JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

違う面(つら)

2006年07月28日 | a-c

今日は一日雨、高校野球の地方大会も、長引く梅雨のせいで、我が地区では日程が大幅に遅れております。我が母校もめずらしくベスト・フォーに残り、準決勝を楽しみにしていましたが、本日もまた延期、今日の雨の様子では、明日もグランド状態がどうか心配です。できれば好条件で思いっきり戦わせてあげたいものです。
まあ、私としては明日、明後日に順延になったことで、テレビ観戦が可能かと喜んでいるふしもありますけど。

最近やたらと『世界遺産』が話題になっていますが、帰りがけに本屋を覗くと、気になる本が見つかりました。

以前にお話ししたでしょうか? 私、学生時代に『UFO超心理学研究会』という、なんとも怪しげなサークルに所属しておりました。実質二回生からは『文化部連合会』の活動に従事していたので、サークル活動はおろそかではありましたけどね。
そのサークル内に『AC班(古代文明班)』というグループがありまして、そこそこ熱心に古代文明の研究(?)を行っていました。

その頃、UFOも、PSI科学(超心理学)も、まったく信じていなかった私が、(ひどい、そんなこと言いながら、神奈川県の厚木での講演会で、『超心理学概論』の講師役をやったこともあるんですよ。)もっとも興味を覚えたのが、南米の古代文明でした。
そんなわけで、今でもそれらしき本を見つけると、ついつい購入してくるのです。今回買ってきたのは、『世界遺産』でもある『ナスカの地上絵』に関する書簡であります。

現在、『ナスカの地上絵』は、拡大法という、つまりは、小さな絵を一点を基準に同倍率で延長していく、という方法で書かれたというのが、もっとも有力な説となっていますが、中には成層圏超の高さからしか確認できない図形も存在しており、明確な描き方は現在でも謎とされています。
もちろん、拡大法には根拠があり、地上絵の先端で杭が発見されたり、地上絵と同型の小さな絵が発見されたりしていることがそれです。

(おっ?なんだか厚木の公演のような口調になってきたぞ。)

ともかく、ナスカだけでなく、南米の古代文明には、多くの謎とミステリーが尽きず、私の興味を沸き立たせるのです。
さぁ~て、この本も、明日、明後日に読むのが楽しみになってきました。
でも、こういった本って、興味のない人にはまったく興味のないもの(あたりまえだけど)、私みたいなのが、ワクワクして読んでいるのは、一種オタクっぽい気もしますけど・・・・・・、そういえば『AC班』の連中は、いかにもそれっぽかったような・・・・・・・
あ~っと、チャリンコはじめ当時の『AC班』のみなさん、これは失言であります、失礼いたしました。

「人心の同じからざるは面のごとし」、中国の格言です。「人間の心は人ごとに違う、それは一人一人の顔が違うのと同じようなものだ」ということ、興味の対象がちがうのもまたしかり、それを避難することは、自分をも否定することになってしまいます。
失言は、心よりお詫びします。

これは、音楽にも当てはまる考えかもしれません。一人一人が同じ曲を演奏しても、できあがるものは人それぞれだし、聴く方だって人それぞれで感じ方が違う、好みも違う、だからきっと面白いんですね。

ということで、今日の一枚、
私は、いわゆるブローするサックスというのを、ずっと嫌いだと思いこんでいました。
小さいときに嫌いだと思い込んで、ずっと食べなかったものが、大人になって食べてみたら「あら、旨かった」ってことありますよね。(私は山芋がそうでしたが)
ブローするサックスも、私にとってはそんなたぐいのもので、いわゆる食わず嫌いで、ずっと敬遠していたんです。

ボス・テナーこと、ジーン・アモンズもそんな一人でした。未熟な私には、その良さがわからなかったんですね。後々になって、なにかの拍子に聴いたら、けっこう楽しかったんですよ。以来、食わず嫌いは無くなりました。(笑)
「JAMMIN' WITH GENE」は、そんなアモンズが、イースト・コースとの猛者を集めて、ジャムったアルバムです。
ブローするサックス、そしてジャムセッションに違和感がない方でしたら、とても楽しいアルバムだと思います。

JAMMIN' WITH GENE / GENE AMMONS
1956年7月13日録音
GENE AMMONS(ts) ART FARMER(tp) DONALD BYRD(tp) JACKIE McLEAN(as) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)
1.JAMMIN' WITH GENE
2.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
3.NOT REALLY THE BLUES