高速道路入り口で分かりにくいところが多々あるが、具体的対策はないものか?
65歳以上の運転者の車には、感知装置をつけて運転することを義務づけるとか?
後絶たぬ高速道路での逆走…37%で認知症「疑い」
高齢者による高速道路での逆走運転が後を絶たない。高速道路6社の調査結果によると、平成23~25年に確認できた逆走運転は計541件で、うち370件(68%)は65歳以上の高齢者が運転。運転者の状態別では200件(37%)で認知症の疑いがあった。
国なども対策を本格化させている。国土交通省は27年度概算要求で初めて逆走防止対策の推進を明記したほか、高速各社と協力して、発生頻度の高い場所で優先的に大型の矢印路面標示やUターン防止用のラバーポールの新設などを進める。
21年の道交法改正で75歳以上の高齢者は、3年に1度の免許更新時に「講習予備検査」を受けなければならなくなった。
予備検査では、記憶力や判断力を判定され、レベルに応じた講習を実施。記憶力などの低下が指摘されても更新はできるが、1年以内に一定の違反歴がある場合は、専門医の診断書の提出が必要となる。認知症と診断されれば、免許が取り消される。
また全国の警察では、高齢者の自主的な運転免許の返納を受け付けている。免許証を返納すると、代わりに身分証明書として使える「運転経歴証明書」が交付される。