ふと手にした一冊

先日、仕事の移動中の時間に読もうと買った一冊、
「スポーツのマネジメント　ユベントス・フェラーリその交渉と契約（マリオ宮川・著）」。

最近読んだ中では予想以上に良い内容でした。普段、友人知人の感想やアマゾンの書評などを事前に見て
から読む本を決めていますが、これは何となく読んでみようか～、みたいなのりで購入。

本の中ではＦ１ドライバーのジャン・アレジやサッカー・セリエＡのスター選手のマネージャーを務めた
マリオ宮川氏の具体的な仕事内容や仕事にかける想いが記されていました。

アレジの言葉の中に、「スポーツ選手にとってマネージャーとは、単なるビジネス上のパートナーではなく、
精神的な面においてとても重要な人なんだ。そばにいてくれるだけで心が落ち着く―そういうマネージャーを
選手は求めている」。
一方、著者の宮川も、「クライアントの選手を選ぶ時、夢実現に向かって選手と共に気持ちを一つにして
苦しい時もやっていけるかを自分に問う、それが出来ないなら金額の高い低いだけで仕事を受けてはいけ
ない」、「選手マネジメントの方法は決して教科書には載っていません。そこがこの仕事の難しいところ」
とも。どれも重い言葉です。

私の関わる陸上とはまた異なる競技ですが世界の超メジャースポーツ・Ｆ１とサッカー、それぞれのビジネスの
現場で長年経験を積んだ著者の言葉に色々教えられる部分がありました。
改めてもっと勉強、経験を積まなければ、と感じた一冊でした。

↓選手のマネジメント、サポートに関わる人にはおススメです。