JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「若葉のころ」はそれらしく

2009年02月15日 | p-r

この季節、昨日のような馬鹿陽気が良いかといえば疑問符ものですが、今日くらいの暖かさだとじつにここちが良いもので、花粉を心配しながらも遊歩道のある公園へ出掛けてみました。


これは、たまたま人が居ない方を撮っただけですよ。(笑)

案の定、天候に誘われて多くの人たちが、それぞれに休日の午後を楽しんでおられました。
なんだか良いですよねぇのんびりしてて。
私も急な坂道や橋まである遊歩道をゆっくり歩いてきました。
「こんにちは」
「こんにちは」
ちっちゃな子供も、坂道を張り切ってジョギングするおじさんも、お孫さんに連れられてゆっくり歩くおばあちゃんも、みなさんすれちがうたびに挨拶をしてくれます。
私なんざぁちょっと歩いただけでゼイゼイ言ってる情けなさで、返す挨拶も震えていたんじゃないかと心配です。(笑)


以前お逢いしたカメも元気そうでした。

それでも1時間ほど歩いたでしょうか、景色はまだまだ冬のそれですが、所々にピンクや桃色がチラチラ、馬鹿陽気だけでなく春は確実に近づいているようです。

立派な皮下脂肪に守られた私は汗がジワッと出てきて、これをぬぐってくれる風がまたここち良いんですなぁ・・・
「ふむふむ、なかなか良い散歩であった。」(笑)

そんなこんなで家に帰るとまだ夕飯の支度には早い時間。珈琲をいれて趣味部屋にこもりました。

 ♪When I was small And Christmas trees were tall,
     We used to love while others used to play.
     Don't ask me why, but time has passed us by,
     Someone else moved in from far away. ♪

珍しいですねぇ、ジャズじゃありません。ブルースでもない・・・・・なんとビージーズの「若葉のころ」です。
あはは、先週も話題にした朝日新聞のbe『サザエさんをさがして』に、今週は映画「小さな恋のメロディー」の写真が載っておりまして、ついつい聴いてみようかと思い立ったのです。(そのくせ「メロディ・フェア」を聴かないところがいいんですが...笑)

ダニエルとメロディちゃん、11歳どうしの純愛物語は当時馬鹿ウケだったですよね。
かく言う私も「あんな女子や子供が観る映画、観られるかい!」てなこと言いつつしっかり劇場で観ましたもんねぇ、しかも男同士で・・・・・

「トレーシー・ハイドもマーク・レスターもたしかに可愛かったもんねぇ」
「いやいや、それを言うなら、やっぱ「ロミオとジュリエット」のオリビア・ハッセーが、えがったなぁ」
「まさか、あの天使のような笑顔の人が、布施明といっしょになるとは思わなかったしなぁ」

これは、以前Mさんと交わした会話です。(笑)

そうそう、あの当時もう一本、若い二人の恋愛映画があったじゃないですか。15歳のポールと14歳のミッシェル「フレンズ」という映画です。私にはこちらの方が衝撃的でした。だって、子供まで産んじゃうんですから。

そういえばイギリスで「アルフィー・パッテン少年(13歳)とチャンテル・ステッドマンさん(15歳)の間には、9日に女児が誕生した。ステッドマンさんが妊娠した当時、パッテン少年はまだ12歳だった。」てなニュースが先日流れてきましたよね。
これはこれで衝撃ですが、「フレンズ」が公開された頃、さかんに「性教育をどう進めるべきか」と言った論争が交わされていたように記憶しています。

あの論争がどういう結果になって現在の状況を迎えているのかは知りませんけど、私の十代前半とは取り巻く環境が大きく変わったことだけは確かだと思います。
娘を持つ父としては『愛と性』は素敵で素晴らしいものであるからこそ、その大切さと重要性を認識して欲しいと・・・・・・
「おいおい、あんたがそれを言うかぁ?な~~んも説得力無いから」
「いやいや、私みたいないいかげんな若者も多いんだから、なおさらに注意して欲しいわけだよ。それが保守的と言われてもいいから・・・」
「娘を持った瞬間に男は保守的になるかぁ・・・まったく勝手なもんだよね。」
「・・・・・」
いずれにせよ「若葉のころにはそれらしく」それが大切なんですよ、ね。(同意を求めてます。)

おっと、益々話が変な方へ飛んでいきそうです。ここらで終わりにしましょうね。
ということで『料理当番、本日の一品』です。

まずは「ブリの照り焼き」。

こちらは、たっぷりの温野菜とゆで豚をおろしドレッシングいただく「豚しゃぶサラダ」です。
どちらもなかなか美味しかったですよ。

さて、今日の一枚は、アート・ペッパーです。

マイルスのリズム・セッションを従えてという点で、この3年前に録音した「MEETS THE RHYTHM SECTION」との共通点はあるものの、私的には比べるべきものではないと思う一枚です。
もちろん、同じマイルスのリズム・セッションといってもメンバーも違うわけですから違って当然なのでありますが、一番違うのはペッパー本人のように思います。
それが薬のせいなのか、それとも意図的なものなのかは知りません、知りませんが、私は「MEETS THE RHYTHM SECTION」のペッパーをかいます。(けっきょく比べてんじゃん...笑)

ぞくにモンクの「RHYTHM-A-NING」で「60年代以降のペッパーがかいま見える」てな評価もありますが、「60年代以降のペッパーはムショ育ちよ」なんて思っている私にはあまりそうは聴こえませんし、さらに言えば「DIANE」もタンパ盤の「THE ART PEPPER QUARTET」の同曲のほうが、私的には好きです。

あら?ひょっとしてけなしてる?
いやいや、そんなことはないんですよ。なにしろこのメンバーですから、悪いわけも無いのでありまして・・・・・ウイントン・ケリーも良いし、ポールチェンはいつものごとく、ジミー・コブも頑張ってます。
ただ、個人的意見として「アート・ペッパーを聴こうと最初に買う一枚では無い」とそう思うだけです。

GETTIN' TOGETHER! / ART PEPPER
1960年2月29日録音
CONTE CANDOLI(tp) ART PEPPER(as,ts) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)

1.WHIMS OF CHAMBERS
2.BIJOU THE POODLE
3.WHY ARE WE AFRAID ?
4.SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE
5.RHYTHM-A-NING
6.DIANE
7.GETTIN' TOGETHER