7月13日(木)のことですが、ジャーナリストの櫻井よし子さんが十和田市にいらして、「今、日本が直面する内外の課題」と題して基調講演をなさいました。
外なる課題については、トランプの米国・将軍様の北朝鮮・そして膨張し続ける中国についてです。
で、内なる課題で今最も時間を割いたのは「加計学園問題の本質」について。
かいつまんで、書けば・・・・現在日本における獣医大学の分布図は、関東以北が8割で、それ以南は2割と文科省から(何故か)決められているとのこと。毎年、約900名の獣医師の卵が卒業するのですが、その大半は所謂「犬猫病院」の開業医となるため、公務員獣医師は9%しかおらず、全然足らないわけなんですな。なので、口蹄疫や鳥インフルエンザ問題などが起きるともう、てんやわんやの大騒ぎに。
それなのに、文科省は昭和51年の北里大学の開設を最後に半世紀以上、獣医関係大学の新設をしておらず、しかも何故か四国地方に1校もない!!
この歪な状況の打破に取り組んだのが、平成11年(1999年)に愛媛県知事に就任した加戸守行さん(文科省出身)。
で、この加戸さん何とかこの岩盤規制規制打ち破り、四国へ獣医大学を誘致しようと何回(15回位ってたかな)もチャレンジしたものの、文科省はことごとく門前払い。
それと並行して、愛媛県議会議員の方で加計学園の事務局長と同級生の方がいらっしゃって、相談したら「(近くの)岡山だから開設してもいいよ」と(10年以上前)なったとのこと。
だから、愛媛県今治市に加計学園が獣医師大学を開設決めたのは、この加戸さん達のはたらきかけ(それも相当昔)があったからであって、最近始めた国家戦略特区の安倍首相じゃないのは明らか。確かに野党が言うように「加計ありき」で、ことを進めて来たんだけど、一体それの何が悪いの?そもそも。ある程度誘致大学決めてから認可申請に行かなかったらかえって変でしょ。
っていうか、小生思うに、安倍さん「俺の友達の加計君に、四国を救うために獣医学部宜しく頼むってお願いしました」って、国会で証言しても別に何も問題ないと思うわけ。内閣府が主導する「国家戦略特区」って首相がリーダーシップ発揮したらダメなわけ?友達だからNGって、極端すぎるんですよ。
加戸前愛媛県知事(左) 前川文科省前事務次官(右)
さて、前川前次官って「官邸からの圧力で行政が歪められた」って証言していますが、この言い草って「政治家は行政に口出さないで、役人が作った行政政策に黙ってハンコ押してりゃ、いいんだよっ」って聞こえるのは小生だけでしょうか?
加戸さんも以下のように証言しています。
「行政が歪められたのでは無く、歪んでいた行政が正された」
と!!
さらに、不可思議なのはこの10日の加戸証言を、読売・産経を除く朝日・毎日・東京等の大手新聞社、時事通信の群門下の地方新聞社は1行・1文字触れず、NHKをはじめテレビ局もほぼすべてカットしたわけ(特にTBSのネガティブキャンペーンは凄まじい!!)。ほぼ、ぜーんぶ前川前次官の証言に沿って報道したんですね。(流石に25日、26日はテレビにちらっと出てましたが)。そりゃ、支持率も下がりますって。
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さて、この前川喜平前次官について、櫻井さんの取材情報もチラッと書いときます。(ちなみにジャーナリストの須田慎一郎さんも同じ内容の取材結果をラジオで言ってます)
昨年から、警視庁組織犯罪対策部は新宿歌舞伎町の「ラブ・オン・ザ・ビーチ」という店に、組織的少女買春の疑いで内偵捜査を続けていました。組織犯罪対策部はかつての第4課。まぁ、暴力団等専門捜査官達ですな。従って、どういう筋の団体がこの店を経営していたか解ります。
この店は所謂「出会い系バー」という分類のお店ですが、お酒を飲むバーではありません。素人の女の子とデート出来るという名目ですが、店側はプロの女も配置。2時間3万円で女の子とデート(交渉が成立すればホテルにも行ける)出来るって仕組み。警視庁も売春容疑で内偵捜査進めていたわけですから、何が行われていたかは想像に難くありません。
そしたら、その客の中に週2回~3回足繁く通う紳士が!! 延べ40回に渡り、少女らとデートを重ねていた人物は、なんと文科省の高級官僚ではありませんか!! しかも、トップの事務次官。
もちろん警察は客すべての写真を指揮車からバシャバシャ撮っており、そのまま官邸へ報告。
学校教育の全てのトップに立つこの前川喜平は官邸に呼ばれて写真を突き付けられ、こっぴどく叱られて、クビッ!!
しかもこの男、違法な組織的な天下り業務に勤しんでいたことも明るみになり、そっちでも処分受けたわけで、安倍官邸への恨みは相当なものだったに違いありません。
ところが、どっこいこの言い訳が凄い!! 出会い系バーに通っていたわけは・・・
「少女の貧困調査を密かにしており、彼女達にお小遣いをあげていた」
!!っ はぁ~!?
よくまぁ、言うに事欠いてシャーシャーとこんなバカげた言い訳が思いつくものです。誰が考えても、昼は公(おおやけ)の勤務時間に私欲のための天下り業務に勤しみ、夜は自らの私欲を満たすため、公(おおやけ)の調査と称して肉欲に耽る破廉恥な不潔な中年男そのものではないですか。
仮に百歩譲って、彼が言ってることが本当だとしても、彼がやった行為は(肉体関係が無くとも)、それは援助交際そのものであり、結果的に暴力団への資金譲渡に加担したことになります。40回以上行ってるわけですから、少女をデートに連れ出すに3万円×40回で120万円以上が暴力団の資金源になったわけです。
ところが、メディアと野党は彼を少女を助ける聖人君子の如く持ち上げ「官邸を恐れない反骨の正義の官僚」なんですって。もう、アホかと・・・バカかと・・・・
民進党の玉木雄一郎は「首相が加計理事長と15回もゴルフ会食をしていて、獣医学部の話が出ないなんて、国民目線で不自然だ」ってほざいていますが、前川エロ親父を聖人に祀り上げるアンタらの方がよっぽど、不自然だよって思いません?
以下は、関連した他者ブログとか映像載せときますから、この問題の真実を知りたい方は是非ご一読を・・・・
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「マスコミが報じない加計学園の真相」 加藤完司
アゴラ 2017/07/16
https://gunosy.com/articles/au42Y?s=t
7月10日(月)に衆参両院で、加計学園問題に関して閉会中審査が開かれた。この模様はNHKで9時から17時までほぼ全容が生中継されたから国民の目に本件の真相が示された、はずだ。しかし、実際にすべてを観た国民はごく少数であり、多くの国民は新聞、テレビでの報道を通じて、本件の概要を知った気にされている、と言うのが実情である。
報道では前川元次官の答弁が主体で、参院に参考人として招致された加戸前愛媛県知事の発言は、少なくとも日経新聞では全く報道されていないし、NHKのニュースでも観なかった。
加戸前愛媛県知事は、1957年に文部省に入省し1988年に同省の大臣官房長に就任、89年に辞職し、1999年に愛媛県知事選に出馬、現職の伊賀貞雪知事を破り初当選し、2010年まで3期12年務めた方。今治に獣医大学を誘致しようと努めてきた核心の人物である。
彼に質問するのが自民党参議院議員の青山繁晴氏。氏の説明と加戸氏の説明によって、実は本件の全貌が白日の下に明確に示される。不明瞭な点など一つもない。一方青山氏は前川氏にも質問、前川氏もバカではないから何か自信をもって話すが、答えになっていないことがよくわかる。
内容を書くよりも、この40分間の質疑における加戸氏の言葉をまとめたYouTube映像があるので紹介する。
加計問題に関して新聞テレビからだけの知識しか持っていない方は、是非真相、すなわち誘致に当たってきた加戸氏の言葉を聞いてから口をきいてほしい。このダイジェスト版、氏の発言を直接引用してあり本筋がわかる。全部で8分強あるが、最初の4分30秒で十分。
興味を持たれた方は是非、青山氏の質疑の全容を観て真相を理解してほしい。全部観るのは辛いだろうから、13分目から28分目までの15分間と、最後の40分目からの2分間だけでもいいテレビ、新聞の報道がいかに真実と乖離しているか、驚愕に値することがわかるだろう。
もう一点、前川氏に対する質問で、誰だか忘れたが、「文科省の文書を漏らしたのは前川氏ではありませんね、イエス、ノーで答えて下さい」という場面があった。氏の答えは「誰がいつやったかを答えることはできない」、というもの。当然、「そうではなくてあなたが下かどうかを訊いているんです」と畳みかけるが答えは同じ。彼は否定しなかった。この点も報道されなかった。
加藤 完司(元エンジニア)
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加計学園問題から見えるテレビとネットの全面戦争 --- 和田 行裕
アゴラ 2017/07/18
http://agora-web.jp/archives/2027262.html
新聞、テレビの中で左派系の報道が多いメディアだけでなく、ほぼ全てのメディアで加計学園の獣医学部新設問題に対して政権を批判していることに驚いた。
比較的に報道には偏りがないと思っていたニュース番組ですら、獣医学部がある大学に結果ありきのアンケートを取り、「加計学園の獣医学部の新設には反発の声が大きいようです。」などと政権に対して批判的な報道をしている。
今回の加計学園問題に関しては左派メディアだけでなくどのメディアも安倍政権を批判しているため、多くの国民は「本当に安倍内閣はまずいのではないか」と思いはじめ、それが支持率低下に繋がっている。ネットではテレビは信じないとの声も多くあるが、しかし国民全体から考えると今だにテレビのアナウンス効果は絶大であり、ネットの力はまだまだそれには遠く及ばない。
今までの構図とは大きく異なっていることにまだ多くの人は気付かず、今まで信じてきたメディアを今回の加計学園問題に関する報道でもそのまま信じた結果、安倍内閣への支持率にかつてない影響を及ぼしている。
かたやネットで情報を収集できる人たちは既に問題の経緯、文書の流出経路、文書に何が書かれているかなど加計学園問題の本質にかなり近いところまで知ることができている。
さらに7月10日に行われた前川前次官の国会招致にて自民党平井卓也議員が「文書の流出元は前川さんではないですよね?」との趣旨の質問に前川氏は「文書の提供者は答えられない」と質問に沿わない答弁で誤魔化しており、ほぼ前川氏自らが流出させたことは明らかである。しかし、漢字の読み間違いなど到底有意義とは思えない国会質疑は報道するテレビは全くこのことを報じていない。
加計学園の問題に対して言えば、構図は「右派vs左派」ではなく、「構造改革派vs既得権益」である。
テレビ、新聞をはじめ、既得権益に守られた多くの関係者は安倍政権が日本全国の岩盤規制を破壊しようとしていることに今までにない大きな危機感を覚えている。
それゆえ加計学園問題に関しては、テレビでは左も右も皆一緒くたになって安倍政権を批判している。
この構図において真実の情報を伝えられるのは、もはやネットメディアしか残っていない。
どれだけ多くの人がこの構図に気付けるか、それはネットの力を信じ、発信し続けることにかかっているのではないか。
改めて現在日本に存在する既得権益の根深さと一刻も早い岩盤規制の撤廃の必要性を感じさせられた。
和田 行裕
クラウドエンジニアの24歳。日本維新の会党員
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時間のある方は下記もご覧ください。これで、代替この真相はっきりわかります。
2017/07/24「国会中継予算委員会 加計問題」1日目
2017/07/25「国会中継予算委員会 加計問題」2日目