成人の日穏やか 連休明け一転、大雪大荒れ
13日から14日は全国的に晴れて、今年は穏やかな成人の日となりそうです。一方、連休明けは今シーズン一番強い寒気の流れ込む所があり、大雪や大荒れになることもあるでしょう。
きょう12日(土)、関東の南にある低気圧の影響で、東京都心で初雪が観測されました。本州の南には、別の前線を伴う低気圧があって、晴天と乾燥の続いた太平洋側でも雨が降り、11日(金)まで19日連続で降水のなかった東京都心や横浜にも、ようやく雨雲・雪雲がかかりました。関東の雨や雪は一度止んだ所が多いですが、夜はふたたび雨や雪が降り、箱根や秩父、東京の多摩地方など山沿いを中心に積雪になる所もありそうです。油断をせずに路面状況の変化などにご注意ください。
13日(日)から14日(月・成人の日)は、日本付近は広く高気圧に覆われて、全国的に晴れる見込みです。連休後半はお出かけ日和となり、今年の成人式は穏やかな晴天のもとで開催できるでしょう。晴れ着姿の記念写真も青空をバックに撮影を楽しめそうです。
連休明けは大雪、大荒れの所も
15日(火)になると、高気圧の中心は東へ移動し、低気圧が日本海から北日本に発達しながら近づく見込みです。この低気圧から延びる前線が本州付近を通過し、次第に強い冬型の気圧配置になりそうです。大気の状態が不安定になり、北日本の日本海側では荒れた天気となる所があるでしょう。積雪や樹木への着雪のほか、落雷や突風にもご注意ください。
16日(水)から17日(木)になると、北日本の上空1500メートル付近には、平地でも大雪の恐れがあるマイナス12度以下の寒気が流れ込み、今シーズンこれまでで最も強い寒気の入る所もあるでしょう。積雪が一気に増えたり、風も強まってふぶきとなり、交通機関に影響が出ることもあるかもしれません。西日本の日本海側にも上空1500メートル付近にマイナス6度以下の寒気が流れ込むため、雪の降る所がありそうです。一方、太平洋側の各地はまた晴天と乾燥が続くでしょう。最高気温が10度に届かない所も多く、昼間も厳しい寒さとなる所がありそうです。インフルエンザや風邪に罹らないよう体調管理を万全にし、火の取り扱いにも十分ご注意ください。