100円ショップで備える命を守る20品
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2015年01月16日 07:11
- 100円ショップの商品の中から、都市防災学の専門家の明治大学危機管理研究センター・中林一樹特任教授に監修してもらい、生存率を高める防災グッズ20を紹介しよう。
「東日本大震災では、発生から3~4日間、被害の大きな被災地に、水、食料などが配給されませんでした。被災後3日間を生き延び、その後の1週間は自立して生きていけることをイメージしてください」(中林氏)
県や市町村などの自治体には、防災用の備蓄品が保管されているが、車の台数が足りなかったり、道路が壊れていたりして、運べないことがある。
「非常食は乾パン、氷砂糖のような賞味期限の長いものだけではなく、ポテトチップスのようにカロリーが高くて塩分多めのものも、災害の時にはかえってエネルギー源になって良い。チョコレートやクッキーなどもいいでしょう」
LEDライトだけだと、暗闇を歩くのにはいいが、明るいだけで熱が出ない。「非常用ローソク」があると、お湯を沸かせたり、暖もとれる。災害時に困るのはトイレ。「携帯用ミニトイレ」があれば、個室さえ確保すれば済む。ライターも必要品の一つ。昔は喫煙者が大勢いたが、最近はめっきり減っているだけに、ライターを持っている人自体が少ない。
中林氏は「まずは地震の最初の一撃で死なないことだ」という。普段から「耐震マット」で家具を固定し、「窓ガラス保護シート」でガラスが飛散しないようにしておきたい。非常用の袋はあるものの、押し入れの奥で埃をかぶっているという家庭も多いのでは?
「袋にはおいしい食料品を入れておいて、毎日食べて、また買ってくればいい。長期保存というよりも、いつもフレッシュな状態にしておくことのほうが大切です」
100円グッズで命拾いできたらありがたい。
■被災後72時間をサポートする10品
【1】ペチャンコ水筒1.2リットル 【2】氷砂糖 【3】携帯用ミニトイレ 【4】5LEDライト 【5】USBチャージャー 【6】ホイッスル 【7】アルミ温熱シート 【8】携帯用救急セット 【9】スモークシャットアウト 【10】防犯アラーム
■自宅や避難所での生活を確保する10品
【1】非常用給水バッグ 【2】非常用持ち出し袋 【3】非常用ローソク 【4】燃料炭 【5】ポンチョ 【6】使い捨てパンツ 【7】アルコール分含有の除菌ウェットティッシュ 【8】折りたたみ携帯マット 【9】窓ガラス保護シート 【10】耐震マット