時間があるということは、ありがたいことです。
でも私の人生でこんなに自分のための時間があるのは初めてで、どうやって使えばいいのか、、、?
大切に大切に使わないといけない! と、思ってはいるのですが、、、
ついつい、本に手が伸びて、、、
ついつい、編み物を始めちゃって、、、
ついつい、ミシンを出しちゃって、、、
ついつい、CDを聞いちゃって、、、
ついつい、お花たちとお喋りしたり、、、
自分に甘い私は、
ま、テレビを見たり、PCの前に座ってるよりもちょっとだけいいか! と毎日が飛ぶように過ぎています
この間は、こっちに持ってきてから10年近く開けてなかった段ボールを開けて、和服たちを助け出して片づけたのですが、
今日はそれらを、また細かく整理しました。
そうしたら、
母が出てくる出てくる!
いろいろな思い出と一緒に!
この写真のものはほとんどが母の物だった物か、私が嫁ぐときに母が持たせてくれた物達です。
母が作った物もたくさんあります。
中でも思い出深いのが、手前の足袋 (この足袋も、ユニーの値札 ¥1000 がついたままだった、、、笑 ) の左にある、くるくると巻いてある布。
これは母が端切れで作った和服用のエプロン。
冬になると和服を着ることが多かった母が、いつも白い割烹着の下にこの端切れの前掛けを掛けていた。
あんまり素敵には見えなかったので、どうしてなのか母に聞いたことがある。
「冬にお着物を着るとね、お洋服よりも暖かいんだけどね、
動き回ると前が肌蹴てきて寒いのよ。でもこの前掛けをしてると肌蹴たのも見えないし、暖かいの!」
って。
なので私もお休みの日にはなるべくお着物を着るようにして、
母の真似っこで、この前掛けをしてみたことがある。
本当に、母の言う通りだった
その左の半巾帯、ものすごく使い込まれてて柔らかくて、めちゃくちゃ締めやすい!
こんなになるまで使ったんだ~!
そして、お人形の模様のだて巻き、母が使ってたのをよく覚えてる!
懐かしくて、思わずにおいをかいでみた。
母の匂いが、残っている、、、気がした
新品の物もたくさん出て来たんだけど、これは私のために母が買ってくれたんだよね~。
でも、私、使ってないのよね~。
ありがとう! そして ごめんね、お母さん!
これまた、母の手作りの「足袋ケース」
着物を着た時の母のバッグの中には、必ずこれが入っていた。
「汚れた足袋でよそのお家に上がりたくないものね」って。
そういえば、母の足袋はいつもきれいだった。
でも、、、母は、どこで足袋をはきかえてたんだろう?
おまけに、私の自慢!
この帯〆ね、婦人会の組みひも教室に通って、私が組んだの!
ちょっと素敵じゃない
ついこの間の事みたいに、いっぱいいっぱい母の事覚えてるのに、
もうすぐ30年になるのよね、両親がいなくなっちゃってから、、、
そして来月には62歳になる私。
62歳で、母、亡くなったのよね~。
こんなに若かったんだ! って複雑な気持ちです