愚痴っぽくなるんでもう天気の話はよします。(笑)
臓器移植法の改正によって、7月17日から意思表示内容も変わりました。
以前より(社)日本臓器移植ネットワークにネット登録している私の所にも、先日再登録を済ませた新意思登録カードが届き、さっそく財布の中に携帯しています。
私の場合は、親族への提供を優先した上で「眼球以外の臓器を、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植の為に提供します。」との意思を、家族並びに(社)日本臓器移植ネットワークにも伝えてありますが、以前も言ったように、もし「私は、臓器を提供しません。」とのお考えの方でも、その旨を登録しておけば、いざという時に医師も家族も迷うことなくその意思を尊重してくれるわけですからね。
特に今回の改正では、なにかと話題になった15才以下の臓器提供云々もさることながら、臓器摘出の要件に「本人の臓器提供の意思が不明の場合であって、遺族がこれを書面により承諾するとき」という項目が加わったことで、意思を曖昧にしたまま脳死、あるいは心停止となったときに「遺族の判断」という重い負担を家族に強いる可能性が高まったともいえます。
1968年に札幌医大で行われた心臓移植手術、あのニュースを聞いて、子供だった私は単純に「日本の医術は進んでるんだなぁ」となんだか誇らしげに思った記憶があります。
その後、脳死の解釈や生死観、倫理観、宗教観、等々、いろんな問題が論議され、日本の臓器移植は世界に遅れをとることになるわけですが、それもまた日本人特有の観念であり、全部を否定できるものではないと少しは大人になった私は思っています。
なればこそ、本人の意思表示が重要であると思うんですよねぇ
一昨年の調査で内閣府は意思表示カードの携帯率は、たった8.1%程度と発表しています。
みなさんもどうでしょう、このさいひとつ意思表示をしておきません?
ぜひとも登録されることをお勧めします。(意思が変わればいつでも登録し直せますしね。)
まずは、(社)日本臓器移植ネットワーク www.jotnw.or.jpをチェックしてみて下さい。
ただねぇ、私の肝臓を誰かにもらっていただいたとして、その方が大酒飲みになっちゃったりしたら申し訳ないんですが・・・・・えっ?その前に私のフォアグラはすでに使いものにならないだろうって? いいんです、そのへんは医師が判断してくれるんですから(笑)
さて、今日の一枚は、お久しぶりのチャールス・ミンガスです。
「ジャズとポエムとの共演」って、ねぇ?どうなんでしょ?
てなかんじですが、ミンガスは「ザ・チル・オブ・デス」なんて詩を突っ込んでみたり、アルバム「THE CLOWN(道化師)」でもタイトル曲で同様のチャレンジをしています。
どう評価されようともこのチャレンジは、以降挑戦し続けるんでありますが、それをそのまんまアルバム名にしちゃったのが今日の一枚ということになります。
「SCENES IN THE CITY」で示されたその試みは・・・・・う~~ん、好き嫌いが出るんですかねぇ?私は嫌いじゃありませんよ。
ポエムとの云々もですが、このアルバムにはいろんなミンガスらしさがちりばめられているようにも思います。
それは、まさに「直立猿人」「道化師」と、ミンガススタイルが確立した直後のアルバムであるからでしょうか。
私は、けして悪いアルバムじゃないと思っているんですが・・・・・
本日はCDでの紹介です。
MODEM JAZZ SYMPOSIUM OF MUSIC AND POETRY / CHARLES MINGUS
1957年10月録音
CHARLES MINGUS(b) BILL HARDMAN(tp) CLARENCE SHAW(tp) JIMMY KNEPPER(tb) SHAFI HADI(as,ts) HORACE PARLAN(p) BOB HAMMER(p) DANNIE RICHMOND(ds)
1.SCENES IN THE CITY
2.NOUROOG
3.NEW YORK SKECHBOOK
4.DUKE'S CHOICE
5.SLIPPERS
6.WOULDON'T YOU
7.BOUNCE
8.SLIPPERS (alternate take)
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