今日は彼岸の中日、皆さんはお墓参りに行かれましたか?
私も小雨の中、午前中の内に行ってまいりました。
「暑くなくて良かったけどさ、雨がねぇ」
気温は昨日より8度近く下がり、やっと秋の気配が漂ってきましたが、お盆にきれいに採ったはずの雑草は、高温多湿の残暑(笑)に生命力を増したのか、元気よくまた伸びていまして、雨の中の草むしりは楽なものではありませんでした。
家に戻って昼食を済ませると、たまらない眠気が襲ってきました。見るでもないテレビを点けたままウトウト、これが最高に気持ちいいんですよねぇ・・・・・
「何もったいないことしてんの!」
テレビを消されてしまいました。
「何やってんだよぉ、見てんのに!」
「何見んのよ、寝てたくせに!」
「バカやろう、総裁選見るんだからぁ!」
あはははは、結果の見えている総裁選など、どうでもいいんです。でもね、あのウトウトには見てないテレビが微妙に心地よい影響を与えるんですよねぇ。
ですから、テレビを消されると不思議と目が覚める、皆さんも経験あるでしょ?
家人だってそんなこと時々あるくせに、このくだらないやり取りは、何年も何十回いや何百回も繰り返されてきたわけで・・・・・・もうそろそろ、分かってくれても良いようなもんなんですけど、居眠りくらい好きなようにさせて欲しい(笑)
結局、目がさえてしまったので、総裁選も見ずに珈琲を入れて音楽鑑賞に変更しました。
今日9月23日は、コルトレーンの生誕日です。私は命日は気にするタイプなのですが、生誕日はさほど気にしません。それでも思い出してしまえばコルトレーンを聴かないわけにも行かないでしょう。
さて、そこで今日の一枚、
ちょっと前に、ブログ仲間67camperさんのところで「MAINSTREAM 1958」を紹介されておりましたので、私の方はその裏盤みたいなこのアルバムを紹介しようと思います。
サボイでのコルトレーンとウイルバー・ハーディンの共演盤は、当然のごとく当初はコルトレーン名義で発売されたものはありませんでした。(1958年のこの時期は、アトランティックに移るところとはいえ、コルトレーンはプレスティッジと契約していたわけですから)
左から「MAINSTREM 1958」「TANGANYIKA STRUT」「JAZSS WAY DUT」
つまり、「MAINSTREM 1958」「TANGANYIKA STRUT」「JAZSS WAY DUT」この三枚。その後、70年代に入ってから二人の連名で、別テク、未発表曲を集めた形で発売になったのが「DIAL AFRICA」「GOLD COAST」(この二枚を私は持っていません。)そして、今日のこのアルバムということになります。
コルトレーンがどうしてこの時期、マイルスのグループでもなく、自己バンドでもなく、デトロイトから出てきたばかりのフリューゲル奏者ハーディンのレコーディングに三日間も付き合ったのでしょうか?
一説には、ハーディンにニューヨーク行きを進めたのが、コルトレーンでありフラナガンだったからということですが、私が思うには、親分(マイルス)とは違う、フリューゲル奏者と演奏することで、自己の目指す方向、自己バンド結成に対するヒントを得るためのトライといった側面があったのではないか????これは考えすぎですかね。
ともかく、この時期のコルトレーンというと「SOULTRANE」から「MILESTONES」そして「KIND OF BLUE」「GIANT STEPS」へと突き進むまっただ中であり、それだけに目立ったアルバムに比べ、この一連のセッションは陰に隠れている感がありますが、いかにもハード・バップといった、それぞれの個性と開放感がよく出た演奏でもありますので、ぜひともお聴きになると良いかと思います。
幸いにも、CD時代の現在は、全てのテイクを収めた総集盤が発売されていますので、バラバラにLPを探さなくとも、全演奏をテイク順に聴くことも出来ます。
どちらも内容は同じです。
COUNTDOWN / JOHN COLTRAN - WILBUR HARDEN
1958年3月13日録音
WILBUR HARDEN(flh) JOHN COLTRANE(ts) TOMMY FLANAGAN(p) DOUG WATKINS(b) LOUIS HAYES(ds)
1.WELLS FARGO (alternate take)
2.RHODOMAGNETICS (alternate take)
3.COUNTDOWN
4.COUNTDOWN (alternate take)
1,2の本テイクは「MAINSTREAM 1958」に収録
おまけ、
いかに昨日予想外の料理当番だったとはいえ、本日も日曜日・・・・やっぱり料理当番は逃げられませんでした。
『料理当番、本日の一品』(alternate take........笑)
昨日が魚でしたので、今日は豚肉を使いました。軽く塩した薄切りのカボチャを焼き、その上に、ニンニク生姜風味で炒めたモヤシ、タマネギ、豚肉をのせ、カボチャといっしょに食べてみると・・・・・「あ~ら、自然の甘みが美味しいわ」好評でした。
こちらは私が炊いたのではないのですが、おはぎを食べない私に一応の気をつかってくれたようです。
「やった!栗ご飯」
いつもは夕食にご飯を食べない私も、この初物は食べましたよ。
休みの日に、自分勝手にすごして、その自由さが残っていると、J・コルトレーンなんか聴きたくなります。今聞いているステーヴ・マーカスの影響かも知れませんが、コルトレーンを聞いて寝ることにします。
自分勝手に過ごす休日、これが一番ですよね。
子供たちがいなくなって、私もずいぶん身勝手な休日を過ごしているとは思うのですが・・・・・
贅沢はよしましょう。(笑)