JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

真っ黒なシロクマ

2017年08月20日 | a-c

夏の甲子園も東北勢が今日で全て敗退、一生懸命やった結果ですから文句はありませんよ、ただちょっと力が抜けた気はしますけど。
だからというわけではありませんが、くだらないお話しを一つ。

先週ちょっとした用事で街中を歩いているとO氏に偶然出会いました。
って、そもそも「O氏っちゃ誰だいな?」てぇ話ですわいねぇ。

O氏とは以前私が勤めていた会社の同僚で、今はとある安全用品?ユニフォーム?防災用品??????ともかく全国的に良く名の知れた会社の営業職(・・・以前名刺をいただいた時は課長でしたが、今回は名刺をいただきませんでしたので役職不明ということで、笑)についております。

「いやぁ久しぶりですねぇ、何年ぶり?」
「そうさねぇ、よく分からんぶりぐらい、どう思いだしても震災より前だもん」
私的にはそれほど積もる話も無いんですが(笑)、珈琲をおごってくれるてんでその辺りのお店へ
一通りの近況を語り合い、そして・・・・・だから、それ以上の話題には盛り上がらないって(笑)

「ところでバブさん、村上春樹の『騎士団長殺し』は読みました?」
こいつの場を持たせようとするこういう唐突な話が私はあまり好きじゃありません。それに『騎士団長殺し』は読んでないし
「村上春樹の小説って出るたんびにレコード会社、CD販売店のクラシック音楽担当者がザワツクって話知ってます?」
「はぁ」
「例えば、『1Q84』ならヤナーチェクのシンフォニエッタ、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』ならロシアのベルマン、『海辺のカフカ』だとルービンシュタイン、ハイフェツ、フォイアマンの三人によるベートーベン」
(だから、『1Q84』も読んでないし、そんなんどうでもイイし)
「なにしろそのたんびに、それらの演奏が売れるらしいんですよ、ね、そんで今回の『騎士団長殺し』、ここにはどんな曲どんな演奏が入っているか」
「へぇ~~(一応興味は無くとも反応せんとイカンでしょ)、そんで答えは何だったの?」
「いや、私は今読んでいる最中ですから」
(って、知らんのカ~~イ!)
「だから、バブさんが読んでいればその答えを知っているかと思ってね。」

やっぱりくだらん話でした。(彼にとっては重要なのか?)それでも、珈琲をおごってもらった手前
「村上春樹は音楽通だからねぇ、若い頃、水道橋の『SWING』ってジャズ喫茶でバイトしてたのは知ってるかい?」
出ました、私お得意の「こっちペースにおいで作戦」であります。

「スイングっていうジャズ喫茶はね、これがまたユニークでさぁ・・・・・・・」

左右非対称のアールテックのスピーカーから流れるジャズは、カサカサとザーといういわゆるノイズがまるで楽器のように聞こえる、レコード盤でも私が聴いていたそれよりさらに古そうな音。
私も四、五回?いや三、四回かな(笑)行ったでしょうかねぇ、当事私が良く聴いていたジャズなんぞいっさい流れない
その選曲にちょっとしたカルチャーショックを受けたと言っても過言では無いと思います。

おっと、ここで話を長くしてもしょうがない。ともかくこの話題は間違いなくO氏の興味とはかけ離れていたようで
「まっともかく二人とも元気で良かった、またいつか・・・」
互いに連絡先も交換せず別れたとそういうことです。

これを称して『真っ黒なシロクマ』と言いますな。
そのこころは・・・
「尾も白くない」
お後がよろしいようで
ちなみに『騎士団長殺し』に出てくるクラシック音楽は、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」とリヒャルト・シュトラウスの「薔薇の騎士」だそうでございますよ。

ということで、『料理当番、本日の一品』です。
天候不順で野菜の高騰がささやかれる折、れいによって叔母が野菜を送ってくれました。
大変嬉しいんですが、ダメにしないよう使い切らなくてはいけません。

たしか先週も魚介のマリネだった気がしますけど・・・・まっいいか、刺身で食べると野菜が減りません。そこで今週もマグロのマリネです。
もちろん先週とはドレッシングが違いますよ。ゆず胡椒をオリーブオイルで溶いて、塩とレモン汁、これはこれでけっこう美味しいもんです。

さらに母には竹輪の揚げ焼きお好み焼き風味野菜添え

 

さらにさらに、ジャガイモと茄子を消費するために、ベーコン煮っ転がしと塩もみを添えました。

お弁当はホットモットののり弁を意識しました。(笑)

さて、今日の一枚は、和田誠・村上春樹の『ポートレイト・イン・ジャズ』の中で、村上春樹がジャズ喫茶『SWING』の思い出とともに紹介していたビックス・バイダーベックです。

『ポートレイト・イン・ジャズ』では「BIX BEIDERBECKE 1927-1929」というアルバムが紹介されておりましたが、私は所有しておりません。
ちょっと前のログ「シカゴ、カンザスシティーにジャズは飛ぶ」で紹介したように音源所有ですが、アマゾンでも購入できるCDを紹介します。

ジャズ史上初めて白人ジャズを確立した天才コルネット奏者・・・・・

詳しい説明は私には無理です。(笑)ともかく、この音源ならネット配信でも手に入れることが出来ますので、ご自分の耳でどんなもんかお聴き下さいませ。ただし、ネット配信にカサカサとザーはほぼありません。残念(笑)

BIX BEIDERBECKE 1924-1929

1.RIVERBOAT SHUFFLE
2. DAVENPORT BLUES
3.SINGIN' THE BLUES
4.FOR NO REASON AT ALL IN C
5.THREE BLIND MICE
6.KRAZY KAT
7.IN A MIST
8.ROYAL GARDEN BLUES
9.GOOSE PIMPLES
10.WRINGIN' AN' TWISTIN'
11.SORRY
12.SINCE MY BEST GAL TURNED ME DOWN
13.THOU SWELL
14.LOUISIANA
15.THE LOVE NEST
16.OL' MAN RIVER
17.FUTURISTIC RHYTHM
18.SOMEBODY STOLE MY GAL



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