JR西日本は13日、来春に全線開業するおおさか東線新大阪―久宝寺〈きゅうほうじ〉、20・3キロ)で、新大阪―奈良間を約1時間で結ぶ「直通快速」を平日朝夕のラッシュ時と土日・休日に運行すると発表した。

 おおさか東線は、放出(はなてん)―久宝寺間(9・2キロ)が2008年に先行開業し、来春に残りの新大阪―放出間(11・1キロ)が開業する。新幹線の乗り継ぎと大阪府東部や奈良方面へ向かう利便性向上を図り、全線で1日10万人の利用を見込む。

 直通快速(7両)は久宝寺で大和路線と接続し、平日朝は新大阪方面、夕は奈良方面にそれぞれ向かう各4本、土日・休日は朝夕とも両方面に2本ずつ運行する。停車駅新大阪、放出、高井田中央、JR河内永和、久宝寺の5駅と大和路線の王寺―奈良間の5駅。尼崎―放出間の直通快速は来春に取りやめる。

 各駅停車の普通(6両)は新大阪から放出までを約20分、久宝寺までを約35分で結ぶ。早朝深夜を除いて上下線とも1時間に各4本運行する。