから、失敗しても、できなくても問題ではない。むしろ、最初から「何か解法があるはずだ」という前提をあきらめてしまうことは危険だと思います。
毎月テストがあるし、点数をとる、ということが重要ではあるのだけれど、しかし、目先の点数に眼を奪われて本当に考える力がついていないとすれば、それは危険なことです。
解説をしたとき、明らかにB君の方がよくわかっていました。
「なるほど、その手があったのか!」
きっと、彼は次はその手を使えるでしょう。A君はまた書き出す戦法に出てしまうかもしれませんが。
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第88回 学校別対策は家庭が組み立てるべき
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中学受験 算数オンライン塾
6月19日の問題
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場合分けすると10通りあり、それをさらに書き出していくと、結構な数になることは傍目で見てもわかったが、とにかくどんどんやっていく。
B君は、問題をじっと睨んでいる。ときどき、いくつか書いてはみるが、先に進まない。
結局、A君は最後まで解き上げ、B君は答えを得ることができず、制限時間が終わりました。
B君は何を考えていたのか、といえば「絶対に書き出す以外に方法があるはずだ」ということ。
手数としては途方もない数になることは見えている。だから何か考え方があるはずだ、と。
しかし、結局制限時間内には解くことができずに終わりました。
A君とB君とどちらが良いか。
私は圧倒的にB君に軍配を上げます。
確かに入試ではA君の方が良いかもしれません。点数をとるために。しかし、もしかすると他の問題を解く時間もなくなってしまうかもしれないのです。これは1問の勝負だから、A君が正解を出せたことが評価されがちなのですが、実は入試は総点で決まるのだから、いざとなれば捨ててしまっでも問題ではない。むしろ、うまく解く方法がないかを考えた方が良いのです。
まして、今のところは塾で勉強をしているわけですから、失敗しても、できなくても問題ではない。むしろ、最初から「何か解法があるはずだ」という前提をあきらめてしまうことは危険だと思います。
毎月テストがあるし、点数をとる、ということが重要ではあるのだけれど、しかし、目先の点数に眼を奪われて本当に考える力がついていないとすれば、それは危険なことです。
解説をしたとき、明らかにB君の方がよくわかっていました。
「なるほど、その手があったのか!」
きっと、彼は次はその手を使えるでしょう。A君はまた書き出す戦法に出てしまうかもしれませんが。
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ミスはなくならない?
テストのやり直しをすると、いろいろミスが見つかります。
「太郎君が追い越すのか!」
「三角形ADEの面積?ACEじゃないの?」
「なんで繰り上がってないんだろう。」
などなど。
ミスがなくなれば、合格する、その通りだと思うのですが、ミスはなくならない。なかなか0にはならないものです。
ただ、発生率を抑えることはできるかもしれません。
そのためには子どものミスの原因を探ることが一番。
「ミスしちゃだめよ!」
と言っても、本人だってわかっているのです。でもやるのはなぜか?そこを探求しないといけない。
条件を読み違える。自分の書いた字を間違える。条件を読み飛ばす。
何が多いのかを調べて、具体的に直す方法を見つけ出すことです。叱ってもしかたがない。むしろ論理的に説明する。
「これまでのミスのうち40%が問題の読み違いだ」
と言われると、そりゃあ何とかしなきゃ、と本人も思います。ではどうやって問題の読み違いを直すか。
下線を引く。数字の部分を丸で囲む。答えが出たら、もう一度問題文を読む。いろいろやり方はあるでしょうが、一番効果のあるやり方を見つけることです。
このルーティンを早く見つけ、実行できることができたならば、ミスは減ります。
ただし、0にはならないと思った方が良い。
あくまで発生率を抑える。それだけでも十分に合格点に達するのですから。
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円柱に紙を巻きつける
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サウナはなぜやけどしない?
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ミスがなくなれば、合格する、その通りだと思うのですが、ミスはなくならない。なかなか0にはならないものです。
ただ、発生率を抑えることはできるかもしれません。
そのためには子どものミスの原因を探ることが一番。
「ミスしちゃだめよ!」
と言っても、本人だってわかっているのです。でもやるのはなぜか?そこを探求しないといけない。
条件を読み違える。自分の書いた字を間違える。条件を読み飛ばす。
何が多いのかを調べて、具体的に直す方法を見つけ出すことです。叱ってもしかたがない。むしろ論理的に説明する。
「これまでのミスのうち40%が問題の読み違いだ」
と言われると、そりゃあ何とかしなきゃ、と本人も思います。ではどうやって問題の読み違いを直すか。
下線を引く。数字の部分を丸で囲む。答えが出たら、もう一度問題文を読む。いろいろやり方はあるでしょうが、一番効果のあるやり方を見つけることです。
このルーティンを早く見つけ、実行できることができたならば、ミスは減ります。
ただし、0にはならないと思った方が良い。
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朝ごはんを食べない子
夜遅くまで勉強していたり、夜更かしをすると当然次の日の朝は眠い。
したがって、ついギリギリまで寝ているから、朝ご飯を食べない子は少なくありません。
また、女の子の中にはダイエットだといって朝ご飯を食べない子もいます。
しかし、こういう子に限ってお菓子は食べているのでアンバランスな食生活になってしまう。
食べ過ぎても良くないが、朝はやはりちゃんと食べた方が良いのです。
子どもたちは成長期ですから、伸びるためには十分な栄養と休息が必要です。
これは体ができ上がった大人とは違います。成長のために新陳代謝は活発だから、朝から栄養不足になってはいけない。
しかし、ついお父さんもお母さんも食べないから、というので給食まで何もなしというのは、やはり問題でしょう。
小学生の受験準備は、大学受験とは違います。ここで体の礎を作るわけだから、寝るべきだし、食べるべきなのです。
だから、朝型以外に選択肢はないと思うのです。
昔、小学生の塾がなく、テスト塾ばかりだったのは、子どもは早く寝るものだったからです。
]
今はその感覚がなくなりすぎている感じがします。6年生にもなれば、それなりに無理の利く子もいるだろうが、だからといってそれが成長にプラスになるわけがない。
私が朝型を強くお勧めしているのはそのためです。
勉強するなら、早く寝て、早く起きてやる方が休んでいる分効率がよい。
ただし、それは早く寝て十分に睡眠時間が確保できてできることであって、夜遅くまで起きていての朝型などありえません。
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東京都公立一貫校入試日程
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中学受験 算数オンライン塾
6月17日の問題
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しかし、こういう子に限ってお菓子は食べているのでアンバランスな食生活になってしまう。
食べ過ぎても良くないが、朝はやはりちゃんと食べた方が良いのです。
子どもたちは成長期ですから、伸びるためには十分な栄養と休息が必要です。
これは体ができ上がった大人とは違います。成長のために新陳代謝は活発だから、朝から栄養不足になってはいけない。
しかし、ついお父さんもお母さんも食べないから、というので給食まで何もなしというのは、やはり問題でしょう。
小学生の受験準備は、大学受験とは違います。ここで体の礎を作るわけだから、寝るべきだし、食べるべきなのです。
だから、朝型以外に選択肢はないと思うのです。
昔、小学生の塾がなく、テスト塾ばかりだったのは、子どもは早く寝るものだったからです。
]
今はその感覚がなくなりすぎている感じがします。6年生にもなれば、それなりに無理の利く子もいるだろうが、だからといってそれが成長にプラスになるわけがない。
私が朝型を強くお勧めしているのはそのためです。
勉強するなら、早く寝て、早く起きてやる方が休んでいる分効率がよい。
ただし、それは早く寝て十分に睡眠時間が確保できてできることであって、夜遅くまで起きていての朝型などありえません。
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志望校が決まりません!
夏休み前に保護者面談をして、一応第一志望校の確認をします。
夏休みの学校別対策を決めるためなのですが、あるお母さんと話をしたときのこと。
「志望校が決まりません!」
と言われました。
「先生が言われるように、一応成績は二の次にして、家から1時間で通えるところで、ウチの子に合いそうな学校を調べたんですけど・・・」
「はい」
「どの学校もいい学校で。施設が良い学校もあるし、校長先生のお話が良くて、ああ、いいなあ、って思う学校もあるし、本人はサッカーがやりたいから、グラウンドが芝生だともう目の色変わるし。先生、決まりません!」
なるほどと思いました。
それぞれの学校が、それぞれに良い点をアピールし、イベントもやって楽しそうな雰囲気も作っているわけだから、確かに決められない面があるでしょう。
そこで・・・。
点数化していただきました。
1 校風 5点満点
2 教育方針(校長先生の話) 5点満点
3 施設 5点満点
4 入試傾向の相性 5点満点
5 クラブ活動 5点満点
合計25点満点です。成績は入りません。成績は伸ばすものだから。
点数をいれていただいたところ、1校決まりました。
「うん、この学校いいかも。」
とお母さんも納得いただいて、もう一度家族で話し合うことになりました。
確かにいろいろな要素があるので、点数化してみるのも一つの方法かもしれません。
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速さの文章題
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過去1年間の成績を調べてみると
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「はい」
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なるほどと思いました。
それぞれの学校が、それぞれに良い点をアピールし、イベントもやって楽しそうな雰囲気も作っているわけだから、確かに決められない面があるでしょう。
そこで・・・。
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1 校風 5点満点
2 教育方針(校長先生の話) 5点満点
3 施設 5点満点
4 入試傾向の相性 5点満点
5 クラブ活動 5点満点
合計25点満点です。成績は入りません。成績は伸ばすものだから。
点数をいれていただいたところ、1校決まりました。
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とお母さんも納得いただいて、もう一度家族で話し合うことになりました。
確かにいろいろな要素があるので、点数化してみるのも一つの方法かもしれません。
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学校別対策コース
夏期講習から、学校別対策コースがスタートする塾があります。
学校別対策コースで何をやるか?
1つの学校に対する対策コースであれば、その学校の過去問の類題を演習していく、というところが多いでしょう。
前半は特に良く出題されるテーマを集め、例えば速さなら、速さ、平面図形なら平面図形というテーマを決めて過去の問題や類題を演習します。
一通りテーマ演習が終われば、あとは実践演習あるのみ。
解答用紙も問題用紙も本番そっくりの教材を用意して時間を決めて解いていく。そして添削と詳しい解説、と進んでいくのが普通でしょう。
時間の関係からすべての教科をやれない場合は、科目を選択してその練習を進めていく場合もあります。
したがって、一番重要なのは教材。
先生の技量もさることながら、ここで使われる教材の出来でこのコースの効果は決まってくるので、各塾ともこの教材の開発に力を入れます。
一度作ったらOKということにはならない。
次の年の問題が出てくるわけだから、その問題を分析した上で不足していればさらに開発することになります。
だから、新規の学校別対策を作るのはなかなか労力がいる。
ので、あまり集まらない可能性のある学校の対策はどうしても、パックされてきます。
つまり、付属校対策コース、とか××中対策コース(××にはそれぞれの塾が考案した名前が入ります。例えばハイクラス中学とか。)
しかし、この場合はどうしても最大公約数的な色彩になる部分がある。実際に授業を受けてみたけれど、自分が受験する学校の問題とやや違う、と感じる場合もあるかもしれません。
パックされたコースを受けるか、他塾の専門コースを受けるか、これはなかなか悩みどころですが、一度調べてみてもいいかもしれません。
実際に自分の受験する学校の問題の類題ができるのであれば、子どもたちの気持ちも積極的になるので上手に使えば効果は上がるでしょう。
ただし・・・
塾を増やすということは、その復習をやったり、宿題をやる時間が増えるので、時間のバランスも考えておかなければなりません。あれも、これもとやっていくことはできないので、全体の勉強時間も考えて判断してください。
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力のつりあいの問題
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中学受験 算数オンライン塾
6月15日の問題
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学校別対策コースで何をやるか?
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一通りテーマ演習が終われば、あとは実践演習あるのみ。
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時間の関係からすべての教科をやれない場合は、科目を選択してその練習を進めていく場合もあります。
したがって、一番重要なのは教材。
先生の技量もさることながら、ここで使われる教材の出来でこのコースの効果は決まってくるので、各塾ともこの教材の開発に力を入れます。
一度作ったらOKということにはならない。
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だから、新規の学校別対策を作るのはなかなか労力がいる。
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つまり、付属校対策コース、とか××中対策コース(××にはそれぞれの塾が考案した名前が入ります。例えばハイクラス中学とか。)
しかし、この場合はどうしても最大公約数的な色彩になる部分がある。実際に授業を受けてみたけれど、自分が受験する学校の問題とやや違う、と感じる場合もあるかもしれません。
パックされたコースを受けるか、他塾の専門コースを受けるか、これはなかなか悩みどころですが、一度調べてみてもいいかもしれません。
実際に自分の受験する学校の問題の類題ができるのであれば、子どもたちの気持ちも積極的になるので上手に使えば効果は上がるでしょう。
ただし・・・
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水筒を持つ
暑い時期になってきました。
塾にお弁当を持っていけないところもありますが、水筒は持っていけるはずです。
で、夏の暑い盛りは塾に水筒を持たせると良いでしょう。
中身は麦茶でも、水でもいい。とにかく水分補給を忘れずにすることです。
塾の教室はクーラーが利いているから大丈夫ではないか、と思いがちですが、行き帰りの暑さや温度の変化への対応ができなくて「気持ち悪い」と言い出す子どもはこの時期結構多いのです。
水分をしっかり取っていればそれなりに汗を出せるので、やはり水分補給は欠かせません。
塾のカバンの中に
汗拭き用のタオル、水筒、そしてクーラーが当たりすぎる場合に備えて羽織れるもの、
の3点は入れておくと良いでしょう。
実際、子どもたちは本当によく汗をかくし、それは新陳代謝がしっかりしている証拠。その分、水分は絶対に必要なのです。
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宿題の多い塾
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今日の慶應義塾進学情報
絵を描きなれる
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で、夏の暑い盛りは塾に水筒を持たせると良いでしょう。
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塾の教室はクーラーが利いているから大丈夫ではないか、と思いがちですが、行き帰りの暑さや温度の変化への対応ができなくて「気持ち悪い」と言い出す子どもはこの時期結構多いのです。
水分をしっかり取っていればそれなりに汗を出せるので、やはり水分補給は欠かせません。
塾のカバンの中に
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の3点は入れておくと良いでしょう。
実際、子どもたちは本当によく汗をかくし、それは新陳代謝がしっかりしている証拠。その分、水分は絶対に必要なのです。
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口を出す前に
6年生ぐらいになると、自分なりにやりたいと思うことが出てきます。
それが親から見るとだらしなく見えたり、ちゃんとやっていないように見える。
で、小さい時からのくせでいろいろ口を出す。
それが子どもにはうるさく感じられる。だから、親の言うことを聞いているようで、聞いていない。
聞いていないのがわかるから、また腹が立つ。で、また口を出す。
行くところまで行くと家庭内バトルに発展します。お父さんが帰ってきたがらなくなったりする。
子どもにも問題があるし、親にも問題があるわけですが、小さい時から育てている分、親は子どもが大きくなったことを受け入れられない面があります。
そのくせ、常識的な判断は求める。時間が来たら勉強するもの。学校の宿題は先にやっておくなんて当たり前、だと思っているから、それをやっていないとまた腹が立つ。
つまり、子どもは中途半端に成長しているわけで、それは当たり前の話なのだが、その中途半端が気に入らないわけです。
悪いことをすれば注意すべきだし、叱らなければいけない。一方でどうでもいいこともあるにはある。
だから、思ったことをすぐ口にしないことです。
自分の子どもだから、ついそこを考えない。ぱっと感じたら、ぱっと言ってしまう。言ってしまうとなかなか後戻りできません。
子どもは中途半端に成長するものです。
だから、親の方の対応がそれを上回らないといけない。
子どもはかくあるべし、みたいなイメージを作り上げてしまうと、親のストレスはもっと大きくなりますから、まずそこから脱する。
そして、どうすればよいか、考える。あるいはお父さん、お母さんで相談してもいいかもしれない。そうやって話していくうちに、子どもの成長を受け入れる余裕と、さらにそれを伸ばすアイデアが生まれてくるでしょう。
そうやっていくうちに、親も子どもの気持ちがわかり、子どもも親の気持ちがわかってくるものです。
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名物先生の出題
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中学受験 算数オンライン塾
6月13日の問題
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で、小さい時からのくせでいろいろ口を出す。
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聞いていないのがわかるから、また腹が立つ。で、また口を出す。
行くところまで行くと家庭内バトルに発展します。お父さんが帰ってきたがらなくなったりする。
子どもにも問題があるし、親にも問題があるわけですが、小さい時から育てている分、親は子どもが大きくなったことを受け入れられない面があります。
そのくせ、常識的な判断は求める。時間が来たら勉強するもの。学校の宿題は先にやっておくなんて当たり前、だと思っているから、それをやっていないとまた腹が立つ。
つまり、子どもは中途半端に成長しているわけで、それは当たり前の話なのだが、その中途半端が気に入らないわけです。
悪いことをすれば注意すべきだし、叱らなければいけない。一方でどうでもいいこともあるにはある。
だから、思ったことをすぐ口にしないことです。
自分の子どもだから、ついそこを考えない。ぱっと感じたら、ぱっと言ってしまう。言ってしまうとなかなか後戻りできません。
子どもは中途半端に成長するものです。
だから、親の方の対応がそれを上回らないといけない。
子どもはかくあるべし、みたいなイメージを作り上げてしまうと、親のストレスはもっと大きくなりますから、まずそこから脱する。
そして、どうすればよいか、考える。あるいはお父さん、お母さんで相談してもいいかもしれない。そうやって話していくうちに、子どもの成長を受け入れる余裕と、さらにそれを伸ばすアイデアが生まれてくるでしょう。
そうやっていくうちに、親も子どもの気持ちがわかり、子どもも親の気持ちがわかってくるものです。
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過ぎたるは及ばざるがごとし
以前、ある子どもの学習計画表を見ていたときのことです。
その計画表のもとは私が作ったもので、一番短い単位は30分になっていたのですが、これが3つに分かれている。
つまり10分単位で、やることがかわる。
漢字をやったかと思うと、算数の復習をして、次に理科の宿題、そんな感じ。すべてが10分単位というわけではないが、かなりいろいろなことが詰め込まれている。
「こんなにたくさんやるの?」
「やること多いから。」
というので、お母さんと面談をしました。
「もう少しやることをしぼりましょうか?」
「でも課題が多くて。いろいろできないことが多いから、ついあれもこれもとなってしまってはいるのですが。」
「確かに課題は多いでしょうけど、これだと多分解決できないと思いますよ。」
「・・・・」
「次に、次に、と進んでいくと終わらなきゃいけない、に視点がかわってしまいます。本当はわからなきゃいけない、できるようにならなきゃいけない、ということなので、その余裕がない以上、先先、できるようにはなりません。
やることをここに書きましたから、これでもう一度考えてみてください。」
お母さんに渡した課題はその子がやっているものの半分程度になりました。
「それでもしっかりやろうと思うと、時間が足りないかもしれないので、AとBに分けてあります。Aは絶対にがんばってほしいこと。Bはまあ、時間がなければ仕方がない、ということで。計画ができたらまた見せてください。」
ということで、次の授業の時に本人が持ってきた計画表は比較的すっきりしていました。
「勉強はどう?」
「うん、時計を見る機会が減ったかな。」
「時計?」
「そう、机の上に置いてあるんだけど。でも見なくて済むようになった。」
それだけじっくり考えていれば、力はついてくるでしょう。
過ぎたるは及ばざるがごとし、です。
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第87回 手厚い塾
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その計画表のもとは私が作ったもので、一番短い単位は30分になっていたのですが、これが3つに分かれている。
つまり10分単位で、やることがかわる。
漢字をやったかと思うと、算数の復習をして、次に理科の宿題、そんな感じ。すべてが10分単位というわけではないが、かなりいろいろなことが詰め込まれている。
「こんなにたくさんやるの?」
「やること多いから。」
というので、お母さんと面談をしました。
「もう少しやることをしぼりましょうか?」
「でも課題が多くて。いろいろできないことが多いから、ついあれもこれもとなってしまってはいるのですが。」
「確かに課題は多いでしょうけど、これだと多分解決できないと思いますよ。」
「・・・・」
「次に、次に、と進んでいくと終わらなきゃいけない、に視点がかわってしまいます。本当はわからなきゃいけない、できるようにならなきゃいけない、ということなので、その余裕がない以上、先先、できるようにはなりません。
やることをここに書きましたから、これでもう一度考えてみてください。」
お母さんに渡した課題はその子がやっているものの半分程度になりました。
「それでもしっかりやろうと思うと、時間が足りないかもしれないので、AとBに分けてあります。Aは絶対にがんばってほしいこと。Bはまあ、時間がなければ仕方がない、ということで。計画ができたらまた見せてください。」
ということで、次の授業の時に本人が持ってきた計画表は比較的すっきりしていました。
「勉強はどう?」
「うん、時計を見る機会が減ったかな。」
「時計?」
「そう、机の上に置いてあるんだけど。でも見なくて済むようになった。」
それだけじっくり考えていれば、力はついてくるでしょう。
過ぎたるは及ばざるがごとし、です。
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第87回 手厚い塾
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集団指導と個別指導
ある地方の高校受験塾で、話を聞いたときのこと。
「高校受験の塾生の半分は実は個別指導なんです。」
「そんなに多いんですか?」
「多くの子どもたちは部活をやっている、ということもあるのですが、先生もご存知の通り、高校受験生の半分がほぼ大学受験をするわけですが、このレベルの高校を受験する生徒は集団になることが多い。しかし、そのレベルについていけないとなると、個別指導で何とかするしかないのです。」
「競い合いができる子は集団になる?」
「そういう感じかもしれませんね。実際に集団指導の方が、他の生徒からの刺激があってがんばる部分があるが、その刺激がかえって仇になる場合もあるわけです。」
最近は個別指導の塾が多くなりましたが、これにはやはり多少のリスクがあると考えても良いかもしれないと思います。私自身が個別指導をやってみたときのことを考えてみても、やはり子どもが理解できるペースに合わせる。そのペースが受験に間に合うかどうか、あるレベルを突破できるかどうか、ということになるとそうではない。
しかし、本人がわからなければ指導はまったく意味がないわけで、良くわかるまで、とつい手を下しがちになる。その結果として、子ども自身が自分で何とかする部分が少なくなってくるようにも思えるのです。
これは過保護と似たようなところがある。
してあげることを多くすれば、当然子どもはしなくてすむから、自分でやらない。
そういう意味で考えると、すぐ個別指導へ、というトレンドは多少考えておかないといけないのではないかと思えるのです。
実際に個別指導に移って、その後、また集団へ戻って他の生徒と伍せるようになるか、といえばその率があまり良くないような気がする。別にデータを見て言っている話ではありませんが、そういう感じがします。
特に中学受験の場合、すべてを個別指導にしてしまうのはそのリスクがあると思うので、出来る限り集団指導を残しておいた方が良いでしょう。
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図形を組み合わせる問題
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中学受験 算数オンライン塾
6月11日の問題
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「競い合いができる子は集団になる?」
「そういう感じかもしれませんね。実際に集団指導の方が、他の生徒からの刺激があってがんばる部分があるが、その刺激がかえって仇になる場合もあるわけです。」
最近は個別指導の塾が多くなりましたが、これにはやはり多少のリスクがあると考えても良いかもしれないと思います。私自身が個別指導をやってみたときのことを考えてみても、やはり子どもが理解できるペースに合わせる。そのペースが受験に間に合うかどうか、あるレベルを突破できるかどうか、ということになるとそうではない。
しかし、本人がわからなければ指導はまったく意味がないわけで、良くわかるまで、とつい手を下しがちになる。その結果として、子ども自身が自分で何とかする部分が少なくなってくるようにも思えるのです。
これは過保護と似たようなところがある。
してあげることを多くすれば、当然子どもはしなくてすむから、自分でやらない。
そういう意味で考えると、すぐ個別指導へ、というトレンドは多少考えておかないといけないのではないかと思えるのです。
実際に個別指導に移って、その後、また集団へ戻って他の生徒と伍せるようになるか、といえばその率があまり良くないような気がする。別にデータを見て言っている話ではありませんが、そういう感じがします。
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