スローがいい

おろした荷物はゆっくり ほどきました~♪
09・01・18

 視線の先

2015-04-04 11:44:11 | 花時計       



            < あそこに此処に >タイトル完にやっと辿り着いた4月1日。
            折も折  地方紙に掲載された切抜きをFAXしてきた妹。
            投稿以降しばらくの間に諦めかけていた矢先だったという。
            その記事を転載します。


                    【 お部屋係 】   2015.4.1付

              一度は観光に行ってみたいと思った地への実現に
              胸を躍らせ姉と出発した。

              海の中にある赤い大鳥居をフェリーから見る。
              遠いためかあまり大きさを感じない。
              でも夜の観光では、干潮のため歩いて大鳥居をくぐることができた。
              やっぱり大きさを実感、感激した。


  
            宿泊先のホテルにチェックインし部屋に案内される時のこと。
              部屋係の若い彼女が2個の鍵を持ってエレベーターへ。
              5階で降りドアに鍵を 「 あれ? あれ? 」 の声と鍵を回す音。
              もう一つの鍵を差し込み回してみたが同じく開かない。

              フロントへ戻ろうとした時 「 部屋の番号が違うのでは? 」
              姉の一言に隣の部屋のドアに鍵を差し込んでみたら開いた。
              先の部屋が開いたらそれこそ大変!
              開かなくて良かったねと
彼女に声をかけ部屋に入った。


      
        彼女は色々説明し、お茶を入れますからと
              私達から見えない所で
お茶の用意をした。
              お盆に二人分のふたつき茶碗をのせ 「 どうぞ 」 と言って
              茶碗に手を添えテーブルに置くと同時に
              「 すみません 」 と言い
茶碗を下げた。
              どうしたのかと不思議に思った。


      
        茶碗が熱くないので気が付いたのだろう。
              お茶を注ぐのを忘れたみたいだった。
              本番のお茶はおいしいお茶だった。

              一生懸命な彼女の姿や笑顔で自然体のおもてなしにも満足し
              歴史ある宮島を後にした。


             

              懐かしむほど時間は進んでないが元気に楽しかった日々。
              花時計に刻もうとするベスト企画を  自負するのでした。

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