約一ヵ月更新もせずに何をしていたのか?
「バブはどうしたんだ?」「いよいよお陀仏か(古い!)」等々あらぬ噂が飛び交う中、ありがたいことに心から心配していただいた方も多くいらっしゃいまして、本当にありがとうございました。本日バブは復活いたします。
それじゃあ心配をおかけしたここ一ヶ月「あんたぁ何をしてたんだい?」ってぇ事でありますが・・・・・
じつはその間やっていた事といえば、その後も避難を続けていた母を迎えに行ったくらいで、ほとんどなんにもしていなかったというのが現状でありまして(情けない・・・)、ブログの更新すらする気が起きなかったという日々が続いておりました。
この堕落を生んだ原因でありますが、もちろん、今もなお続く余震、原発問題等々による不安はあるものの、決定的だったのは先月11日、ちょうど本震からまる一ヶ月後に起きた余震でありました。
震災で不自由な生活を強いられている方々を横目に、ライフラインが復活し「よぉうし!!」と思っていた矢先、突然襲ってきたのがあの余震でした。
私のまわりでは「本震よりひどかったんじゃねぇかぁ」との声も多いあの余震は、「よし、これからだ」という空元気を削ぐに余りあるもので、一度片付けたもの全てを元の木阿弥にきするという、なんて言ったらいいかなぁ「死人に鞭打つ」そんな感覚があったんです、少なくとも私には。
生活基盤である本業もいまだままならない状況には余震の影響はほとんど無かったんですが(笑)、またまた水は止まり、生活基盤を根こそぎ奪われた方々に贅沢なことを言わせていただきますと、もとの棚に整理し直したレコードやCDは、本震直後よりさらにひどい常態で散乱し、我が手で修理しようと意気込んでいたレコードプレーヤーも再度落下、アームとヘッドが修復不可能かという状況に陥りました。しばらくジャズすら聴く気が起こりませんでした。
いやいやそれだけじゃありません。先日交換したばかりのルーターもぶっ飛び、ネットすらつながらない・・・・・・
いや、たわいのないことです、避難所に駆け込む必要もなかったのですから。それでも、我が空元気を削ぐには充分なダメージだったんです。
自宅に一人っきりで居る寂しさあったんでしょうかねぇ、毎日続くMさんのお店手伝いだけで目一杯になってしまったのでした。
それでも再度片付けを済ませ、家族も帰宅して、また空元気に火を灯す気分になりました。
震災はもとより原発問題等々言いたいことが沸々と湧き上がってきています。一度は閉鎖も考えたりしたこのブログですが・・・・
私にとっての精神的な復興の起爆剤はここにあると信じ復活です。新たなスタートをきろうと思います。
じつは、三・四日前から自宅書き込みは可能になっていたのですが「どうせ再スタートするならこれも同時復活だ」と今日を選びました。
震災後初の『料理当番、本日の一品』です。
まずは蕪を芯まで柔らかく煮て、鶏挽肉の餡をあけてみました。
メインは鯵の甘酢漬け、
こちらは、私の酒のアテ、漬け鮪の山かけです。
最後に、ご心配いただいた方々には心より感謝と御礼を申し上げます。さらに本日は個々へのご返答まではいたらぬ事をお詫びし、明日以降あらためてご挨拶する旨ご了承下さい。
さて、今日の一枚は、プレーヤー復活の時、一番先に聴くであろう一枚を選びました。
もちろん過去に紹介済みですが、コルトレーンかぶれの一因でもあった一枚です。今晩はCDで聴きます。
CRESCENT / JOHN COLTRANE
1964年4-7月録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.CRESCENT
2.WISE ONE
3.BESSIE'S BLUES
4.LONNIE'S LAMENT
5.THE DRUM THING