大阪に出ましたので、ちょっと大阪城の紅葉の様子を‼️
まだ初雪ない北海道 28年ぶりの珍事
2018年11月04日09:43
今朝(4日)の北海道は道東や内陸の地域で冷え込みが強まり、札幌と旭川では初氷、網走では初霜が観測されるなど、冬の便りが届きました。
しかし、道内でまだ一地点も観測していないのが「初雪」。
11月4日の時点でも全ての観測地点で初雪の観測がされていないのは1990年以来28年ぶりと、今年の雪は記録的に遅い訪れとなっています。
しかし、道内でまだ一地点も観測していないのが「初雪」。
11月4日の時点でも全ての観測地点で初雪の観測がされていないのは1990年以来28年ぶりと、今年の雪は記録的に遅い訪れとなっています。
今朝の北海道内では、札幌と旭川で初氷を、網走で初霜を観測しています。
しかし、札幌の初氷は平年より8日、網走の初霜は平年より10日遅く、旭川の初氷は平年より20日も遅い観測で、今年の冬の訪れは非常に遅いものになっています。
10月頃から沿海州付近で偏西風が蛇行しているため、北海道付近には南からの暖かい空気が入りやすい状態になっており、気温が高く経過しています。
そのため、平地で雪が降るほどの冷え込みになることがほぼなく、気象台による初雪の観測は昨日(3日)の時点でも未だに一地点もありません。
この時期に道内で一地点も初雪が観測されていないのは、1990年以来28年ぶりのことです。
しかし、札幌の初氷は平年より8日、網走の初霜は平年より10日遅く、旭川の初氷は平年より20日も遅い観測で、今年の冬の訪れは非常に遅いものになっています。
10月頃から沿海州付近で偏西風が蛇行しているため、北海道付近には南からの暖かい空気が入りやすい状態になっており、気温が高く経過しています。
そのため、平地で雪が降るほどの冷え込みになることがほぼなく、気象台による初雪の観測は昨日(3日)の時点でも未だに一地点もありません。
この時期に道内で一地点も初雪が観測されていないのは、1990年以来28年ぶりのことです。
11月上旬も初雪なければ132年ぶり
1990年は道内のほぼすべての地点が11月10日に初雪となり、道内でシーズン最初の初雪の観測が11月10日となりました。
この先一週間も暖かい空気が入りやすく、平年より気温の高い日が多くなります。そのため、平地で雪が降る可能性は低く、初雪の便りは来週以降に持ち越しとなりそう。
もし11月上旬も初雪の観測が全くなければ、1886年以来132年ぶりの記録となります。
ちなみに、1886年の道内最初の初雪の観測は、札幌と函館の11月18日でしたが、まだこの年はこの2地点しか観測を行っていませんでした。
その後、1888年に寿都と根室、1889年に旭川と網走で観測が始まり、それ以降の記録では1990年の11月10日が最も遅い記録です。
平年の初雪が早い道北での観測が始まったのが1889年であることを考えると、今年の冬の訪れはこれまでにないほど遅いものになるかもしれません。
この先一週間も暖かい空気が入りやすく、平年より気温の高い日が多くなります。そのため、平地で雪が降る可能性は低く、初雪の便りは来週以降に持ち越しとなりそう。
もし11月上旬も初雪の観測が全くなければ、1886年以来132年ぶりの記録となります。
ちなみに、1886年の道内最初の初雪の観測は、札幌と函館の11月18日でしたが、まだこの年はこの2地点しか観測を行っていませんでした。
その後、1888年に寿都と根室、1889年に旭川と網走で観測が始まり、それ以降の記録では1990年の11月10日が最も遅い記録です。
平年の初雪が早い道北での観測が始まったのが1889年であることを考えると、今年の冬の訪れはこれまでにないほど遅いものになるかもしれません。
冬に備えて栄養を蓄える「食欲の秋」に「文字」を食べる
2018年11月03日
秋刀魚、栗、マツタケ、さつまいも、そしてお米……。多くの魅力ある食材が旬を迎える秋は、他の季節より食欲が増すという考えから「食欲の秋」といわれます。
食材の魅力だけでなく、夏に比べて日照時間が短くなる秋は、体内のセロトニンの分泌量が減るために食欲が増すことが科学的にも解明されています。
理屈はともかくとして(笑)、秋から冬にかけては何を食べてもおいしく感じますが、人間にどうしても欠かすことのできない行為「食べる」ことにはさまざまな習俗があります。今回は「文字を食べること」についてです。
食材の魅力だけでなく、夏に比べて日照時間が短くなる秋は、体内のセロトニンの分泌量が減るために食欲が増すことが科学的にも解明されています。
理屈はともかくとして(笑)、秋から冬にかけては何を食べてもおいしく感じますが、人間にどうしても欠かすことのできない行為「食べる」ことにはさまざまな習俗があります。今回は「文字を食べること」についてです。
たとえば、最中や落雁、月餅などに文字が刻印されていることがあります。そのお菓子の名前や製造元やブランド名であることもありますが、たとえばお祝いの席で使われる祝い菓子や月餅などには、「寿」などのおめでたい文字が押されていることがあります。こうした菓子を食べるとき、私たちは「文字を食べて」いるのではないでしょうか。
「寿」などの文字を食器や菓子の意匠に使うことは、昔からさかんに行われてきました。豊作を願う農耕儀式など、幸福な結果を願って前もって祝うことを「予祝(よしゅく)」といいますが、文字の押された祝菓子を食べることも「予祝」のひとつと考えることができます。その文字を体内に入れると幸福な結果をもたらす、と信じられてきたのです。
「寿」などの文字を食器や菓子の意匠に使うことは、昔からさかんに行われてきました。豊作を願う農耕儀式など、幸福な結果を願って前もって祝うことを「予祝(よしゅく)」といいますが、文字の押された祝菓子を食べることも「予祝」のひとつと考えることができます。その文字を体内に入れると幸福な結果をもたらす、と信じられてきたのです。
度胸がつくおまじない
実際には何も食べないのに「文字を食べる」という習俗もあります。
たとえば、落語家などの芸人が舞台などに上がるとき、「人」という文字を手のひらに3回書いて、食べる(飲む)仕草をすると度胸がつく、というおまじないがあります。客にのまれてしまうのではなく、反対に客をのんでやろう、という洒落(しゃれ)ですね。これは、俺の芸で客を支配してやろう……という意気込みを再確認するためのおなじないも兼ねているようです。
昭和の大名人・八代目桂文楽も「人」の字を手のひらに書いてから高座にのぼったといいます。大歌手の越路吹雪は作詞家で友人の岩谷時子に、ステージ前に背中に「虎」の字を指で書いてもらい、ポンポンポンと背中を3回たたいてもらっていたエピソードが残っています。これは客に圧倒されないために自らが虎になって、舞台へ躍り出るためのおまじないだったようですが、自らを神経質で臆病者と言っていた越路吹雪らしい話ですね。
古くからある文字信仰のひとつなのでしょうが、芸能の世界でこの仕草が広まったのは、江戸時代の歌舞伎役者初代・中村仲蔵がきっかけとなったようです。また、歌舞伎の「助六」には「俺の名を手のひらに三べん書いてなめろ。一生女郎に振られることがねえ」という台詞が出てきます。
こうした験担ぎともいえるおなじないは、今も人前で話をするときなどの本番前に、ビジネスマンがこの仕草を行っているようですね。
たとえば、落語家などの芸人が舞台などに上がるとき、「人」という文字を手のひらに3回書いて、食べる(飲む)仕草をすると度胸がつく、というおまじないがあります。客にのまれてしまうのではなく、反対に客をのんでやろう、という洒落(しゃれ)ですね。これは、俺の芸で客を支配してやろう……という意気込みを再確認するためのおなじないも兼ねているようです。
昭和の大名人・八代目桂文楽も「人」の字を手のひらに書いてから高座にのぼったといいます。大歌手の越路吹雪は作詞家で友人の岩谷時子に、ステージ前に背中に「虎」の字を指で書いてもらい、ポンポンポンと背中を3回たたいてもらっていたエピソードが残っています。これは客に圧倒されないために自らが虎になって、舞台へ躍り出るためのおまじないだったようですが、自らを神経質で臆病者と言っていた越路吹雪らしい話ですね。
古くからある文字信仰のひとつなのでしょうが、芸能の世界でこの仕草が広まったのは、江戸時代の歌舞伎役者初代・中村仲蔵がきっかけとなったようです。また、歌舞伎の「助六」には「俺の名を手のひらに三べん書いてなめろ。一生女郎に振られることがねえ」という台詞が出てきます。
こうした験担ぎともいえるおなじないは、今も人前で話をするときなどの本番前に、ビジネスマンがこの仕草を行っているようですね。
護符を食べる
「文字を食べる」ことについての逸話は古くからあり、鎌倉時代の高僧・日蓮は、弾圧されて処刑されそうになったときに、毒消しの護符を飲んで助かったという言い伝えもあります。
三遊亭円朝が「三題噺」として即興で作ったという落語の「鰍沢(かじかざわ)」では、毒を飲まされ自由のきかない体で追いつめられた主人公が、身延山でもらった毒消しの護符を飲むと、逃げることができます。
さらに古代中国にもあります。
特に道教には、文字の書かれた護符や、それを焼いた灰を飲むという習俗がさかんに行われたようです。
4世紀の郗愔(ちいん)という名前の東晋(とうしん)王朝の貴族は、道教の熱心な信者でしたが、あるとき体の具合が悪いので、下剤をのんだら、こぶし大の紙のかたまりが出て、それはすべて護符だった、という逸話が残っています。こうした場合にもそうした文字の「意味」を食べ、体内に正しい言葉を届けるという宗教的な考えがこうした行為につながったといえるかもしれません。
── お菓子の文字も、単なるデザインではなく人間の信仰を支える言葉や文字と無関係ではないようです。最中や月餅を食べるときには、そこに書かれた文字に気をつけてみると、味わいも少し変わってくるかもしれません。
三遊亭円朝が「三題噺」として即興で作ったという落語の「鰍沢(かじかざわ)」では、毒を飲まされ自由のきかない体で追いつめられた主人公が、身延山でもらった毒消しの護符を飲むと、逃げることができます。
さらに古代中国にもあります。
特に道教には、文字の書かれた護符や、それを焼いた灰を飲むという習俗がさかんに行われたようです。
4世紀の郗愔(ちいん)という名前の東晋(とうしん)王朝の貴族は、道教の熱心な信者でしたが、あるとき体の具合が悪いので、下剤をのんだら、こぶし大の紙のかたまりが出て、それはすべて護符だった、という逸話が残っています。こうした場合にもそうした文字の「意味」を食べ、体内に正しい言葉を届けるという宗教的な考えがこうした行為につながったといえるかもしれません。
── お菓子の文字も、単なるデザインではなく人間の信仰を支える言葉や文字と無関係ではないようです。最中や月餅を食べるときには、そこに書かれた文字に気をつけてみると、味わいも少し変わってくるかもしれません。
まもなく立冬 でも季節逆戻り 高温週間に
2018年11月04日18:41
向こう1週間は北日本から西日本にかけて晴れ間もありますが、曇りや雨の日が多いでしょう。7日(水)は立冬。暦の上では冬ですが、気温は11月らしくない高温の1週間となりそうです。
11月に入り、秋晴れが続き、この週末も北日本や西日本では行楽日和の所が多くなりました。ただ、向こう1週間、気圧の谷や湿った空気や前線が通過する影響で、北日本から西日本にかけて曇りや雨の日が多く、晴天の日は少なくなりそうです。
11月としては気温が高め 夏日も
向こう1週間、すっきり秋晴れはお預けとなりそうですが、この時期としては気温が高めの日が続きそうです。7日(水)は立冬で暦の上では冬に入りますが、全国的に最高気温、最低気温ともに平年より高くなるでしょう。10月上旬から中旬並みで1か月も季節が逆戻りするような気温となりそうです。都心のこの時期(11月上旬の平年値)の最高気温は18度くらい、最低気温は10度くらいです。11月ともなれば、都心でも冬物のコートを着始めたり、暖房を使い始める方も多い時期ですが、関東から九州は最高気温が20度以上の所が増え、特に7日(水)から8日(木)は全国のアメダスの半数以上で最高気温が20度以上となりそうです。九州では8日(木)には最高気温25度以上の夏日の所がぐっと増え、11月だというのに、日中は日が差すと半袖でも過ごせるほどの気温の所もあるでしょう。また、北海道でも最高気温は10度以上の所が多く、寒さも幾分和らぎそうです。
朝晩も暖房いらずの所が多い
都心では2日(金)と3日(土)は最低気温が10度くらいまで下がり、朝晩は暖房をつけたくなるほど冷えましたが、向こう1週間の最低気温はこの時期としては大幅に高く、特に関東から九州は15度以上の所が多いでしょう。暖房いらずとなりそうです。もう既に就寝時に厚手の寝具を使い始めている方は、同じ寝具を使うと寝汗をかいてしまい、思わぬ風邪をひいてしまったり、ということもありますので、就寝時は翌朝の最低気温をチェックして寝具を選んだ方が良さそうです。都心などでもお出かけの時、冬物コートの出番はまだ早そうですが、曇りや雨の日も多くなりますので、ひんやりすることがあるでしょう。天気と気温を照らし合わせて、調節のできる上着などを準備しておくと良さそうです。