「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」
今日は二十四節気の一つ「啓蟄」、まさにそれに合わせたがごとく暖かな一日でした。
こんくらいだとエエですねぇ、我が二階の部屋でレコードをCDに代え、トロトロしながら過ごすなんてぇのは贅沢極まりない・・・・・・
いやね、先週から今週にかけても変に忙しかったというか、平日2連チャンの午前様(しかも遅い、いや早い時間というべきか)もありましたし、ですから仕事だけでなく飲み疲れもあるんですけど、ともかく、半分寝ぇの半分ダラダラしぃの日曜日を過ごしたのでありました。(笑)
「啓蟄なれど我冬眠続く」
ですかね。
てなことで、今日は早くも『料理当番、今日の一品』です。
ぼぼ一日、寝たり起きたりしてれば話題なんか無いって(笑)とはいえ夕方までそんな休日を過ごせば体力も回復するもんでありまして、料理当番にはけっこう手間をかけましたよぉ、
いつもはワンプレート盛りが主流なんでありますが、今日のテーマは「小盛り数勝負」ってんで、こんなん作りました。
全体像はこんなんです。いちおう、「焼きもの」「煮もの」「蒸しもの」「生もの(?)」を揃えてみました。
まずは「焼きもの」手羽中のニンニク焼きです。ニンニクをきかせた塩だれをつけつつ焼きました。
「煮もの」は厚揚げの生姜煮、ちょっくら甘めの煮物です。
「蒸しもの」は茶碗蒸し、久しぶりに作ったわりには美味しくできました。
「生もの(?)」は子持ち昆布の生春巻き&子持ち昆布そのまんま(笑)、春巻きの中身は、子持ち昆布、トマト、水菜、大葉です。これをちょっくら柚子をきかせたポン酢でいただきました。
もちろん、ビールと日本酒付でいただきましたが、「小盛り数勝負」もたまにはエエもんですねぇ
「片付けは、洗い物多くて面倒だけどね」
だそうです。
さて、今日の一枚は、ジェローム・リチャードソンです。
彼の話が出ると必ず「マルチ奏者は、過小評価されがち」てな事を言ってしまいますので、今回はそこは省いて(笑)
このアルバムは、彼がクインシーのビック・バンドに在籍していたときに、4つの映画(正確には5つね)のテーマをモチーフにした映画音楽特集といった一枚です。
とはいっても、いかにも映画音楽らしくイージーリスニング風かと言えばさにあらず、同じくクインシーのとこの同僚であったリー・スパンというフルートとギターをこなす面子を加えたクインテットで、なかなか聴かせてくれるアルバムに仕上がっています。
さてと、その四つの映画ですが、ジャケにしっかり載っていますのですぐにわかりますよね、オードリ・ヘップバーンがすぐ目に飛び込む「ティファニーで朝食を」ロゴだけでわかる「ウエストサイド物語」日曜日にオール×がついている「日曜はダメよ」そして、「危険な関係」と
「あれ?あと一曲は?」
それは「サムソンとデリラ」なんですが、これはジャケを見てもわからない。一つだけ可哀相っちゃ可哀相ですよね。(笑)
ですから、あえて紹介しますってぇと
主演、ヴィクター・マチュア、ヘディ・ラマー、ジョージ・サンダース、ets.という、セシル・B・デミル監督の旧約聖書の物語をもとにした作品であります。
DVD化もされているようですから、興味のある方はどうぞ
ともかく、テナーソロも、フルートバトルも、ギターアンドフルートも、バリトンゴリゴリもよろしいんでありまして・・・やっぱこの人、器用貧乏だわね。
GOING TO THE MOVIES / JEROME RICHARDSON
1962年4月録音
JEROME RICHARDSON(bs, ts, fl, piccolo) LES SPENN(fl, g) RICHARD WYANDS(p) HENRY GRIMES(b) GRADY TATE(ds)
1.NO PROBLEM
2.MOON RIVER
3.NEVER ON SUNDAY
4.TONIGHT
5.DELILAH