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めちゃくちゃ遠い新天体! どんどん広がる太陽系

2019年01月04日 18時40分13秒 | ブログ

めちゃくちゃ遠い新天体! どんどん広がる太陽系

 
2019/01/04 06:00
太陽とその惑星を一列に並べたイメージ。太陽系の外縁はどこまで広がるのだろうか。(Image by NASA/JPL) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 太陽とその惑星を一列に並べたイメージ。太陽系の外縁はどこまで広がるのだろうか。(Image by NASA/JPL)

(小谷 太郎:大学教員、サイエンスライター)

 2018年12月17日(協定世界時)、太陽からとんでもなく離れた新しい小天体「2018 VG18」の報告が人々を驚かせました。

「ファーアウト(Farout)」とニックネームをつけられたその天体は、現在、太陽と地球の間隔の120倍離れたところに浮いてます。ファーアウトは、「めっちゃ離れてる」「ぶっ飛んでる」といった意味です。

 ファーアウトの軌道はまだ詳しく分かっていませんが、楕円を描いて太陽から離れていき、最遠で、太陽・地球間の約170倍のところまで到達すると見積られています。

 ファーアウトはハワイ島マウナケアの「すばる望遠鏡」によって発見されました。太陽から遠い小天体は甚だ暗いので、すばる望遠鏡のような巨大望遠鏡が威力を発揮します。

 人類は望遠鏡を手にして以来、遠方の新天体を星の数ほど見つけてきました。望遠鏡技術の進歩に伴い、太陽系の領域は広がってきたのです。

 新惑星からファーアウトまで、これまで人々を驚かしてきた辺境の新天体たちを紹介しましょう。それは太陽系の拡大の歴史です。

天王星~初めて「発見」された惑星

 1781年3月13日22時(グリニッジ標準時)、ドイツ系英国人天文学者ウィリアム・ハーシェル(1738-1822)は、口径16cmの手製の望遠鏡を覗いていて、太陽系の新しい惑星を発見しました。

 ハーシェルは新惑星を、スポンサーであるブリテン王ジョージ三世に敬意を表して「ジョージ星」と命名しようとしましたが、幸いなことにその案は通らず、ギリシャ神話の天の神「Uranus」が採用されました。日本語訳は「天王星」です。ここで、惑星の名にはギリシャ・ローマ神話のキャラクターを用いるという規則が確立しました。

太陽系の惑星を並べたイメージ。奥から水星、金星、地球(と月)、火星、木星、土星、天王星、海王星。(Image by NASA/JPL) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 太陽系の惑星を並べたイメージ。奥から水星、金星、地球(と月)、火星、木星、土星、天王星、海王星。(Image by NASA/JPL)

 天王星の軌道の半径は29億km、公転周期は84年です。太陽系最遠の天体は、土星から天王星に交代し、太陽系の半径は、それまで太陽・地球間の10倍だったのが20倍へ、一挙に倍に広がりました。

 新惑星発見は(天文学の他の成果と同様に)、日常の生活には何の影響ももたらしませんが、天文学者(と占星術師)には大きな衝撃を与えました。

 人類が夜空を見上げるようになってから1万年間、惑星といえば、水星、金星、火星、木星、土星の5星に、地球を合わせて6惑星でした。(占星術師は、この5(6)惑星が人間や自然や天候を支配するという仮定の下に、もっともらしい運勢を告げてきました。)

 ところが宇宙には、肉眼では見えない惑星が潜んでいたのです。

(何千年も天王星の存在を知らずに、したり顔で天の意向を客に告げてきた占星術師は、ここで赤恥をかいて辞職したかというとそんなことはなくて、ちゃっかり天王星を占いに取り入れて延命し、今日に至ります。)

天文単位(au)

 天体の軌道とその大きさについて少々説明しましょう。

 天体は楕円軌道を描いて主星を周回します。楕円の長い方の直径は「長軸」といい、長軸の半分を「軌道長半径」と呼びます。ここでは軌道長半径を単に「軌道の半径」と書いたりします。

 地球の軌道長半径は149597870700m、つまりほぼ1億5000万kmです。

 天文研究者は地球の軌道長半径を「天文単位(au)」という(妙な)名前で呼んで、距離の単位として使います。「天王星の軌道長半径は20天文単位」という具合です。これは、「太陽と天王星の距離が、太陽と地球の距離の20倍」と思っていただいても、さほど間違ってません。天王星、遠くて暗くて寒いですね。

海王星と冥王星~次々現わる新惑星

 1846年9月23日、ドイツの天文学者ヨハン・ガレ(1812-1910)は、ベルリン天文台の24.4cm反射望遠鏡の視野に海王星を発見しました。

 海王星は、天王星におよぼす重力のために、その存在が予想されました。天王星の軌道がふらつくので、どうやら天王星軌道の外に新惑星があるらしい、と分かったのです。

 海王星は計算どおりの位置に見事に見つかったのですが、その計算を最初に行なったのは誰か、海王星を予想したといえるのはどの国か、フランスとUKの間で論争となりました。(この隣り合った2国はしょっちゅうそういう起源論争をしています。)

 結局、海王星発見は、ガレと、フランスの天文学者ユルバン・ルヴェリエ(1811-1877)と、英国の天文学者ジョン・アダムズ(1819-1892)の、3人の共同の功績になりました。

 海王星は太陽系の半径を30天文単位まで広げました。海王星の公転周期は165年です。

NASAの無人探査機ニュー・ホライズンズが撮影した冥王星(右手前)と衛星カロン(左奥)の合成イメージ。(Image by NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 NASAの無人探査機ニュー・ホライズンズが撮影した冥王星(右手前)と衛星カロン(左奥)の合成イメージ。(Image by NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute)

 1930年にはアメリカのクライド・トンボー(1906-1997)によって冥王星が発見されました。

 トンボーの時代には写真技術が普及していました。トンボーは口径33cmの屈折望遠鏡で空を撮影し、写真乾板上に冥王星の光点を見つけました。

 冥王星の軌道長半径は39天文単位ですが、軌道がひしゃげた楕円形をしているので、太陽から49天文単位のところまで遠ざかります。この楕円軌道を冥王星は248年かけて巡ります。

アルビオン~どうやら冥王星程度の天体はうじゃうじゃいるようだ

 1992年8月30日(協定世界時)、ハワイ大学のディヴィッド・ジェウィット教授(1958-)(現カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授)とマサチューセッツ工科大学のジェイン・ルー博士(1963-)が、ハワイ大の2.2m反射望遠鏡を用いて、未知の小天体を検出しました。

 ここで使われたのは、CCDという新しい撮像素子です。

 CCDは感度が良く、位置分解能が高く、(それなりに工夫すれば)赤外線用にもX線用にもなります。そして一番の強みは、半導体素子であるために出力信号を即座にコンピューターに入力・処理できるという点です。その相性の良さは、まるでコンピューターが目を得たかのようです。

 間もなくCCDは天文学やその他の研究分野から写真を駆逐し、家庭用から業務用・軍事用まで、あらゆる現場で撮像技術の主流となります。電話や自動車やラジコンヘリや掃除機やレジスターなど、それまで撮像素子と組み合わせるなど考えられていなかった製品までCCDを搭載し、新たな用途と需要を生みだすことになるのは御存じのとおりです。

 名を「1992 QB1」、後に「アルビオン」と改名されたその小天体は、公転周期は289年、軌道の半径が44天文単位と、冥王星よりも遠くにあります。

 これは、初めて発見された「エッジワース=カイパー・ベルト天体」でした。

 エッジワース=カイパー・ベルトとは、海王星よりも遠くに広がる小天体の集団です。太陽から30~55天文単位離れた空間に、無数の小天体が、なんだか帯状というか、円盤状というか、ぼやっとした群れをなして浮いているという説が、20世紀中頃に提案されていたのです。観測手段がない間はそれは単なる仮説だったのですが、1992年にとうとう最初の1個が検出され、その存在が実証されてしまったというわけです。

 そして次々とエッジワース=カイパー・ベルト天体が発見されるにつれ、どうやら冥王星は無数のエッジワース=カイパー・ベルト天体のひとつに過ぎないことが、次第にはっきりしてきました。

 天文学業界はここで、冥王星を惑星と呼ぶかどうか、惑星の定義を再考することになりました。

 もしも冥王星を惑星と呼ぶなら、無数のエッジワース=カイパー・ベルト天体も惑星と呼ぶことになり、太陽系にうじゃうじゃ惑星があることになります。(現在は数千個のエッジワース=カイパー・ベルト天体が確認されています。)

 一方、もしもエッジワース=カイパー・ベルト天体は惑星と呼ばないことにするなら、冥王星は惑星に含まれないことになります。

 採決の結果、でかい天体のみを惑星と呼ぶことになり、冥王星を含むエッジワース=カイパー・ベルト天体は惑星とは呼ばないことになりました。

ゴブリンとファーアウト~散乱円盤天体

新たに発見された小天体「2018 VG18」(ファーアウト)のイメージ。(Image by Roberto Molar Candanosa/Carnegie Institution for Science) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 新たに発見された小天体「2018 VG18」(ファーアウト)のイメージ。(Image by Roberto Molar Candanosa/Carnegie Institution for Science)

 2018年12月17日(協定世界時)、カーネギー研究所のスコット・S・シェパード博士(1976-)、北アリゾナ大学のチャドウィック・A・トルヒージョ博士(1973-)らのグループが、新天体「ファーアウト」こと「2018 VG18」の発見を国際天文学連合の『小惑星電子回報(Minor Planet Electronic Circular)』に報告しました*1。この天体は、太陽から現在120天文単位、これまで発見された天体の中で最遠です。詳しい軌道は後の観測で明らかになると思われますが、公転周期は930年ほどで、太陽から約170天文単位まで遠ざかると予想されています。

*1:https://www.minorplanetcenter.net/mpec/K18/K18Y14.html

 ファーアウトは国立天文台のすばる望遠鏡を用いて発見されました。明るさ24.5等級という、きわめて暗いファーアウトを検出するには、すばる望遠鏡の大口径の反射鏡が必要でした。

 ファーアウトは「散乱円盤天体」のひとつと思われます。天体のまたまた新しい区分ですが、散乱円盤天体は、エッジワース=カイパー・ベルト天体と微妙に違う天体集団です。「内オールト雲天体」と呼ぶ人もいます。

 エッジワース=カイパー・ベルト天体は、他の惑星とだいたい同じ平面に存在しています。太陽からの距離は30~55天文単位です。(やや違う定義をする研究者もいます。)

 一方、散乱円盤天体は、もっと無秩序に散らばっていて、楕円軌道もひしゃげたものが目立ちます。

 同じ研究グループによって同じくすばる望遠鏡を用い、2015年に発見された「2015 TG387」、ニックネーム「ゴブリン」もまた散乱円盤天体です。現在は太陽から80天文単位の距離にありますが、ひしゃげた楕円軌道を描き、最大で太陽から2300天文単位も遠ざかると見積られています。

 2300天文単位というと、光の速さでも13日以上かかります。ゴブリンはこの楕円軌道を3万年以上かけて巡ります。

 今のところ、ここらが太陽系辺境の観測限界ですが、望遠鏡は年々大規模化し、CCDは日ごとに高性能になっています。

 もっと遠い散乱円盤天体が見つかり、ゴブリンの記録が破られ、太陽系がさらに広がるのは時間の問題でしょう。

オールトの雲発見の日は近い?

 現在未確認の天体集団としては、「オールトの雲」という大物がまだ残っています。

 これは、太陽系を球殻状に取り囲む小天体の大集団で、太陽から1万~10万天文単位の距離にあると想像されています。

 オールトの雲に属する小天体が発見されることによって、太陽系地図の空白地帯が埋まるのです。

 しかしファーアウトやゴブリンとも桁違いに遠いオールトの雲が確認されるまでには、さらに望遠鏡技術の革新が必要でしょう。その日が来るのはいつでしょうか。楽しみです。

番外:ボイジャー1号

星間空間に突入するボイジャー1号のイメージ。(Image by NASA/JPL-Caltech) © Japan Business Press Co., Ltd. 提供 星間空間に突入するボイジャー1号のイメージ。(Image by NASA/JPL-Caltech)

 さて番外編として、ファーアウトよりも現在遠くにある人工天体を紹介しておきましょう。

 探査機「ボイジャー1号」は、1977年9月5日12時56分(世界協定時)に打ち上げられ、なんと40年後の現在も運用中の長寿命ミッションです。(ボイジャー2号も元気に運用中です。)

 1980年に土星を観測したのち、現在は太陽から144天文単位離れたところを飛んでいます。この距離だと、ボイジャー1号から送信されたデータが地球に届くまで20時間かかります。

 ボイジャー1号の軌道は太陽を周回する楕円軌道ではありません。太陽の重力を振り切り、太陽系を脱出する軌道です。ただし、現在の速度17km/sでは、オールトの雲があるという1万天文単位まで到達するには2800年ほどかかります。

 ボイジャー1号は人工ではありますが天体なので、ボイジャー1号のいるところまでを、人類の確認した天体の存在する範囲と呼ぶことができるでしょう。

 すると今のところ、ボイジャー1号は望遠鏡技術よりも速く太陽系を広げているといえそうです。その速度は17km/sというわけです。

 もしも2800年以内にオールトの雲が望遠鏡で確認されれば、望遠鏡技術の進展速度がボイジャー1号の速度を追い越すことになりますね。


外国人による日本の土地買収が激化 北海道や長崎、沖縄も

2019年01月04日 18時35分05秒 | ブログ

外国人による日本の土地買収が激化 北海道や長崎、沖縄も

 
2019/01/04 15:53

 日本では、農地、水源地を含む森林、ゴルフ場、リゾートなどの広大な土地が急速に外国資本に買収されている。近隣諸国の積極的な進出に、我々はなす術はないのか? 最新事情を探る!

◆外資に買い占められる北海道

 外国人による北海道の土地買収がとどまるところを知らない。

 農林水産省が昨年の4月27日、林野庁のホームページで公開した調査結果によれば、’17年1年間だけで外国資本に買われた森林面積は、53ha。東京ドーム12個分に相当する広さだ。

 それでも、この状況は今に始まったわけではなく、10年ほど前からすでに深刻な問題だったという。そう語るのは、外国人による土地・不動産買収の状況について、全国的な現地調査を行っている平野秀樹氏だ。農水省を皮切りに、国土庁、林野庁、環境省の官僚として、日本の国土保全に長年携わってきた人物である。

「林野庁の統計によると、’06年から’17年までに外資および外資系が買収した日本国内の森林総面積は5789ha。しかし、森林以外の土地売買については政府へ報告する義務がないため、実際どれくらいの面積の国土が外国人に買われているのか、データ自体がないのです」

 この5789haは、山手線内側面積の9割に相当する広さだが、これはあくまで氷山の一角というわけだ。

「当然、森林以外にもゴルフ場、ホテル、ソーラー発電用地、農地などもたくさん買われています。私の推計では、日本全国でおよそ10万ha(東京都の面積の半分弱)は外資系の掌中に収まっていると見ています」

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 特に北海道は、約1万5000haの土地が買収されているという。具体的な地域では、ニセコ(ニセコ町・倶知安町)、トマム(占冠村)、サホロ(新得町)などの人気リゾートや、国際交流が盛んな苫小牧市、釧路市周辺などが買われているようだ。

 外国人は、北海道の土地をどのような動機で買うのだろうか。平野氏は次のように分析する。

「日本政府はこれまで北海道のインフラ整備に何兆円を投じてきました。道路もエネルギー供給も水道も整っている土地ですから、たとえ過疎化・無人化が進んで日本人にとっては無価値になっても、外国人にとっては極めて割安となります。そこが彼らの目に魅力的に映っているようです。特に中国・香港系が積極的に動いており、投資目的で購入しているケースが大多数だと考えられます」

 近年、地価の上昇が著しいニセコでは、不動産オーナーの6割以上が中国・香港系なのだという。

 一方、北海道と同様に、これまで政策的に膨大なインフラ投資が行われてきた長崎県対馬でも、土地買収が刻一刻と進行している。外国資本による土地取得問題に詳しい、産経新聞社編集委員の宮本雅史氏はこう指摘する。

「対馬は韓国まで直線距離で50kmとかなり近いこともあり、韓国資本による土地や不動産の買収が急速に進んでいます。それに加えて最近では、中国資本が土地を買い始めているという噂が対馬の住民の間でささやかれています」

 また、宮本氏によると、沖縄に次いで琉球弧の二大拠点の一つで、現在陸上自衛隊の拡充計画を進める奄美大島や、尖閣諸島までわずか170kmしか離れていない沖縄県宮古島でも中国資本による土地買収が進行しているという。投資目的にはそぐわないような地域での事例も少なくないのだ。

 北海道や対馬、沖縄の離島など、買収されている理由はそれぞれ異なる。しかし、なぜ外国人の土地買収がこれほど激化しているのだろうか。平野氏はこう説明する。

「日本の土地・不動産は外国人でも買える上、登記が義務ではありません。諸外国ではあり得ないことですが、ここに根本的な問題があります。投資目的の外国人にとって、誰が買ったのかを秘匿できる日本の土地・不動産は、マネーロンダリングや資産隠しの手段としても使いやすいんです」

 つまり、所有者が誰なのか、行政も把握していないため、保有時の固定資産税、転売時の不動産取得税、所得税を支払っていない外国人は相当数いると予想される。日本人は真面目に税を納めている一方、外国人が未納で済んでいるとなれば、日本国民として到底納得できないところだ。


【箱根駅伝】「大会本部車」世界に2台だけのセンチュリー話題に 普段はトヨタ社長専用車、販売なら3000万円超

2019年01月04日 14時27分35秒 | スポーツ

【箱根駅伝】「大会本部車」世界に2台だけのセンチュリー話題に 普段はトヨタ社長専用車、販売なら3000万円超

 
2019/01/04 06:02
ゴールに向かって快走する東海大の郡司と大会本部車として使用されたセンチュリーGRMN © スポーツ報知/報知新聞社 ゴールに向かって快走する東海大の郡司と大会本部車として使用されたセンチュリーGRMN

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 箱根駅伝のテレビ中継で、先頭の選手の後方を走る「大会本部車」の白の大型セダンが頻繁に画面に映り、SNS上などで話題になった。

 この車の正体は、大会協賛のトヨタの最高級車「センチュリー」の特別仕様車「センチュリー GRMN」。普段は豊田章夫社長(62)の専用車として使用されており、世界に2台しかない。ナンバーには創業者の豊田佐吉氏の誕生年「1867」をつけるなど、トヨタを象徴する車の1つだ。

 センチュリーは昨年、21年ぶりにフルモデルチェンジし、価格は1960万円。トヨタ関係者によると、今回の特別仕様車を販売した場合は3000万円以上になるという。

 GRはトヨタが注力するモータースポーツブランドの名称。「MN」は最上級モデルにあたる。今大会ではノア、ヴォクシー、マークX、プリウスPHV、ヴィッツのGRシリーズも使用されたが、一般販売しているのはヴィッツ(400万円)だけ。