晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

ぼくはO・C・ダニエル

2018-02-10 | 読書
無性にフィリパ・ピアスの他の著作が読みたくなり、昨日近くの図書館に行きました。


新しい本のところに置かれていた
ウェスリー・キング著「ぼくはO・C・ダニエル」とピッパ・グッドハート著「笑う化石の謎」というのが気になり、というかダニエルに捕まった…

早速夕方から読み始め、一気に読んでしまった。

出版社からの内容紹介

使ったあとの綿棒そっくりなぼく、ダニエル13歳。
アメフトはへたすぎて控えのキッカー兼給水係。勉強は得意だけど書けない数字がある。
書くと悪いことが起きるから。寝る前に「儀式」を2、3時間する。しないと死んじゃうから。
ぼくはヘンだ。でも、だれにもいえない。
作者は、主人公ダニエルと同じOCD(強迫性障害)に苦しんできた。
だれにも話せず、ひとりで恐怖とたたかってきた。そんな作者からの若い人たちへのエールがこめられた作品。
OCDにかぎらず、人は生きていくなかで、自分ではどうにもできない病気や問題にぶつかる。
そういったとき、まわりのだれかに打ち明けて助けてもらうこと、ひとりぼっちじゃないと気づくことが、
乗り越えるための大切な第一歩なのだという、作者からの力強いメッセージが心にしみる話題作。
2017年エドガー賞児童図書部門受賞。


若いときに多少の「儀式」的な経験があるので、ダニエルの行動は理解できるのだが
どうしてやめられないのかという心理を端的に表わした箇所がある


選択の自由って考えは好きだ。
ぼくにはあまりないから。
「儀式」をするかしないかも選べないから。
それくらいかんたんでしょって、ふつうの人は思うよね。
でも、ぼくにとって「儀式」をしないってことは、線路に横たわるようなものなんだ。
このままじゃ列車にひかれるって思う。
そのうち列車が近づく音がきこえたような気がしてくる。
怖くてがまんができずに起き上がってしまう。つまり、
「儀式」どおりに歯をみがきに行ってしまうんだ。




ピアスの「8つの物語」と「真夜中のパーティ」を借りることができましたが
これはまた後のお楽しみ


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