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試験範囲のない試験で、点数がとれない子

カリキュラムに対応したテストだとそれなりに得点できるのだが、試験範囲がないテストだと点数がとれない、という子がいます。

入試は当然、試験範囲がないわけで、したがって試験範囲がないテストで点数を取ることの方が大事なのですが、どうもうまくいかない。

この原因はカリキュラムテストへの対策にあることが多い。つまり、公式丸覚え、知識丸覚えだけで問題をこなしてしまう。漢字と知識でそこそこ点数を取ってしまうと、本来考える力がついていかなければいけないのが、そうならない。

すべてのパターンを網羅する、というような勉強の仕方はなかなかできないので、やはり出題されたその問題に対応する力をつけていかないといけない。入試では、はじめて見る問題が出ることは当然たくさんあるわけで、その場、その場で問題を考え、解答を出していかなければならないのです。

だから、知識や漢字に得点を頼らない。

まずは算数や国語で点数をしっかりとれるようにしていくことです。つい目先の点数にこだわってしまって、知識頼りになってしまうと、試験範囲のない試験で、点数がとれない、ということになってしまう。

確かにクラスの昇降は気になるところではあるのですが、入試に合格することに目標があるので、勉強の組み立て方を変えていかないといけません。

特に国語の読解で点数をとれないと厳しいことになってくるので、読解の勉強に手を抜かないように気をつけてください。




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家での勉強時間を確保する

6年生の2学期はさらに通塾時間が増える塾がほとんどです。

週5日、週6日塾に行く子どもたちも増えるのですが、しかし受験前になるとどうしても自分の課題を実践する時間が必要になります。

例えば知識の暗記。あるいは過去問。あるいはどうしてもわからないテーマの解決。

ところが塾の日数が増えているので、なかなかこの時間を確保できない。

特に大事なのは試験の復習。せっかく時間をかけて受験したのだから、できなかったところはしっかり解決していかないといけない。

なので、家で勉強する時間を確保するのを忘れないでください。




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あくまで文中に根拠を求める

例えば物語文を読んで、書かれている以上に物語の展開を考えたり、新たなエピソードを創造する子がいます。

あるいは詩を読んで、同じようなモチーフで別の詩を書きたくなったりする子もいるでしょう。

こういう創造力というものは、やはりその子の個性がよく表れているところであり、将来的にはまた違った成長を遂げて新たな作品を誕生させてくれるかもしれません。

しかし、こと中学受験の国語というのはそういうものではないのです。

ありていに言えば、そこに何が書いてあるのか、客観的につかむということが大事になってくる。

百人が読んで百人とは言わないまでも90人ぐらいはそう読む、というような解釈に基づいているのです。

問題を作る先生の立場で考えてみると、当然作者ではないわけで、自分がこう読んで設問を作った時に、その答えが複数あるというのはまずい。塾や出版社から疑問の声が上がらないように、ということを考えていくと「文中にこう書いてある」という根拠が明確であるような問題になっていくのがふつうです。

ところが自分で想像を膨らませたりしていくと、そういう根拠は見えなくなってしまう。また、自分を登場人物に置き換えてしまうと、「なんでそういう行動をするのかわからない」こともあり得るでしょう。

だから、あくまで文中に根拠を求める、という考え方でいかないといけない。

これは国語力とは多少ニュアンスが違う部分なのです。

本が好きだったり、文章をよく読む子が国語の点数がとれない場合、この罠に引っかかっている可能性があるのです。

これはやはり入試独特なところがあるので、そこをしっかり体得して行く必要があるのです。




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受験勉強に飽きた

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計算用紙は使わない

過去問を解き始めると、計算用紙をほしがる子が出てきます。

確かに解くところは必要なのだけれど、その計算用紙の使い方を見ていると、乱暴に筆算が書いてあるだけで、どこに何が書いてアあるのかはまったく要領を得ないものがほとんどです。

で、こういう計算用紙の使い方をする子はできるようにはなりません。

やはりノートにやり方を書いて、筆算も横に書いて、それで自分の解き方を確認しながら解いていける子ができるようになる。

また間違いなく合格します。

なぜか?

もちろん確実性が高いからです。

乱暴に筆算を書くということは、それだけミスを起こす確率が高くなる。

しかも、一度間違えると修正が利かない。

これから、過去問を解く機会が増えると思いますが、過去問を解くスペースはノートに、整理して書くようにしてください。



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過去問の得点よりも大事なこと

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題意を正確に捉えられるか

最近の入試問題は問題文が長くなりました。

その長い問題文に意味がある場合とない場合があります。

つまり、問題文を読み飛ばしても、特に問題なくスイスイと解ける場合。小問さえ読んでいけば問題が解ける問題があります。一方、ていねいに問題文を読んでいかないと、解けない問題も当然ある。

特に算数では問題文の条件が細かく指定される。速さの問題は特にそうでしょう。したがってその条件をしっかり把握できるか、というのが問題を解く上で一番重要になってきます。

グラフを描いたり、図を描いたり、表にまとめたり。

そういうことをていねいに自分でやることが大事ですが、なかなかうまくいかない場合は、やはり答えを写していく事も大事です。

つまり解説の図を自分でノートに写す。

何となく解説を読んでいるとわかった気になっているが、自分でグラフや表を書けないと同じように解くことはできません。

ああ、ここ大事だなあ、というところはノートに図や表を写して、その書き方も覚えていきましょう。




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偏差値時代の終幕

大学受験が大きく様変わりしています。

原因は少子化。予備校は浪人生が激減して、閉鎖が続いていますが、実は大学にとっても定員確保は非常に大きな課題なのです。

そこで出てきたのが、早期囲い込みと推薦入試。

今年明治が明大世田谷に変わりますが、これまでも実に多くの学校が大学の付属校化していました。2022年、一般入試による合格の割合は早稲田で56%しかなく、残りの44%は付属校からの進学か、推薦入試。

慶應義塾大学も57%になっています。さらに全国の大学の入学者の総合型(旧OA)の合格者は過半数を超え、多くの受験生は推薦1校で年内に入試を終えてしまうのです。

年内入試が主流になれば一般入試の難易度を示す偏差値は意味を失うことになるので、偏差値時代の終幕が近づいている、と言われているわけです。

これまで日本の大学は入るのは難しいが、卒業は簡単、と言われてきました。しかし、入学も簡単になってくると、やはり大学教育の中身が問われてくることになるわけで、実際に大学での学びなおしの必要性は以前から指摘されてきました。

が、大学入試で一発入試が減少していることは間違いありません。

では、中学受験は?

中学受験はまだ入試比率が全人口の10%台なので、ここまでいくことはしばらくはなさそうですが、学校選びの基準がやはり変わってきていることは事実。どれだけ指定校推薦の枠を持っているかが、新たな基準に入ってきました。



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2学期をどうするか

夏休みの勉強が進んでいますが、6年生の夏休みのテーマは大きく分けて2つあります。

ひとつは復習。これまでいろいろ勉強していろいろなテーマを勉強してきましたが、入試で出題されるものはやはり5年生の夏休み以降で習ったことがほとんどになります。で、その中で不十分なテーマがないかをチェックする必要がある。

良くわかっていなかったとか、あるいは不得意になっているものをつぶしていく。ただし、この場合難しい問題をやる必要はない。基礎がきっちりできていればいいわけです。また知識の分野はあまりできていなくても気にしない。覚えれば解決することは覚える体制を整えてからでよいので、そうなると対象は算数と理科計算、国語の読解に絞られるでしょう。

国語の読解は淡々と練習を積み重ねる必要があるので、これも除外すると、算数と理科計算の基礎をしっかり確認する、ということに絞り込めれば良い。

で、ここで夏休みが終わったとしても問題はありません。

ただ、できれば第一志望、第二志望の過去問の勉強をさらに進めたいところではあります。これが第2のテーマ。

で、この2番目は秋にずれ込んでいきます。

では秋のテーマは
過去問、知識の暗記、そして復習。

復習は毎回の授業、そして模擬試験の復習があります。これが結構大変ではあるものの、やらないと授業や模擬試験を受けた意味がない。

で過去問も復習もそうですが、個々にわからないことがたくさん出てくる。これをどう処理するのか、が2学期の学習体制の根幹です。

塾の先生にどんどん質問できればいいけれど、それが可能かどうかは、これまでの状況でわかるでしょう。その体制をつくっておかないといけない。

さらに、過去問はかなり時間がかかります。しかし多くの塾の場合、2学期に授業が増える。増えると当然復習の時間も増えるから、さらに家で勉強する時間が減る。

ところが過去問は自分でやらなければいけないところがほとんどなのです。だから授業を増やしたら良いとはいえない。フリーダムの学校別のようにその授業で過去問の面倒を見てくれるのであればいいわけですが、そうでない場合もあるからここも考えておかないといけません。

お盆休みから過去問の練習に入る塾も多いでしょうから、進み具合に合わせて2学期の体制を考えておきましょう。





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子どもに負担ばかり強いてよいのか?

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一人で勉強したい

塾にもいじめはあります。

ただ、塾は比較的対応が早い。学校のようにあまり時間をかけない。切り離すなら、切り離す。

クラスを変えるならクラスを変える。

その子たちを変える、ということはやらない。対処療法と言えばそれまでですが、とにかく切り離しておしまいにすることは多いのです。

で、そういうことにわずらわしさを感じるから個別を選ぶ子も多い。

まあ、確かにいろいろ考える必要はなく、ただ自分の課題に集中したいというのは、よくわかりますし、受験勉強ですから、そちらの方が大事。

「なぜうちの方が」、と考えがちですが、一刻も早く問題を解決してしまった方が良いでしょう。



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ここを勉強してほしい

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親がまず認めてあげないと

子どもたちの成長にはやはり自己肯定感が最も重要です。

そのためにはやはり人から認められる経験が大きいわけですが、小さいうちはそのチャンスはそれほど多くはない。

テストなどは、どちらかといえば批判される題材になりやすい。だから子どもは褒めないといけない、のです。

で、一番褒めてくれるのはやはりお父さん、お母さんでないといけないと思います。

逆に親が褒めてくれないと、自己肯定感はなかなか育ちにくい。

「君は~ができるから」というお父さん、お母さんの言葉が子どもの自信をはぐくむことは多いのです。

お盆休みでお父さん、お母さんが子どもと一緒にいる時間が長いと思うので、ぜひこの休み中、大いに認めてあげてください。結構成長していると思いますよ。




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お盆休み

ここからお盆休みに入る塾が多いかと思います。

まあ、ここで一息。

楽しい家族の時間をぜひ過ごしてもらいたいと思います。6年生も別にそういう時間を過ごしてもかまわないのだけれど、実際はまだ講習がある、とか、あるいは過去問の課題に追われるとか、きっとそういう予定になっているところもあるかもしれません。

せっかく塾が休みなのだったら、ここで少し気分転換をするのも大事。

ずっと勉強してるとストレスもたまるから、上手に気分転換しましょう。

しかし、この暑さ。クーラの下で勉強した方が良い?



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