
大型のネオレゲリア。
造花のように花が鮮やかだ。
しかし。
これは花なのか?
花は枯れてこそ花のはずだ。
枯れた後には次の命のために種や子株を残すものだ。
うちにやってきたのは確か夏頃だった。
今もこのお派手な姿は変わらない。
枯れる雰囲気がまるでない。
そんなに花もちがいいわけがない。
仲間のネオレゲリアの花は半日で枯れてしまう。
もしかしてここだけ造花なのかと思って触ると
生きものの感触がある。
何なのだ。

その根本からタケノコのように子株が出てきた。
ほほう。
そうきたか。
ランナー状に子株が出るかと思ったらサボテンやアロエみたいに根本からでてきた。
かわいいじゃないか。
小さいのに親と同じ模様なのが笑える。
間違いない、こやつの子供だ。
植物はいろんな不思議を持っている。
新しいネタがまた一つ増えた。
まことに植物界はワンダーランドである。
嗚呼、ボタニカル!