すごい決断ですね!
6歳未満の脳死判定 両親「少しでも光がともせたら」とコメント
大阪大病院で心臓移植を待っていた6歳未満の女児が脳死と判定されたことを受け、日本臓器移植ネットワークは13日、女児の両親のコメントを発表した。コメントは以下の通り(一部抜粋)。
私たちの子は原因不明の拡張型心筋症になるまで、大きな病気をすることもなく、元気に成長してきました。(昨年)12月に容体が悪化し、補助人工心臓をつけて移植を待機することしか命をつなぐ方法がなくなりました。待機している間も小さい体でたびたびの脳出血や数回の開胸手術に耐えておりました。
国内待機の限界を感じ、海外での移植手術を目指し動き出しました。受け入れ先も決まり、渡米への準備をしているさなかの1月上旬に、血栓が娘の脳に飛び重篤な脳梗塞を起こしました。それでも諦めずに回復を祈っておりましたが、2日後に娘は脳死状態になりました。本当に無念でやるせない気持ちです。
娘がほぼ脳死状態にあると分かったときに私たちは、心臓移植待機中のことを思い出しました。国内では臓器提供が少ない現状を強く感じておりましたので迷わず娘の臓器を、移植待機されているお子さまやそのご家族のため提供したいと申し出ました。私たちは娘が発病してからの3カ月間、暗闇の中にいました。同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。
現在の日本の移植医療の現状を皆さまにご関心をいただき、命のリレーが一般的な治療方法として日本でも行われるような環境に進んでいくことを望みます。