『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

ギンモクセイ

2017年10月20日 | 日記


珍しく自宅マンションの正面玄関を通った。
いつもは裏側の階段を降りていくのだが。
霧雨の夜、足早に階段を降りようとしたらどこからかいい匂い。
金木犀のようだが少し淡い匂いだ。
辺りを見回すと小さな花をたくさんつけた植物が垣根となって生い茂っていた。
花が白い。
白い金木犀など見たことがない。
でも同じ匂いにも感じる。
雨の日はキンモクセイも控えめに匂うものだ。

調べてみるとどうやら匂いの主は銀木犀というらしい。
そんなものがあったのだ。
しかも20年も住んでいるマンションの植え込みに。
金木犀よりも淡く匂うらしい。



10月にしては肌寒い今日の記憶に織り込まれて
ギンモクセイは俺的にデビューした。
キンモクセイよりも好きかもしれない。

嗚呼、ボタニカル

珍奇植物

2017年10月15日 | 日記

昨日は姫路の温室植物園に定期訪問。
多肉植物展を見てきた。
珍奇植物がいっぱいでどれもこれも見応えがある。




手に入れようと思ったら○万円はしそうな奴がいっぱいだ。
うーん、欲しい…



眉刷毛万年青(マユハケオモト)という名の変わった奴。
葉っぱは洋蘭に似ているがランとは別物みたいだ。
ブラシのような花が美しい。



アデニウムの花。
きっぱりとして明快な形だ。
滅多に咲かない奴らで、うちにも3鉢あるがどれもまだ開花したことはない。
他にもパキポディウムやらユーホルビアやら多肉にアロエにサボテンたち。
館内は思いの外若い男性も目立ち植物男子が増殖している様子。
顔立ち、体型、物腰もどこか植物的で可笑しい。
帰りに売店で葉長50センチはあろうかという巨大なアロエベラを買った。
1,500円と格安だったのだ。
そのレポートはまたいずれ。

嗚呼、ボタニカル

キンモクセイ

2017年10月14日 | 日記


今週からキンモクセイが匂うようになった。
夜道を歩いて帰る途中にふわっと漂うあの匂い。
懐かしいような、新しいような。
どこだろう。
ああ、ここに金木犀があったのだ。
金木犀が注目されるのは今だけで花の季節が終わると忘れられる。
そして毎年花の匂いでそこにいたことを発見される。




こんなに近づくと少し強すぎる。
やはり風に乗ってどこからかやってくる匂いがいい。
それがキンモクセイらしい。
遠い昔の思い出や幸福の予感ような匂い。
ふわっと一瞬心が和むのである。
嗚呼、ボタニカル

窓辺から

2017年10月09日 | 日記


連休三日目の朝、気持ちよく晴れた。
ぼんやり窓辺で外を眺めて植物どもの様子を観る。
朝日が作る光と陰が美しい。



パキラは春先から外へ出しっ放しだが
葉が大きく伸びて巨大化した。
暖かいうちは外が好きらしい。



シダのツディ。
今はボサボサ頭だがもっと伸びてくればまとまってくるだろう。

休日の朝、光と風に揺れるパキラやツディの葉っぱを眺めてコーヒーを飲む。
楽しくないわけがない。

嗚呼、ボタニカル

ジャスミンたち

2017年10月08日 | 日記


いつの間にか増えたジャスミンたち。
マツリカ、マダガスカルジャスミン、斑入りのハゴロモジャスミン。
こいつは新入りで、ホワイトプリンセスなどというもったいぶった名前だ。
花は綺麗な星型で品のいい白さ。
いい匂いもして、確かに名前に負けていない。






大きく育ったハゴロモジャスミン。
フェンスをつたってどこまで伸びていくつもりか。
春になれば線香花火が空を向いたようなたくさんの花芽が開き出すはずだ。
ちょっと先の楽しい未来とそこまでの時間。
待つでもなく待っている。
植物どもは時間の意味をオレに教えてくれているようだ。

嗚呼、ボタニカル