県高校野球連盟は15日、第97回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、県高野連主催)の開催要項を発表した。7月1日の組み合わせ抽選会を経て11日に開幕。雨天順延などがなければ、全試合が橿原市の佐藤薬品スタジアムであり、決勝は26日の予定。優勝校は8月6日に兵庫県西宮市阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。

 今大会は、42チームが出場。シード校は、春の県大会でベスト4に入った高田商、橿原学院、天理、御所実だ。昨大会に続いて大宇陀と吉野が連合チームとして出場する。

 抽選会は7月1日午後1時から、橿原市北八木町3丁目の県橿原文化会館小ホールである。ノーシードでの出場となった昨大会優勝の智弁学園、今春の選抜出場の奈良大付のカードにも注目が集まる。

 開会式は11日午前9時から、佐藤薬品スタジアムである。入場料は大人700円、高校生300円、中学生以下は無料。

 奈良大会など全国の地方大会の優勝、準優勝校に贈られるメダルと盾は、4大会連続で川上村在住の彫刻家、森野政順(まさより)さん(48)が制作を手がけた。メダルと盾は同じデザインで、手前に走者、中央に投手、奥に打者の3人が描かれている。