変化(へんげ) 2018年04月05日 | 花鳥風月 春の変化は速い。 三月六日に大きく膨らんだ蕾が、その二十日には開花して 四月四日には青々と葉を茂らせた白木蓮。 年度末から新年度へとなだれ込むように忙しかった自分の時間とリンクする。 今はその後を染井吉野が輪唱のように追いかける。 蕾から花へ 花から葉へと 道行く人はすでに立派に咲いていた姿を忘れているだろう。 ただ、忙しいながらも流れる時間の中で今生きていることを教えてくれるのは植物たちだ。 桜の花びらが風に舞う時、何か心も揺れたように思うのは 過ぎ去って行く自分への郷愁かもしれませんね。