角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

平成25年9月の「日本酒を楽しむ会」

2013-09-25 12:55:23 | お酒関係(日本酒など)

 さて、夏も終わり、9月の「日本酒を楽しむ会」です。

 会員たちと共に「鬼門」さんを目指し鷹匠小路を歩いて行きます。



ちょっと、早めに着いたのでまずは食前酒代わりに、地元、青森の地酒「田酒(でんしゅ)」から。


さてと・・・「秋」です。 「ひやおろし」の季節です。

というわけで、こっから秋の酒 「ひやおろし」のオンパレード。

まずは、信州の美山錦で作った「十六代九郎右衛門 純米 ひやおろし」 17度。
わりと甘めの酒なんですが、適度な酸味が効いていて実に旨い!!


続いては宮城県は塩釜の浦霞『ひやおろし特別純米』。17度。ひやおろしファンにはおなじみの大人気酒です。
米も宮城県産ササニシキを使用しひやおろしらしい熟成感のたっぷりした旨みに、何とも知れないフルーティ香。


さて、ここらで、刺身やら焼き物をパクちきます。


つぎは、ひやおろしの中でも変わり種というかウルトラCのこの広島のお酒。
「誠鏡 二夏越え純米吟醸まぼろし」!!
その名の通り2度の夏を超えて(2年!!)、熟成させたため、調和がとれてどっしりとした味に仕上がっています。



さて、今回もっとも注目されたというか、興味シンシンだったのが、この岡山県のお酒。

「NEW? OLD? NOW! 9 NINE ひやおろし」。 なんだか日本酒らしからぬ、グリーンボトルと言われる純米酒です。
なんでも、若い蔵元9人による斬新なお酒とのことですが、これがホントに旨い!! 今回会員の中でも一番のビックリお酒でした。


そして、今回のトリは・・・司牡丹『船中八策 ひやおろし』 純米原酒・生詰
 アルコールが18度はあろうかという高知県のお酒。華やかなフルーティ香のなかに、上品で贅沢な旨みが広がります。
これがね、我も我もと、みんな注ぐもんだからあっという間に無くなっちゃいました。
 かの、吉田類閣下が、「無人島に行くなら司牡丹を持っていく」と言わしめた酒だけのことはあります。


しかし、この頃になるともう、ヘベレケになっちゃいます。

「コラーッ!! Chris!! 酔っぱらってもマナーを守って飲めーっ!!」


というわけで、もっとも酒が旨いと言われるこの季節、ひやおろし三昧の幸せな時間でした。
まぁ、まだまだ旨いひやおろしがあるので、来月も飲めそうです。

しかし、一番苦労したのが、Chrisに「ひやおろし」の説明することでした。

Sake is put in the cold place during summer and is matured.・・・・・とかなんとか、適当にしゃべってごまかしたんだけど、これで良かったんだべか?


最近の3D映画では抜群の立体感!! 「スタートレック イントゥ・ダークネス」

2013-09-16 12:19:42 | 映画
 前回紹介した「マン・オブ・スティール」に続いて、これも何度映画化されたかわらない「スタートレック」最新作の「イントゥ・ダークネス」
 同じ監督のJJ・エイブラハムスの2作目ですな。この映画を見る人は是非前作('09)の予習を!!



 率直に言って「スタートレック」ファンのみなさんには申し訳ないのですが、小生的にはあんまりこのシリーズ好きじゃなかったんですな。
 今から二十数年前の高校生の時「ミスター・スポックを探せ」とか「故郷への長い道」とか公開されて鑑賞したのですが、W・シャトナーL・ニモイなどオジさんというかおじいさん出演陣のキレのないアクションシーンの数々になんだか哀愁を感じたものです。
 当時、八戸テアトルでは映画の上映と言えば常に2本立てで、連続で2本見るのが普通でした。従ってお目当て映画の同時上映作品は観なくてもいいのですが、なんだかもったいなくて貧乏根性で映画小屋に4時間から5時間ふんばったものでした。
 たしか「スタートレック」もそんな中の1本だったと思います。

 し、しかし!! このJJ・エイブラハムスの最新作は前作同様、若返った出演者たちの“活きの良い”キレキレのアクション演技といい、素晴らしい映像グラフィックスによる艦隊戦闘シーンといい躍動感あふれる作品に仕上がっています。
 しかも、特に強調したいのはこの映画近年公開された3D映画の中では抜群の立体効果を発揮しています。
 これこそ、本当に劇場で観なければもったいない1本と言えるでしょう。

下:若きカーク艦長(クリス・パイン)とスポック(ザカリー・クイント


 さて、物語はカーク艦長とスポックの友情を主軸に、ロンドン、サンフランシスコで起きた連続犯を追うと言うなんとも「スタートレック」的ではないお話し。

 このテロリスト役ジョン・ハリスソンを演じるのがエキセントリックな現代版ホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチ。主役二人を食ってしまうほどの圧倒的存在感です。

 さて、物語が進むにつれこのテロリストにも家族同様に守らなければならないものがあり(だからこそテロを起こす)ことが判明していきます。そしてカーク艦長にとってもエンタープライズ号の乗組員全員が家族も同様。両者守るべきものをかけて激突していくのですが・・・・

ベネディクト・カンバーバッチ


もうね、観終わった後、どっぷり疲れます。 

 この映画は大活劇大作であるだけでなく、「テロとはなにか」、そして「テロを防ぐために強権を発動することは正義なのか」を観客に問う、今の時代大変ヴィヴィッドな映画と言えるでしょう。

 ちなみにですが、この映画は限りなく前の席で3Dメガネで鑑賞することはもちろん、断然日本語吹き替え版を推奨します。後ろの席は3D感なくなっちゃうし、かと言って前の席だと字幕追えなくなっちゃうんですね。もちろん、英語の堪能な方は言語版で。


 




自らの超人能力に苦悩するリアルスーパーマン!! 「マン・オブ・スティール」

2013-09-11 15:19:02 | 映画
久々の更新で、しかもまたまた映画ネタ。

で、これで何度目の映画化となるんでしょうか、「スーパーマン」。
題名も「マン・オブ・スティール」!!  まぁ「鋼鉄の男」ですな。



小生、忘れもしない今から数十年前。小学校1年生だったと思いますが、あのクリストファー・リーブ演じる「スーパーマン」を八戸テアトルで胸躍らせながら見たんですが、その面白いこと。

んでも、子供ながら不思議だったことが一つ。

 冴えない新聞記者クラーク・ケントが電話ボックスでスーパーマンに変身するでしょ。で、その同僚のロイス・レインは何時も一緒にいるにも関わらず(バリバリ、スーパーマンの顔をガン見してるのに)、同一人物だということに気がつかないんですね。
 違う点といったら、せいぜい髪型がちょっと変わったことと、眼鏡だけ。
 ある意味、そんな観察眼で新聞記者が務まるんだべかと思ったんでなぁ。 子供でも。

 で、今回のなスーパマンはその、新米新聞記者クラーク・ケントが誕生するまでの、彼の深い苦悩を描いたリアルな人間ドラマになってるわけ。
 それもそのはず、この映画の原案と製作したのが、あのクリストファー・ノーラン。そう、同じアメコミの「バットマン」を重厚な人間ドラマへと昇華させた、あの伝説の3部作の監督さんなんですなぁ。

 けれども、もちろんただの人間ドラマではありません。メガフォンとったのが「300」を撮ったザック・スタイナーだけにアクションは超ど派手!!
この映画3D映画なんですが、宇宙人同士の戦いで、ニューヨークが崩壊してさまはもう手に汗握るというか、どっぷりと疲れます。 ぶっちゃけ3DでなくともぜんぜんOKだと自分は思いました。

 さて、物語はスーパーマンの生まれ故郷クリプトン星の崩壊と赤ちゃんスーパンマンが地球に脱出するところから始まります。実の父であるラッセル・クロウと後にスーパーマンと死闘を繰り広げるゾット将軍とその一味が巧みに伏線として描かれています。


 で、その後いきなり地球で成人したケント青年(ヘンリー・カビル)が登場するんですが、どうも自身の超人能力のおかげで上手く人間社会へ適応できないで流浪している様子が、描かれます。

 そして、物語は少年時代への回想となり、学校でも上手く適応できず苦悩する生活が描かれます。

 まじめな農民である義父(ケビン・コスナー)と義母(ダイアン・レイン)は、なるべく能力を隠し生きるように子に諭します。そして、いずれ人類はクラークの能力を必要とする時が来ると教えるんですねぇ。 涙。

 

 このように、物語は現在のゾット将軍一味との対決へと向かいながら、合間合間に回想シーンを挿入するという手法で進みます。

 まぁ、いろいろ賛否両論あるようですが、小生は好きですね、これ系のお話。

あの、スーパーマンの胸にあるSのマークはなんなのか?

そして、新聞記者 クラーク・ケントは如何にして誕生したのか?

ファンにはたまらないネタがびっしりです。

それにしても、自分自身意外だったのが、あまり好きではない俳優ケビン・コスナーが一番かっこよく見えたこと。
クラークの超人能力を人様にさらさないために一命をかけるエピソードは涙なくして見られないといえるでしょう。