地震保険の支払い総額が1兆円を超えたとのこと・・・、改めて今回の震災の規模の大きさを痛感します。
地震保険の支払方法は、通常の損害保険と違って、損害額に応じて支払うというのではなく、全損、半損、一部損の3パターンしかありません。全損の場合は保険金額の100%、半損の場合は50%、一部損の場合は5%が支払われます。
例えば、保険金額1000万円の場合、全損で1000万円、半損で500万円、一部損で50万円が支払われることになります。仮に一部損で、修理費が30万だったとしても50万円支払われることになります。
全損か半損か一部損かの判定は、損害保険会社の社員が実際に査定にいって、判定します。群馬県であればほとんどが一部損なのですが、大概のケースで保険金が支払われています。先程書いたように、一部損と認定されれば、修理費に関係なく保険金額の5%が支払われるので、実際修理費以上に保険金が支払われ、喜ばれるケースが多くあります。しかも群馬県は地震保険の保険料も一番安い地域で、一番高い地域の3分の1です。
ただ、被災地で全損になってしまった方は逆に足りないくらいだと思います。建物評価額の半分までしか保険金もかけられませんし・・・。この辺のギャップがうまくできないものかなと思います。難しいですが・・・。
地震保険で得してしまった方はせめて義援金という形で、被災地を援助できればいいのかなと思います。