またも？

 

　　　　　　　　　　　　　ドアを叩き続ける音とインターホンが同時に鳴り
　　　　　　　　　　　　　どんなに急を要すものかとドアアイを覗く。

　　　　　　　　　　　　　そこには中の様子を窺う　　お隣さん の顔が大写し！


　　　　　　　　　　　　　一瞬あの時のことが重なった｡｡｡


　　　　　　　　　　　　　滴る血をタオルで拭いながら立っていた姿に慌て
　　　　　　　　　　　　　救急車に　　同乗したっけなぁ～


　　　　　　　　　　　　　あれ以来　　室内で転倒しては骨折を繰返し
　　　　　　　　　　　　　歩行ままならぬ今｡｡｡
　　　　　　　　　　　　　ヨチヨチ歩きで急を知らせる事態とは？　ドアを開けた。


　　　　　　　　　　　　　” リックが～　リックが～　いなくなったのヨ！ ”

　　　　　　　　　　　　　何のことはない長年愛玩してる 　　リックちゃん のことだ。

　　　　　　　　　　　　　” 遊ばせていたら見えなくなり  ベットの下にもいないし
　　　　　　　　　　　　　　好きな玩具を置いても出て来ないから死んでなければいい｡｡｡ ”


　　　　　　　　　　　　　真剣そのもの～　それじゃ～　床目線に跪き捜しても見当たらず
　　　　　　　　　　　　　どうしたものかと～　取込んだままの洗濯物の嵩をつまみ上げた！


　　　　　　　　　　　　　ｱﾗﾗﾗ～　潜りこんでいましたヨ～♪

　　　　　　　　　　　　　こんな呼び出しに胸をなでおろす　　お昼前のことであった。