夏らしくない日が続いています。こんな夏もたまにあるものです。
夏らしくない夏には夏の気分を盛り上げるために「稲村ジェーン」という映画を観ます。桑田佳祐監督作品、20年近く前の映画でしょうか、冬に「私をスキーに連れてって」を観たくなるように、夏には「稲村ジェーン」を観たくなります。
公開当時、前売り券を2枚買ったものの、結局一緒に行く相手が見つからず、一人で観にいきました。もう一枚のチケットはいまだにとってあります。今はなき高崎東宝で買ったものなので、今となってはちょっと貴重かも・・・。
この「稲村ジェーン」、果たして映画といっていいのか疑問です。むしろサザンのプロモーションビデオのような・・・、ストーリーはわけがわからず、最後まで???のまま終わってしまいます。おそらく、サザンファンでなければ最悪の映画でしょう。
でも、自分は大好きなのです。サザンを使った映画「彼女が水着に着がえたら」が、サザンの曲をいかしきれていませんでしたが、この映画は見事にマッチ(桑田自身が監督なのだから当然ですが・・・)、海の映像、夏のイメージ、そしてノスタルジックな感じがなんといえません。そして後半、「真夏の果実」がかかるとなんともいえないせつない気分になります。夏の終わりのような・・・。
書いているうちにまた観たくなりました。時間があったら観て夏の気分を盛り上げようと思います。
でも決して映画として観てはいけません・・・、サザンのプロモーションビデオとして・・・。