6月30日(日)ローズコム・大会議室で「はなちゃんのみそ汁」上映会を開催しました
この映画は、33歳でこの世を去った安武千恵さんのがん闘病記と、娘のはなちゃん、夫の信吾さんとの日々をつづった同名エッセイを映画化したものです
安武信吾さん千恵さん二人の恋人時代から始まる物語。結婚も考え、希望に満ち溢れた未来が続いているかに見えた矢先、乳がんを宣告されてしまう。不安と恐怖に押しつぶされそうになる千恵さんに、決意を持ってプロポーズをする信吾さん。そして二人は夫婦に。がんの闘病生活が始まり、抗がん剤の副作用で卵巣機能が低下していることもあり二人は子どもを作ることはあきらめていた。しかし、そんな中、千恵さんが妊娠していることがわかる。子どもを産むことはガンの再発リスクを高め、千恵さん自身の命を危険にさらすこと。それでも千恵さんは周りの支えに勇気づけられ、産むことを決意。そして、出産は無事成功する。生まれてきた女の子に‘はな’と名づける。家族3人の幸せな生活。それは長くは続かなかった。千恵さんのガンが再発し、余命は長くは残っていなかった。自分が娘に、伝えられることは何だろう。はなちゃんに自分がいなくても生きていけるようにと、料理や家族の大切さを教えるというあらすじです
自分が娘にしてあげられることを精いっぱい真剣に考え行動していた千恵さん。それを支える信吾さんや周囲の人々のやさしさや、食べることの大切さはもちろん、生きる意味のようなものも感じられる映画でした。
参加された方からは「親子関係、食の大切さなど、改めて考えさせられました。」「千恵さんのまわりの人のさりげない心づかいに感動しました。やさしさは強さだと強く思いました」「私も小学生の時、母を亡くし、もっと色々教えてほしかったので、娘にはちゃんと教えようと思いました」「子どもとみそ汁を作りたくなりました。やっぱり、食は大切ですね」
色々な感想をいただき、参加者のみなさんそれぞれの立場で、深く思うところがあった様子でした