JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

プチいい話・・・だと思う

2011年05月19日 | a-c

なんとか毎日の生活をいつもに戻そうと努力しておりますが(ほんとか?)、余震はまだまだ24時間営業で続いているし、仕事も通常に戻る気配無し、なにしろ原発問題の先行きが不透明でとうぶん不安な日々は解消されそうもありません。
それでも、我が家の復興?は日曜日あたりから再開(笑)、家族に言われるままにコマンドとして庭やら家の中やらを整理させられております。
私としては最大の問題、我が部屋の復興を急ぎたいのですが・・・・
ほら、レコードでしょCDでしょ本でしょ、それから家族にはゴミとまで呼ばれた数々の宝物(私にとってはね)、一度ばらまかれたそれらをそれらしく整えるのにはそれなりの労力と時間が必要なんであります。(こういうところだけはいいかげんにしたくないですよねぇ、私。笑)
頑張ろうっと

 
庭の花は、放射能も気にせず
今とばかりに咲き競っています。

と、いつもの長い前振りはこのへんで、本題『プチいい話』です。

先週の土曜日にMさんのお店を手伝っていると、その日に引っ越してきたというお客様がみえました。
ほんの一部が原発30キロ圏内に含まれるとはいえ、我が市は不思議と放射能の影響が少なく(海はどうか知りませんけど)けっきょく計画的避難地域はもとより市内全てがなんの指示も受けない地域になったこともあって、Mさんのお店のまわりにも市内の被災地からはもとより他市からの避難者も移り住まわれているようで、常連さんにもかなり新顔が増えてきています。

おそらくそのお客様もそんなお一人だと思いますが、カゴ一杯のビールやら酎ハイやらをレジに出され
「ワインオープナーなんておいてないですよねぇ」
引っ越しの後片付けが一段落して、手伝いに来ていただいた方々にお酒をふるまおうということになったんだそうで
「引っ越し荷物からワインが出てきたんですけど、オープナーが見つからなくて」
そりゃねぇ、お酒好きとしちゃ目の前にあるワインを飲めない苦しさはじゅうぶんに理解できますし、おそらくは感謝の意味で「開けようか」となったワインですから、それなりに良いワインなんでしょう
「そりゃぁ残念ですよねぇ・・・・・・・・ちょっと待って下さい。」

私ゃソムリエでもありませんのでワインオープナーを持ち歩いているわけじゃないんですが、たしか万能ナイフ?あれが車の何処かに入れてあったはずだと気付いたのでありました。
「使いにくいですけどこれもってってください。これからはうちの常連さんになっていただけるんでしょうから、返すのはいつでもいいですよ。」
と、お貸ししたのでした。

すると、日曜日だったそうです。(残念ながら私はいなかったんですが)そのお客さんがわざわざお礼にみえられて、私にとおせんべいまで持ってきていただいたというです。
「ナンジャイそのな話かい」
かもしれませんけど、これって『プチいい話』じゃありません?
いや、震災以来、小さな事に感動する感動症候群ぎみの私にとっては、誰が何と言おうと『プチいい話』なんです。(笑)
これからMさんのお店のきっと良い常連さんになると私は信じています。

さて、今日の一枚は、ドナルド・バード&ブッカー・リトルです。
このアルバムは二つのセッション+α的一枚で、アルバム名で言えば「THE SOUL OF JAZZ PERCUSSION」と「SOUNDS OF INNER CITY」との合体盤?ということになるでしょうか、

パーカッションのドコスコドコスコから始まる「CHASING THE BIRD」を聴きながら「あっこれバード、これリトル」てな聴き方をするのが私は好きなアルバムです。(あっとエリスとリトルの聴き分けもね。)
っていうか、本当は「THE SOUL OF JAZZ PERCUSSION」が私ゃ欲しいんですよ。それが手に入らないからこれで我慢する的要素の高い一枚です。(笑)

一曲一曲の出来について不満は無いのですが、アルバム全体のバランスとしてこの2つのセッションを一緒にすることは、私はあまり良しとは思っていません。

やっぱ「THE SOUL OF JAZZ PERCUSSION」が欲しいなぁ・・・・

THE THIRD WORLD / DONALD BYRD , BOOKER LITTLE
1960年録音
MARCUS BELGRAVE, DONALD BYRD, BOOKER LITTLE(tp) MAL WALDRON(p)  ADDISON FARMER(b) EDSHAUGHNESSY(ds) ARMANDO PERAZA(cga)
DON ELLIS, BOOKER LITTL(tp) CURTIS FULLER(tb) TEDDY CHARLES(vib) MALWALDRON(p) ADDISON FARMER(b) PHILLY JOE JONES, ED SHAUGHNESSY(ds) WILLIE RODRIGUEZ(cga)

1.CHASING THE BIRD
2.PROPHECY
3.PING PONG
4.CONSTRUCTION
5.QUIET TEMPLE
6.NOVEMBER AFTERNOON
7.CALL TO ARMS
8.WEE TINA

追伸とおまけ
昨晩、いつものバーの常連さんに「また更新サボってますね」って指摘を受けまして、
「いやいや、何かと飲むのに忙しくて・・・明日の午前中には更新するよ」
なんて言ってしまったのですが、すいません午後になってしまいました。(笑)

サボリついでの遅まき『料理当番、本日の一品』です。


焼き肉用のロースとタンをいただいたので、単純にサンチュ巻きとタン塩です。もちろんO111の心配はありません。