朝方晴れていた空もいつの間にか雲に覆われてしまいました。まぁ、我慢できないほどの暑さはここ何日間は襲ってきていませんので、冷房も無しにこうしてハンプトン・ホーズの「THE TRIO」を聴きながら、趣味部屋で珈琲を飲んでいられるだけ幸せってもんです。曇り程度で文句を言ってはバチが当たりますよね。
先日、今年の2月に偶然いつものバーで知り合った若い女性から、このブログにコメントをいただきました。わざわざ検索をしてたどり着いてくれたそうで
>コメントを送る前に最初からバブさんのホームページを見ましたよ。
読み応えがありました!!
そして今日ドキドキしながらコメントします。
「嬉しいよねぇ、こんなコメントもらうと、何だかまだブログ続けようかなみたいな気分になるんだよなぁ」
「そうだねぇ」
とそのバーのママは賛同してくれましたが、昨日、同じく我がブログに遊びに来ていてくれる喫茶店のマスターが
「しかしこの子、ほんとに全部読んだのかねぇ・・・だとしたら相当時間かかったと思うよ」
よくよく考えてみれば、3年以上続けているこのブログを、本人ですら最初から読み直した事などありません。(みなさんはありますか?)
カテゴリーの数字を足してみると、昨日までに964記事、そうでなくても長文がちになってしまう私ですから、一記事で400文字は下らないでしょう。
「え~と、単純計算で38万5千6百文字以上?」
これって、長編小説でも20万文字位だそうですから、一般的な単行本でいえば、約300ページのものでおおよそ二冊分の文字数ではありませんか。
いやはや「継続は力なり」というべきか、「豚もおだてりゃ木に登る」というべきか、よくも書いたものであります。
「これってさ、ひょっとして、俺でも一年もかければいっぱしの小説が書けるって事じゃない?」
「あのねぇ、小説や随筆だって、内容あってのものだからね。ただ文字を連ねるだけなら小学生だって出来るって」
ごもっとも、マスターのおっしゃるとおり、全て内容あっての物種です。
・・・・・そう考えると、最初から読んでくれたという彼女には、心から感謝をしなければいけませんね。
「こんな駄文を、よくぞ読んでいただきました。本当にありがとうございます。」
ちなみに、世界で最も長い小説というと、ギネスブックによれば、2004年版までは、マルセル・プルースト著『失われた時を求めて』の960万9000文字、2005年版では、サイモン・ロバーツ著『ニカーズ』1415万6074文字であるそうで、日本の、栗本薫著『グイン・カイザー』は、早川書房が米国の英語版を元に算出した3022万5000文字が「世界最長の小説」だとして申請したものの、一冊にまとめられた作品ではないという理由で却下されたんだそうでありますよ。
さすがに、3千万文字以上このブログが続くことはあり得ませんけど(笑)
そういえば、最近、ブログを製本してくれるサービスがありますよね。みなさんはご利用になったことがありますか?
いやいや、私は「どうせガッカリするだけ」と見向きもしておりませんし、ほら、夜書いたラブレターを翌朝見てガッカリするって、アレですよ、アレ。
だからね、逆にそうやって自分のブログを本に製本される方が、うらやましいっちゃうらやましいんですけどね(笑)
ともかく、これからも「内容無くとも、文字数で勝負!」これで続けていくことにします。
さて、今日の一枚は、ソニー・ステットです。
プレスティッジで活躍したジョージ・フィールズが設立したミューズが発売した、いわゆる70年代ハード・バップ・リバイバルといわれた中の一枚であります。
アルトではなく、テナーを吹くステットもなかなかのもので、リバイバルといっても私には古さを感じさせない一枚。
ジョー・ニューマンのトランペットが入ることで、よりキレのあるステットが楽しめますし、デューク・ジョーダンのピアノもいかにもという感じがして、私は好きです。
同じ70年代のマイルスを筆頭とする動きには、若干の違和感を感じる私にとって、フリー的志向以外で、素直に耳に入ってくるのは、やはりこういった音楽であったと思います。
安心して聴ける一枚ではないでしょうか。
THE CHAMP / SONNY STITT
1973年4月18日録音
SONNY STITT(ts)JOE NEWMAN(tp) DUKE JORDAN(p) SAM JONES(b) ROY BROOKS(ds)
1.THE CHAMP
2.SWEET AND LOVELY
3.THE MIDGETS
4.THE ETERNAL TRIANGLE
5.ALL THE THINGS YOU ARE
6.WALKIN'
又バーで会えるといいですね。
バブさんのHPは全て読みましたよー!!
本当に読み応えがありました。JAZZの話は勿論の事、料理の話、映画の話、本当に楽しく読みました。
バーで偶然会って話したけれど、共通点もありましたよーー。ちあきなおみとか私も好きです。歌っている映像みて泣く位ですもん、私。
あとJAZZも何度か聴きに行っていたけれど、バブさんのブログを見て、前以上にJAZZが気になります。
先日大野俊三さんのトランペットを聴く機会がありました。ベースは岡田勉さん、ドラムが鈴木ウータン正夫さん、ピアノがゆきありまささんでした。
JAZZは自由なんだ!と心から思いました。今までそう感じた事なかったのに、そう思えたのもバブさんのブログをみていたからかも・・・
又遊びにきますので、宜しくお願いします。
このブログが、少しでもジャズに興味を持つきっかけになれば、そんな嬉しい事はありません。
こんどはいつものバーで、ジャズの話なんぞもしながら一杯、っていうのもいいですよね。
またお会いできるチャンスを楽しみにしています。