JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

駄ブログ・データベース制作進行

2007年11月09日 | a-c

立冬も過ぎ、朝方ぬくい布団をはい出ることが苦痛になってまいりました。

「それにしてもバブさんは、ブログの更新をマメにしてるよねぇ、しかも二、三行で終わるわけでもなく、レコードの詳細書き込むだけでもたいへんでしょ、けっこう毎日時間取られてんじゃないの」
と、とある方に言われました。
たしかに、もともと文才など持ち合わせてもいない私が、それなりに考えながら更新もしますので、1時間近くPCに向かうこともあります。

ただ、ことレコードの詳細に関しては、ほとんど時間を取られることはありません。
何故なら、以前もお話ししたことですが、私の所有するレコード・CDに関しては、暇に物言わせデータベース化してありますので、紹介アルバムさえ決めれば、あとはコピーをするだけで終わってしまうからです。(難点は、データベースそのものに誤字があるとそのまま公開になってしまうという点です。)


これはCDデータベースの表紙画面です。

3年以上『駄ブログ』を続けてきて最近思うことは、レコード検索で一部ではありますけど、自分のデータベースより自分のブログで検索をかけた方が良いのではないかという点が出て来たことです。(笑)
それはどんな点か?
まず第一は『ジャケット・デザイン』です。我がデータベースでも連動でジャケットが掲示できるように作ってはあるのですが、途中からデータ量が多くなりすぎて全部をカバーできていません。

第二に『曲名検索』です。我がデータベースは、曲名を一気に検索することが構造上難しく、幾つかに分けて行う必要があります。(これは、改善可能なことなのですが、いまさら直す気がありません。)その点ブログであれば一気に検索が可能です。
例えば昨日の「AUTUMN LEAVES」で検索をかければ、今まで紹介した12枚のアルバムが掲示されます。

「なるほど、ブログを始めた当初「データベースとしても活用できるよ」と言われたことがあったなぁ・・・・」
これは、このまま全レコード・CDを紹介しつくせば、りっぱな『マイ・データベース』に成りえるということです。

「あんたねぇ、前に作ったデータベースだって自己満足のたまものでしょ。『駄ブログ』が『マイデータベース』になったからといって、何の活用法があるっていうの?」
「うっせえなぁ、前のデータベースだってブログの更新に役だってんだから『駄ブログ・データベース』だって・・・・・・・・・・」

ブログは『公開データベース』といった要素も持ち合わせるわけで・・・・たとえば、私も時折やることですが、未所有のアルバム詳細を調べたいという時、ネット検索をかけるじゃないですか、ね、そんな方が他にもいて、仮に我がブログにぶち当たったとしますよ。「ああ、このブログだと『ジャケット』『録音月日』『パーソナル』『曲名』は調べられるな」ってなるかもしれないじゃありませんか。

「そんなもの好き、そうそういるとは思えないけどね。」
「あ~た、それを言っちゃぁおしめいよ。」

さて、ということで、今日も新たなデータを入力するのはアルバート・アイラーの、けして万人には推薦は出来ない一枚です。(笑)

じつはこのアルバムには強烈な思い出がありまして、
私が高校時代、ジャズ喫茶でアルバイトをしているときです。どう見てもジャズ喫茶には不釣り合いのカップルが一組入ってきました。(二人でペチャクチャ、デレデレ)
私がバイトをしていたジャズ喫茶は「おしゃべり厳禁」まで硬派なところではありませんでしたが、さすがにそれでも気になる話し声だったもので
「お客様、恐れ入ります。他のお客様もいらっしゃいますので、もう少しボリュームを下げてお話しいただけますか。」
すると男性が
「リクエストできんだろリクエスト」
「あ~~~はい」
「おめえわかんねぇかもしんねぇけど、俺けっこう聴いてんからさ」と何処か自慢げに彼女に話すと
「アルバート・アイラーっていんだろ、それのなベルズかけてくれんか」
と、この盤をリクエストしてきました。
そこで私はちょっとしたイタズラを思いついたのです。というのもどう見てもその人がアイラーの「BELLS」を知っているとは思えなかったからです。
「お客様、A面B面どちらをおかけしましょうか?」

今日紹介するこのアルバムは、『タウン・ホール』での同日ライブをこれと「PROPHECY」の2枚に分けて発売になったものの、まるまる2枚分の音源がなかったのでしょう、じつはB面が存在しないのです。・・・つまりB面には何も録音されていないわけで、A面約20分弱でおしまい。

彼は女性に向かって
「おめえ良く覚えとけよ、ほとんどのジャズのアルバムはなぁ、B面が良いって決まってんだ。」
って、何処の誰が彼に教えた情報なのか分からないけど、無茶苦茶なことを言い出して
「B面ね、B面かけて」
私は心のなかでポーンと手を打ちました。
(「やっぱこいつ知らねぇわ!」)

けっきょくジャケットをかざしただけで、次のレコードに針を落としましたが、肝心の本人達は知らん顔です。そこで、お冷やを持っていきながら
「アイラーはいかがでしたか?」
するとそのバカ
「やっぱいいよなぁ、アルバート・アイラー」
ですって・・・・・イタズラも気づかぬほどの大バカ野郎であったと、まぁそんな思い出なんですがね。

おおおおお、思い出話で長くなってしまいました。

内容はバリバリのフリーです。
ただ、アイラーの特色ある音色のせいでしょうか、私にはあまり苦痛を感じさせないアルバムのように思えます。
曲は「BELLS」一曲だけですが、大まか(フリーですから)に三つのパートに別れています。
それでもフリー・ジャズが苦手な方にはお勧めしません。アイラーは何やってもアイラーですから(笑)

BELLS / ALBERT AYLER
1965年5月1日録音
ALBERT AYLER(ts) DONALD AYLER(tp) CHARES TYLER(as) LEWIS WORRELL(b) SONNY MURRAY(ds)

1.BELLS (Spiritual Bells / Holy Ghost / No Name)



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