JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

豪華二本立て

2007年01月08日 | j-l

先週、仕事始めを迎えたとはいえ、すぐの3連休ということで、完全に『正月ボケボケボケ』を引きずっておりました。明日からは気合いを入れ直していかなければいけません。
酒に浸かりきった身体も、昨日今日との連続休肝日でなんとかなるでしょう。

ということで、今日は鈍りきった精神を戒めようと、寒風の中、散歩ではなくジョギングに出掛けました。
「よし、最低4キロは走るぞ!」
けっけっけっけ・・・なにが4キロですかねぇ、500メートルも走らないうちに、ゼェゼェですよ。
「あ-あ情けねーぇ」それでも、休み休みなんとか予定のコースは回ってまいりました。
やっぱり歳ですね、帰ってきたらまったく動く気力を無くしてしまいグッタリ、
「なれないことはしないの、明日、身体が痛くて仕事行けなかったらどうすんの」
「・・・・・」

午後は、ゆっくり『映画鑑賞』をすることにしました。
そうそう、昨夜母は「白虎隊」をいっしょうけんめい観ておりましたが、「白虎隊」といえば「会津」・・・・・
「アイズ・ワイド・シャット」を観ましょう。(なんじゃそりゃ)
じつは、大好きなスタンリー・キューブリックの遺作にもかかわらず、観てなかったんですよ私。

たしか、監督が亡くなったのは公開間もなくだったですよね。「わけがわからない」という評価も多い中、「わけがわからない」のがキューブリックらしいとの期待を胸に鑑賞いたしました。
「ふむふむ、なるほど」そこかしこにキューブリックの罠が仕掛けられています。
旅先での男性の視線に性的欲情を感じる妻・・・「夫も娘も安楽な結婚も何もかも捨ててもいいと思った」
それにショックを受けたダンナが意味深の館に入り込む、どこまでが現実で、どこまでが夢なのか?いやいや、そんなことはどうでもいいんですね。男の真理なのかもしれない。
あらすじをここで暴露してもしょうもないので、止めておきますけど。
・・・・・う~ん、キューブリック、やっぱり私は好きかもしんない。(笑)
それにしても、ニコール・キッドマンなら、私も熱い視線をおくるだろうなぁ、なんちゃってね。
「大丈夫、ぜったいに『夫も娘も安楽な結婚も何もかも・・・』なんて、だれかさんには誰も思わないから」
「くそ!」

キューブリックを一本観たら、これも観たくなってしまいました。
「よし、今日はダブル・ヘッダーだ!」

さて、今日の一枚は、昨年「ライブを聴きました」という記事をずいぶん拝見した、ハンク・ジョーンズ。このアルバムは彼の50年代の代表作です。
ハンクは1958年からしばらくコマーシャルな仕事ばかりしていたので、私には少々イメージの薄いミュージシャンでありますが、美しいタッチと堅実な技巧は誰もが認めるところです。
グレイト・ジャズ・トリオ以降の彼とは、ちょっとイメージが違うかもしれませんが、ナット・アダレイ作の「SPONTANEOUS COMBUSTION」を筆頭に、ファンキーな曲が並んだなかなかの逸品だと思います。

HANK JONES TRIO
1956年8月21日録音
HANK JONES(p) BOBBY JASPAR(fl) PAUL CHAMBERS(b) KENNY CLARKE(ds)
1.MOONLIGHT BECOMES YOU
2.RELAXIN' AT CAMARILLO
3.MINOR CONCEPTION
4.SUNDAY IN SAVANNAH
5.SPONTANEOUS COMBUSTION

おまけ、
こりずに「ジャズ四方山話」を更新いたしました。よろしければ覗いてみてください。