19年の米国での「第一声」は正装スピーチだ。大谷は、来年1月26日(日本時間27日)にニューヨーク、マンハッタンの高級ホテルで行われる晩さん会に招かれる。全米野球記者協会ニューヨーク支部が主催し、前年のMVP、サイ・ヤング賞、新人王などの受賞者を招待するものだ。

 タキシード、蝶ネクタイなど正装が義務付けられ、今回が96回目の由緒あるイベント。招待者はスピーチを求められ、プレゼンターにも大物が登場するため「野球版のオスカー(アカデミー賞)授賞式」と呼ぶ関係者もいる。1924年の第1回には前年MVPのベーブ・ルース(当時ヤンキース)が出席。日本選手では95年新人王の野茂英雄(ドジャース)が出席した。

 リハビリ中の大谷はスケジュールの調整が必要となりそうだが、今年開催された第95回はア新人王のジャッジ(ヤンキース)ら各賞の受賞者全員が出席しスピーチ。今年一年で英語力もかなり上達したと評判の大谷の晴れ姿に期待が高まる。