角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

御成座(オナリ座)で「モリコーネ 映画が恋した音楽家」鑑賞する幸せ

2023-07-18 00:10:42 | 映画

 
御成座正面

 小生が中学3年生の秋か冬の時、親にせがんで今は無きテアトル八戸の大スクリーンで鑑賞した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」('84)。
 はっきり言って、3時間半に及ぶセルジオ・レオーネのその大作は編集の複雑さもあって、子供には超難解な映画でした。率直に言って当時はさっぱり意味が解りませんでした。
 しかし、一つだけ強烈に印象に残ったのは、その重厚ながら美しくそして悲しいオーケストレーションで奏でる「音楽」でした。(デボラのテーマのその美しいこと!!)

 それこそ、小生がエンニオ・モリコーネという作曲家を知った初めての出会いでした。
 (正確に言えばそれ以前に知っていた曲も、かなりあったのですが、それがモリコーネ作曲と知ったのはこれ以降の意識して調べたからにほかなりません)

 それ以後(高校生以後)、モリコーネの音楽は特に意識して聞くようになりました。

「ミッション」('86)、「アンタッチャブル」('87)、「フランティック」('88)、「ニュー・シネマ・パラダイス」('88)、etc.etc....

 そういう偉大な彼もついにコロナ禍の2020年7月に91歳ので亡くなりました。

 さて、その生前に彼とまた彼の関係者に5年の月日をかけて膨大なインタビューを行い、巧みな編集で完成させたのが本作。監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」ジュゼッペ・トルナトーレ
公式HP↓↓
https://gaga.ne.jp/ennio/


(御成座、手書きの映画看板)

 実はこれ、今年(2023年)の1月に公開始まったのですが、小生鑑賞の機会を得ず、今日まで見逃してきたのでした。

 そしてやっと鑑賞の機会を得たのが秋田県大館市の御成座。それこそ、現代の日本の「ニュー・シネマ・パラダイス」であります。
公式HP↓↓
http://onariza.oodate.or.jp/


御成座内部


スクリーン


2階映写窓


廊下

しかも、小生が鑑賞したのは最終上映回でした。
老若男女、かなりの人が集まり2時間半の、モリコーネのドキュメンタリーがはじまったのですが・・

・・すごかったですねぇ! ラスト30分はもう涙を禁じ得ない怒涛のクライマックス!!。
もちろん、エンドロールに入っても席を立つ人などいません。
さらには、上映後に拍手まで巻き起こるではありませんか!

率直に言って、小生の50年の映画鑑賞歴にあって、上映後の拍手は初めての経験でした。
そして、その胸に手をあたられ押さるような深い感動が、このさぼり続けていたブログまで書かせられた次第です。

7月にブルーレイ、DVD発売されましたので、是非ご鑑賞ください。
https://www.gaga.co.jp/dvd_blu_ray/%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%8d-%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%81%8c%e6%81%8b%e3%81%97%e3%81%9f%e9%9f%b3%e6%a5%bd%e5%ae%b6-blu-ray/


「秋田県の里」2階で見られる、御成座の手書き映画看板
https://akitainunosato.jp/


007・・・We have all the time in the world.

2021-10-11 15:52:09 | 映画

 10月1日から公開された007シリーズの最新作「No time to die」は15年間も007を演じ続けたダニエル・グレイグ最後のジェームズ・ボンドです。小生も10月6日、万全に体調を整え鑑賞してまいりました。こんな3時間近くに及ぶ大作は、途中トイレに行かないよう、検診日のようにオシッコを絞りだし、飯も食わず水分補給せずに朝一番の回に見るに限ります。

 映画の出来栄えに関して小生ごときが、とやかく言うのはおこがましいのですが、ともかく一言で言うなら、“切ないジェームズ・ボンド”・・・これでしょう!! こんな切ないジェームズ・ボンドは「女王陛下の007」(1969年)以来です。・・・というか、最新作をより深く味わうには、この旧作の鑑賞は必須ですよ、みなさん。ダニエル・グレイグ版の4作品鑑賞はもちろん必須ですが、「女王陛下」も是非見て頂きたい(今なら、アマゾンプライムで全作品みられますしね)。

 この「女王陛下の007」は、シリーズでも傑作の部類に入り(少なくとも小生はそう思う)、最新作とも様々な共通点があります。まず当時のアクション映画として異例の長さで、2時間半近くあります。そしてMI6引退&結婚みたいな人間性あふれるジェームズ・ボンド像(しかも、ワルの娘に惚れるし)。さらには、秘密兵器がほとんど登場しないリアリズム。アクションシーンは体張って痛そう(これ1作で終わったジョージ・レーゼンビーが可哀想っす。S・コネリーもR・ムーアもP・ブロスナンもCGとQの秘密兵器で楽(ラク)しまくりだったのに・・・)。

そして、何より小生が注目したのが音楽。これです。

 最新作では、あの巨匠ハンス・ジマーが担当したのですが、歴代のボンド音楽を手掛けたジョン・バリーへのリスペクトが至る所に垣間見えるわけです。特にバリー音楽の最高傑作である「女王陛下の007」の哀しい挿入曲が効果的かつドラマの肝として使用されているのは要注目です。

 ちょっとネタバレっぽく、なるので未見の人は気を付けて読んでいただきたいのですが、「女王陛下」では、物語終盤(ほとんどラストシーン)に、ハネムーンに二人で出掛け、ヨーロッパの海辺の美しい道路のドライブシーンで、ボンドは重要な、実に重要なセリフを言います。

We have all the time in the world.

 と。これって、直訳すると「我々は世界の全ての時間を持っている」となるわけですが、早い話が、めちゃくちゃ時間を持て余している。逆に時間にせかせかしなくてもいいというわけです。

 定年退職したお父さんが、早朝「遅刻だッ」と目が覚めてたら、隣で起きた嫁さんが言うセリフみたいなもと言ったらイメージできるでしょうか。

 「女王陛下」では「世界は我々だけのものだ」みたいな字幕になってたような気がします、確か(プライムで確認してね)。

 しかも、このセリフを2回言うんですよ。

1回目は笑いながら。

そして、2回目は号泣しながら・・・

 

実は、ジョン・バリーが作曲した悲しい旋律の挿入曲の題名が「We have all the time in the world.」これ。しかも、これをそのまま歌詞にして、ジャズ界の大御所サッチモこと、ルイ・アームストロングが哀愁を込めて唄うんですな。

 

 さて、最新作「No time to die」の物語序盤、幸せいっぱいのボンドとマドレーヌはハネムーンよろしく、アストンマーチンでイタリア、マテーラの海辺の道路を走っています。「女王陛下」の終盤のあのシーンにそっくりです。バックにはハンス・ジマーの美しい旋律曲が流れているのですが、さりげなく、実にさりげなく、この「悲劇の挿入歌」が一瞬流れるわけ。

そして、ボンドがマドレーヌにそのセリフを言うわけですよ。

We have all the time in the world.

と。小生、なんの予備知識も無く見に行ったもんだから、もう鳥肌もんですよ!

水飲まないで行ったのに、ちびるかもと思いました。

↓↓ ハンス・ジマーの実際の曲を聞いてください。曲名は「マテーラ」。ちょうど35秒くらいの所から30秒ほどその旋律は流れます。

さて、観客はここから、これから始まる二人の悲劇性を予想できるのですが、映画終盤もう一度鳥肌もんの瞬間が訪れます。

そのためには、この曲の旋律の記憶と、この英語だけは聞き取れるようにした方がいい。

英語が苦手な人も、何度も何度もこのフレーズを練習してサラッと言えるようになればOK。
(サラリと自分で言えるようになると、英語は聞き取れるものです。言えないけど聞き取れるってウソですよ。)

そして、映画の最も大敵はオシッコ。これはホントに厄介。ちょうど最後のいいシーンで見逃したらそれこそ悲劇です。

No time to go to the rest room

ですよ皆さん。鑑賞前にしぼりだして、コーヒーもコーラもダメです。


ソダバーグ監督の田舎版「オーシャンズ11」と言える「ローガン・ラッキー」。泣ける&ニヤリ

2017-11-29 15:45:40 | 映画

 「セックスと嘘とビデオテープ」(‘89)で衝撃的デビューした、スタイリッシュな演出で知られるスティーブン・ソダバーグ監督の代表作は誰もが「オーシャンズ」シリーズと認めるところと思います。

 そのソダバーグ監督最新作「ローガン・ラッキー」は、まさに田舎版「オーシャンズ」と言えるクライムサスペンス映画。ところどころにニヤリとさせたり、ホロリとさせるスパイスが効いています。巨大な金額が動く「シャーロット・モーター・ウエイ」レースの売り上げを根こそぎ頂こうとする男たちの物語は「オーシャンズ」シリーズと基本的には同じ。けれど構図設定は全く真逆。

 舞台はきらびやかなラスベガスなどでは無く、山間のウエストバージニア州の田舎町。ウエストバージニアは全米50州の中にあって、人口も面積も40位位の内陸州。で、登場人物も、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットみたいなクールな犯罪者では無く、どれもこれも、うだつの上がらない落ちぶれた設定。ディープサウスの影響を受けた保守的白人社会の世界は、まさにトランプ支持者の巣窟みたいな雰囲気(この設定が、後々すごく効果的に効きます)。

 主役のローガン兄(チャニング・テイタム)は、かつて地元高校のアメフトのスター選手だったんだけれど、膝を痛め、建築現場からは解雇されて携帯電話代も払えない始末。嫁には逃げられ、小さい娘に会いに行くことが人生最大の楽しみ。

 ローガン弟(アダム・ドライバー)も、イラク戦争で左手を失った前科持ちのバーテンダー。兄はこの弟のバーで、弟の義手を小ばかにした客にケンカふっかてたりしてるダメダメな生活ぶり。


チャニング・テイタム と 弟アダム・ドライバー

 ちなみに、この主役二人は近日公開の「キングズマン」(1月公開)と「スターウォーズ」(12月公開)最新作にもそれぞれ出演しています。兄役のチャニング・テイタムは「キングズマン」において、ここでもアメリカンスタイルのカウボーイスパイ役。↓↓↓


 弟アダム・ドライバーは前作に引き続き、ダースベーダーの孫にしてその崇拝者カイロ・レン役。ちょっと話は脱線しますが、ラストこの弟の義手が「スターウォーズ」のパロディとも思える演出でニヤリとさせます(ヒント:ベーダーもその息子のルークも機械義手)。↓↓↓



 さて、注目すべきは金庫破りの達人ジョー役で、あのダニエル・クレイグが出演していること。D・クレイグと言えば、颯爽としたタイトなスーツを着こなす007ことジェームズ・ボンド役が代表作で、ファンはジョージ・クルーニーのようなカッコよさで登場と期待するかもしれませんが、刑務所囚人として登場冒頭からそういう期待は一切裏切られます。

 本作においては、彼もイマイチうだつの上がらない、だみ声の野卑な田舎アメリカンとして役作りに成功しており、そういう意味においては歴代の007役者達が正統な英国紳士イメージから抜けきれなかった役者キャリアの中で、彼だけは今後もかなり幅の広い役(悪役を含め)をこなせることを証明しています。

 

 さて、映画はこの完全犯罪をあっと驚くどんでん返しまで一気に見させてくれるのですが、あらゆる偶然に助けられたりして、突っ込みどころはたくさんあるわけ。例えば、事なかれ主義の官僚そのものの刑務所長や、金盗まれる主催者の保険で補填されるから捜査には関係ねぇっと言わんばかりの拝金主義者に、主人公たちは結果的に助けられたことになっていたりします。しかし、そんな脚本上の小さな欠点(狙ってるかもしれませんが)を補って余りある魅力が本作にはあります。例えばラスト近くのこのシーン・・・

 美少女コンテストに登壇した愛娘の晴れ舞台に、大仕事(泥棒)終えたダメ親父が、間一髪間に合います。末席に父の姿を確認した娘は、この日のために一生懸命練習してきた持ち歌を披露することを止め、父が大好きな大好きな「カントリーロード」を駆けつけてくれた父のためにアカペラで歌いだします。年端もいかない幼子のその歌は決して上手いとは言えません。しかしもはや賞狙いではないその純粋な歌声に、観衆も一緒にこの名曲を歌いだします。カメラは一緒に歌うアメリカ人一人一人をとらえ、心で泣いている父の姿を逆光で浮かび上がらせます・・・。 以下歌詞。

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Almost heaven, West Virginia
天国のようなところさ、ウエストバージニアは

Blue ridge mountains, Shenandoah river
ブルーリッジ山脈、シェナンドー川

Life is old there, older than the trees

そこでの暮らしは木々よりも古く

Younger than the mountains, growin’ like a breeze

 山より若く、そよ風のように時は流れる

Country roads, take me home

カントリーロード(故郷へと続く道よ)私を故郷へ連れて行って

To the place, I belong

私の居るべき場所へ

West Virginia, mountain mama

ウエストバージニアの母なる山へ

Take me home, country roads

私を連れて行っておくれ、カントリーロード (略)

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 小生は思わず嗚咽を漏らすかと思いましたよ。こんなに感動する「カントリーロード」を聞いたことがありません。日本のアニメではダメなんですよ、この歌は。

  何故、この映画の舞台はアメリカの田舎(ウエストバージニア)でなければなかったのか。

 何故、「オーシャンズ」のようなスタイリッシュなかっこいいスタイルではなかったのか。

 ここではっきりと解ります。ここに開拓民から生まれたアメリカの原点を見たような気がするわけ。

 じゃぁ、何で泥棒映画なんだよっ!!

 ・・・って、突っ込まれればそれまでなんですが・・・

 解るでしょ、師走が近づくと日本国民も千昌夫「北国の春」とか八代亜紀「舟唄」みたいな歌聞きたくなって、田舎帰りしたくなるんすよ。

  まぁラストはね、あっけらかんとした大ハッピーエンドで終わるので、いかにもアメリカらしいっちゃ、アメリカらしいんですがね。ちょっと論理的な整合性の取れない尻切れトンボな文章になりましたが、是非一度鑑賞することを強くお勧めします。

大御所ジョン・デンバーの「カントリーロード」


ブルース・リー マニアが狂喜するに違いない「イップマン3 継承」!!

2017-09-18 14:46:44 | 映画

久々の映画ネタ。(時々、見てるんですが更新できない)

 さて、東京では4月22日公開された「イップマン3 継承」ですが、ここ八戸ではやっとフォーラム八戸さんで8月25日に公開されました。しかも一週間だけ。(まぁ盛岡では9月9日から公開だからまだましか。)小生最終日の9月1日の夜に見ました。

公式ホームページ
http://gaga.ne.jp/ipman3/

 さて、本映画の主役イップマンこと葉問は言わずと知れた、かのブルース・リーのお師匠さんで詠春拳の達人!! 演じるのはおスター・ウォーズでもお馴染みドニー・イェン。


師匠の葉問とブルース・リーの訓練写真 (本物)

 史実では、この師弟の関係は様々な諸説があり、ここでは詳しく述べませんが(小生もほとんど知らない)、ま、史実なんて本映画では全く関係ありません。はっきり言って前作の2作品見ていなくても、十分楽しめるようにできています。

 
葉問とブルース・リー(本物)

で、映画冒頭から若かりし頃のブルース・リーが登場するではありませんか!!

↓↓↓
 
詠春拳を訓練する若きブルース・リー(本物)

 

 演じるのは「小林サッカー(2001年)」で、「死亡遊戯」コスチューム(黄色のトラックスーツ)をまとったゴールキーパーを演じたダニー・チャン!!当時もブルース・リーマニアを熱狂させたものです。



「小林サッカー」ダニー・チャン

で、このシーンがこちら。
↓↓



 

 ブルース・リーの立ち振る舞いと動きをよく研究しているし、本人も相当なマニアに違いないと推察します。物語中盤にもこの若きブルース・リーは重要な役目で再登場するわけですが、(ヒントは彼がダンスの達人だったということ)、もう、ブルース・リーマニア垂涎の1本といえるでしょう。

 

 で、ストーリーはまぁ、当然悪い奴らが出てきて、それに奥様の挿話を絡め、さらに、同じ同門の詠春拳の達人(マックス・チャン)が重要な役どころで登場しラストまでノンストップで楽しませてくれます。多分史実通りではなく、面白く脚色したとは思うのですが、小生には確かめようがありません。しかし一つ言えるのはもう唯々ひたすら面白い!! やっぱね、その格闘シーンの凄いこと凄いこと!!

 
 VS マイク・タイソン

 悪徳不動産屋役でのマイク・タイソンとの一騎打ちもすごいですが、彼に雇われたヒットマンがなんと、タイ人おかまキックボクサー!! オカマとは思えない強さで、もうどうやって撮影したか解らないほどのカメラワークで、凄まじいバトルシーンは息を飲むほど。


VS おかまムエタイ

 

 そして、終盤の詠春拳の達人同士の闘い!!。主人公とマックス・チャン演じる詠春拳の達人(役名何だったけなぁ)は、同じ詠春拳でも微妙に流派が違うわけ。確か史実でも3派あるはず(南斗聖拳は百八派ありますが・・)。

その二人が激突します。

自らの「詠春拳」の正当性(レジティマシー)をかけた闘いは、もう鳥肌ものです。

もうね、まさに北斗神拳vs北斗琉拳!!

  ・・・というわけで、もうすでに本作はDVD/ブルーレイ共に発売&レンタル開始(9月2日)されていますので、興味のある方(ブルース・リーファンは特に)お勧めいたします。


リドリー・スコット最新作 「オデッセイ」 試写会

2016-02-02 18:23:21 | 映画

忙しくて全く更新できていませんが、あっという間に2月になっちゃいました。

んで、先週火曜日の夜、2月5日公開の「オデッセイ」試写会あたったので早速鑑賞してきました。

英国映像美学派の巨匠リドリー・スコットの最新作で劇場は満席。




まぁ、火星に取り残されながらも決して、絶望しない前向きなマット・デイモン飛行士が、植物学者であることを生かして生き延びようとし、またそれを知った地球のNASAはじめ、なんとか彼を生還させようとする人々の物語なのですが、バックには70年代のディスコ曲が流れ、ドラマの文体は確かに悲壮感のかけらもありません。

ラストの手に汗握る、R・スコットの演出はさすがの職人技で、劇場内が全員が息を飲んでる緊迫感がすごかった!! (だから、映画って映画館で大勢の人たちと鑑賞すると臨場感が高まるんですよね)

ただ、ただね・・・一言。

 NASAの技術陣も万策尽き、救出作戦を諦めかけた時、なんと手を差し伸べるのが中国当局って、そりゃいくら何でも嘘くさいっ!! (ちゃんと、孤独な米国人パイロットに同情してるシーン付き)。

おいおい、あのパクリ新幹線の衝突事故を起こし、それを隠ぺいするためすぐさま、新幹線本体を土の中に埋めて(おそらく遺体も入っていた)隠そうとした、人権無視しまくりの中国当局が米国人一人を救助するため乗り出すって、ストーリーはどうなのよ。まぁ、原作がそうだからって言われればそれまでですがね・・・