天気予報も聴かないくせに

安倍さんの辞任にはビックリしましたねぇ、いったい一昨日の所信表明は何だったのか？つい先日発足した内閣はどうなってしまうのか？？？？なにより「何で今？」とは誰もが思ったのではないでしょうか。安倍さんの心に突然秋風が吹いたのでしょうかね。時事問題をここで語る気はありませんので深くは触れませんが、何だかいろんな意味で先行きに不安を感じます。

政局の予報は不明、天気予報は益々秋の兆しが強まる模様・・・・・・・

そうそう、天気予報と言えば、一世を風靡したウェザーリポートで、ウェイン・シューターと双頭を成したジョー・ザビヌルが、昨日（９月１１日）出身地でもあるウィーンで亡くなったそうです。（かなり無理のある話の展開ですが）７５歳、もうそんな歳だったんですねぇ。

私にとってジョー・ザビヌルというと、キャノンボール・アダレーのクインテット時代、あの「MERCY, MERCY, MERCY !」の作曲者としてのイメージが最も強いかも知れません。キャノンボールにとって、昨日紹介したボビー・ティモンズ、そしてサビヌルという二人は、良くも悪くも彼のファンキー・ジャズを支えた功労者であります。
その後のマイルス時代、ウェザー・リポートと、正直、好んで聴く演奏者ではありませんでしたので、あまり深くは語れませんね。（笑）

しかし、ウェザー・リポートがあの時代、ジャズ・シーンを引っ張っていった最大のグループであったことは確かですし、今やエレクトリック・ベースの神のように言われるジャコ・パストリアスをその位置に引き上げたグループでもあるわけですから、彼を高く評価される方も多いことでしょう。
げんに我が友人にも、1978年の来日公演を聴きに行って、ドップリとはまったというヤツがいましたっけ、私は聴きに行きませんでしたが、もし聴きに行てっいたらドップリとはまっていたのかも知れませんね。

ともかく、一時代を築き上げたキーボード奏者ザビヌルのご冥福をお祈りいたします。

そういえば、ダイナ・ワシントンの
バックをやっていたこともありましたね。

さて、ということで今日の一枚は、キャノンボール・アダレーの「MERCY, MERCY, MERCY !」です。（なんでウェザー・リポートじゃないんだって？あはははは）

「オーバー・ファンク」だの「コマーシャリズム」だの、まぁいろいろ言われたキャノンボール・グループですが、難しいことを言わずに素直なノリで聴けばいいんですよね。
多少へそ曲がりな人が、あまりにもヒットしたその事にジャズらしさが無いと文句を付けるのも、私は変な考え方だと思います。
・・・・・・・・とか言いながら、私も「どうもなぁ」なんてカッコつけていたときがありましたけど（笑）

まぁ、ライブ会場でいっしょに聴いているつもりで手拍子なんかして、そんでもって「やぁ！やぁ！」言って、「マーシー、マーシー、マーシー」言って、ザビヌルを忍びましょう。

MERCY, MERCY, MERCY / CANNONBALL ADDERLEY
1956年7月録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(cor) JOE ZAWINUL(p,elp) VICTOR GASKIN(b) ROY MaCURDY(ds)

1.INTRODUCTION-FUN
2.GAMES
3.MERCY, MERCY, MERCY
4.STICKS
5.HIPPODELPHIA
6.SACK O' WOE