スイス大会サポート

ＳＴＣＩのグローバルサポート・プロジェクト（ＧＳＰ）事業のひとつとして、今夏、デオデオ女子陸上部・
久保瑠里子選手の欧州遠征をサポートさせて頂きました。

８日、スイス・ルッツェルン近郊で開催された陸上競技会「Ｓｐｉｔｚｅｎ・ Ｌｅｉｃｈｔａｔｈｌｅｔｉｋ・Ｌｕｚｅｒｎ２０１０」の
８００ｍに同選手が参加（現地には同陸上部スタッフが帯同）。

結果は最もレベルの高い組で９位・２分０６秒８１。少し厳しい結果に終わりましたが、世界一流クラスの
選手と一緒に走るレースは、今後世界を目指す彼女にとっても大変貴重な経験であったと思います。
（同大会サイトのレース結果・６ページ目に掲載。）

当初、大会ディレクターに参加を申し入れた際、「持ちタイムから参加は厳しい。」と、半ば断られたに
近い状況でしたが、その後あの手この手で何度か（悪く言えばしつこく）交渉。その結果、何とか
参加ＯＫをもらう事が出来ました。
事前に参加予定メンバーを尋ねたところ、北京五輪６位、０９年ワールドアスレチックファイナル２位といった
選手らをはじめ、殆どが自己記録２分を切っている選手と聞きびっくり。（ちなみに日本記録は２分００秒４５。）
正直そこまでレベルの高い選手が集まっているとは思っていなかったので。。。
大会ディレクターによると「今回のレースで上位選手が２分を切る様なレースを目指している。」
との事でしたので、デオデオ陸上部のスタッフの方とも連携を図る中で、そう言ったレースへの参加が
実現出来た事は、選手や我々にとっても大変貴重な機会であったと思います。
その後も大会主催者には色々と対応、配慮して頂きました。

日本の女子中距離はここ数年、海外遠征に殆ど行っていない状況です。
しかし、時には若くて可能性のある選手に多少結果に目をつぶってでも、世界の一流選手とのレースや
その雰囲気を体感させる事は、その選手や種目の大きなレベルアップに繋がる要素のひとつではないかと
感じます。
勿論、遠征にはそれ相当の費用もかかるのでその辺り、選手はじめ関係者はレースに向けて全力を注ぐ
一方で、謙虚に感謝の気持ちを持って取り組む事は言うまでもありませんが。

久保選手にも今回の経験をステップにぜひ大きく成長してほしいものです。


尚、ＳＴＣＩ・グローバルサポートプロジェクト（ＧＳＰ）では陸上の海外レース遠征における
各種業務（情報収集、参加交渉、申し込み、遠征の準備、運営等）も承っております。
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