2008.9月の旅その５_高速道路の真実

翌日は昼頃出発。
愛知県から千葉県まで帰るのだ。以前カミサンと二人で帰った時は4時間位で帰れたけど、
今回は子供が居る。6時間位かかるだろうと予想した、
チャイルドシートに乗せるて走るので安全上は大丈夫なんだけど、3時間位乗ると、シートに固定されるので泣きまくるのだ。
だから二時間毎に休憩(約1時間)を入れて走るわけですね。
そうすると必然的にサービスエリアで休憩する事が多くなりますね。
パーキングエリアに比べてサービスエリアって人が多いのであんまり好きじゃないんだ。特に談合坂と海老名は極力入りたくないっす。

でも今回の旅はパーキングエリアもサービスエリアも結構楽しかったですね。
特に浜名湖SAは浜名湖に面しており公園が湖に突き出ていて公園の様な状況で休日遊びに行ける！って位の充実ぶりだ。

後は浜名湖。静岡ロードの職人だ！

それから足柄SAも良いですね。600円位で風呂に入れるし、端っこに足柄の水を汲める蛇口があるのだ。
俺はすかさず登山用の水ボトルを取り出して4L程汲んでお持ち帰りしたのだ。
両方のSAともベビールームがあり、おむつ交換も授乳も出来るのだ。
こう考えてみるとナカナカPAもSAも本気で観察すれば結構奥が深いかもしれんですよ。

今まで行ってイイナァと感じたのは『八ヶ岳PA』夜PAに入って車内で寝たら朝方見た八ヶ岳の威容に感動した。
感動して負けないのは東北道の『岩手山SA』あそこから見る岩手山の大きさは圧巻だ。山好きじゃないヒトも驚くはず。
東北道の『安積PA』冬に行くと吾妻連峰方面の雪山景色が綺麗で良い感じである。

遊んで食事するならSAが良いけど、長距離移動で休憩仮眠するならば断然PAの方が良いですね。
車の量が少ないしゆっくり眠れるもん。またPAで車の後部にシュラフを敷いてゴソゴソと潜り込むあの快感は無いですね。
以前車外から若いネーさんに見られてしまった、チョット恥ずかしい。けど、
彼女は最初驚いていたけど『イイナァ～』と言う顔をして過ぎ去っていった。
ワハハハハ～俺の勝ちだ！なんの勝負だ！？
しかし車内のシュラフはスゲーグッスリ眠れるね。

今度SA、PAの真実を探ろうと思うのだ。100名山を制覇したら全国のSAを制覇する旅なんて面白そうではないか！
きっと誰もやった事が無いだろう。ワハハハハ～。

話がそれ過ぎたけどまぁイイのだ。
浜名湖SAは静岡の最西端。ここから静岡県を東にひた走るのだが、俺は静岡と岩手が苦手なのだ。長くて。
イツまで走っても県境が来ないんで進んだ気持ちが出て来ないんだ。
以前、名古屋から奈良県を経由して大阪に行った時は三重と奈良の２つの県を１時間以内で通過して大いに感動したのだ。
そこで静岡＆岩手のスペシャリストの登場である。カミサンのヒロミだ。いつも遠出する時は岩手と静岡を彼女に任せている。
彼女も静岡なら任せて！と自信満々だ。こうして２時間弱運転してもらい、俺は後部座席で仮眠しながら足柄SAに到着した。

そうこうして足柄から東京に向けて快適に走り首都高を抜けて帰り着いたとさ。
と書きたい所だが実際はかなり大変だった。足柄の時点で18:30である。出発は12:00なんで結構な長時間移動だ。
子供がいい加減ベビーシートに飽きてしまってギャンギャン泣き出すのだ。
今までのパターンから行くとチョイと泣いて疲れて寝るだろうと思っていた。
しかしガキンチョ怪獣、今回はキッパリと『ワシャもう車を降りたいけんね！』と言う姿勢で強烈な泣きを繰り返した。
車内は泣き声の大音響でガラス窓が震えた。
しかし母ヒロミも負けてはいない。ここで必殺の武器を繰り出した。
ママバックから取りだしたキラキラと光る必殺奥義『タマゴボーロ』
あの真ん丸い甘くて味気ない大人が食っても不味いだけのベビー用のスナックである
タマゴボーロを1粒ガキンチョ怪獣の口に放り込む。するとどうだ一瞬にして泣き止む。時間にして約2秒で泣き止むのだ。
これで平和になった。運転に集中しよう。ヨシヨシと安堵したのもつかの間、『もっとくれー』の泣き声だ。
しかし、甘い物をそんなに沢山与えて中毒になるのもイカン。
『これは今だけだからね！おウチに帰ってもあげませんからね！』と断りを入れながら口の中に放り込む。
①母の断り
②母タマゴボーロ放り込み
③ガキ泣き止む
④ガキもっとくれと泣く
この①～④の永久ループが繰り返された。
ここでやっと平和が訪れて運転に集中する。無事に帰れるぞ！
と思ったら首都高箱崎あたりでタマゴボーロが残り１個になった(汗)
一之江あたりからギャン泣きが始まった。けど速攻で市川ICに到着。
高速を降りた時、ベビーシートから開放してあげた。
そんなこんなで帰宅は21：00であった。楽しい長旅が終わったのでした。