福井県産そば粉や野菜を使った料理を毎日食べるダイエットに挑戦した同県内の8人が14日、福井市内で結果を報告した。適度な運動も取り入れた約3カ月の取り組みで8人全員の体重、体脂肪がともに減少。血圧や血液検査の結果も正常値になり、8人は「こんなに成果がでるとは」「これからも続けたい」など効果に満足そうな様子だった。
 
 「100日蕎麦ダイエット」と銘打ち、福井市の製粉会社「カガセイフン」常務の加賀健太郎さん(34)が発案。加賀さんが参加する勉強会の仲間らに挑戦を呼び掛けた。
 
 挑戦したのは20〜50代の男性5人と女性3人。1日1回はそば粉料理を食べながら、揚げ物などを減らし、日常の中で取り組める簡単な運動を続けた。管理栄養士や理学療法士ら7人がダイエットを支援。そば粉料理のレシピや、食生活の改善、運動法などを指導してきた。
 
 この結果、体重は少ない人でも4%減少。多い人は15%減らした。また血圧や中性脂肪、コレステロールが正常値に戻った人もいた。結果報告会では体重を量った後、結果を発表。最も体重が減った人、血液検査の結果が改善した人らが表彰された。
 
 最も体重の減った割合が多かった安井愛さん(27)は「これまでダイエットしてもすぐに断念してしまったが、皆で取り組んだので続けることができた。さほど無理なく結果を出せた」と話していた。