もう今年に入って二日が過ぎようとしています。はやいですねぇ(笑)
今日は例年のごとく、ほぼ半日テレビをつけっぱなしで『箱根駅伝』の攻防に一喜一憂しておりました。
東海大の佐藤君も、順大の今井君も、度肝を抜く走りを見せてくれましたが、なにより、全ての選手が死力の限り走りぬく姿に、毎年のことながら、感銘と勇気をいただき、今だ若者の志気は衰えてはいないと安心もするのです。
「さて、往路も終わったことだし、初詣にでも出かける?」
とは言ったものの、車を利用したのでは間違いなく飲酒運転、新年早々警察のご厄介になりたくもありませんし、まして事故でも起こしたら大変です。
ならばと、我が地域の氏神に歩いて詣でようかと
「箱根駅伝に負けずに、歩いて初詣行くひと~~?」(けっこう距離も道すがらの起伏も激しいんです。)
「しーーーん」
賛同は得られぬまま、一人参道に向かうことになってしまいました。
(「賛同と参道が、ほら、かかってんのね」・・・・「バーカ!」)
「はぁはぁはぁはぁ」
けっこうな起伏に酔っぱらいオヤジは息も絶え絶え、20キロを走り終えた駅伝選手のようであります。
「げげのげ」
そうでした、氏神様のお社は階段の上でありました。
それでもなんとか登り切って、初詣。
でも、待ってくださいよ。初詣というのは年に何度か詣でる人が、その年初めて詣でるからそう言うんですよね???
去年は一回もこの社に詣でてないし・・・・・・
「まっいいか、気にしない気にしない」
50円もの大金を賽銭箱に放り込み、「どうぞ、お金に困りませんように、それから酒を飲める体をキープさせてください、ついでに女性にももてて、そんでもって・・・・・これが叶えば、50円の大金も惜しくはない。」
樽酒の振る舞いまで馳走になって、運だめしにと『おみくじ』を引いてきました。
「なになに、招き猫おみくじ? これにした、えい!」
結果は『小吉』、全てに我慢の時だそうで、「動かないのが良」だそうであります。
「う~ん、やっぱ家で飲んで寝てるのが一番か」(そうじゃないから)
境内の枝に『おみくじ』を結んで、、、、
「あらま、可愛い招き猫が」
これは『幸せを呼ぶ招き猫』だそうで、それぞれに色がついていて、色によってご利益が違うのだとか。
「え~とピンクはと・・・」
なんと『結婚・良縁招来』だそうです。
~あなたに御縁のあったこの招き猫を、お財布等に入れて大切にお持ち下さい。~
はて?『ピンクの招き猫』を、私は財布に入れておいて良いものでしょうか?
さて、今日の一枚は、大晦日からコルトレーン、モンクと来たからには、マイルスかなぁなんてね。
1949年のマイルスといえば、「BIRTH OF THE COOL」となるのが、普通ですよね。
でも、マイルスが「BIRTH OF THE COOL」を録音したことは、実験的な試みであったと考えれば、あるいは、ギル・エバンスとのその後の共同アルバムに見られるように、別流として彼の中に流れるもう一つの道と考えるなら、この時期、彼の主流はけして「BIRTH OF THE COOL」にはなかったと考える方が自然なわけで、
ただ、「BIRTH OF THE COOL」が、その後のJAZZの一つの転機を物語る一枚として重要でありすぎたために、クローズアップされているだけかもしれない・・そうとも考えられるわけです。
それじゃ、当時のマイルスが主流として行っていた演奏はどういうものなのか?
それを知るには、このアルバムがもっとも適当であると私は思っています。
テクニックがどうのこうの言える私でもありませんので、そこは別にしても、「DIG」以降につながるマイルスは「BIRTH OF THE COOL」より、このアルバムにあると思うのです。
当時のマイルスを「BIRTH OF THE COOL」だけで判断している方がいるとすれば、ぜひともこのアルバムをお聴きになってみて下さい。
IN PARIS FESTIVAL INTERNATIONAL DE JAZZ
1949年 5月8.9.12.14.15録音
MILES DAVIS(tp) JAMES MOODY(ts) TADD DAMERON(p) BARNEY SPIELER(b) KENNY CLARKE(ds)
1.RIFFTIDE
2.GOOD BAIT
3.DON'T BLAME ME
4.LADY BIRD
5.WAHOO (PERDIDO)
6.ALLEN'S ALLEY
7.EMBRACEABLE YOU
8.OMITHOLOGY
9.ALL THE THINGS YOU ARE.
おまけ、
我が家の『胡桃入り雑煮』に、crissさん、ウフフマンさん、アーティチョークさんたちが若干の興味を示していただいたので、ちょっと補足します。
この『雑煮』は、今私が住んでいる地方のものではありません。ここらでは、おそらく関東風の鰹だしのすましが主流だと思います。まして、胡桃をかけるなんてことはけしてありません。
我が家の雑煮は、父と母の実家、福島県は会津の奥、新潟県にほど近い地域に源流があります。
鶏だしベースに、大根、人参、ゴボウの千切りをこれでもかってくらい入れて(本当は椎茸も入るのですが、私が苦手なもので我が家では入れません。)醤油、酒で味付けした汁に、つきたての餅を放り込んで出来上がり。
胡桃をあたり鉢で少量のぬるま湯でのばしながら擂ります。(のばしすぎると美味しくありません。)最後にちょっと塩を加えてこちらも出来上がり。
この胡桃のペーストをかけて『雑煮』をいただきます。
(この胡桃ペーストは『雑煮』だけでなく、納豆を絡めた『納豆餅』にかけて食べる方もいて、好みで何にかけてもいいみたいですよ)
ちなみに、埼玉出身の愚妻もこの食べ方には感激したらしく、餅が手に入ると必ず胡桃を用意するようになりました。
胡桃も、ほんとうは、昔の山胡桃(鬼胡桃と言われるもので、固く実が取りにくい)のほうが、油があって美味しいのですが、今は我が家でも西洋胡桃で代用しています。
長いおまけになってしまいました、とても美味しいのでよろしければ試してみてください。