愛息10郎の前歯の両サイドが抜け、まるでねずみのようになっているとお伝えしました。灰色のフードをかぶえると、まるでゲゲゲの鬼太郎のねずみ男です(笑)。ねずみ男と呼ぶにはまだ幼いので、わが家では「ねずみ小僧」と命名いたしました。歯が生えてくるまでの期間限定です。
これまた前回のブログで報告したとおり、夫婦で参加する4月のハーフマラソン大会の下見&試走のため、土日を利用して今帰仁村に向かいました。走る前にランチということで、じいじばあばと村内のレストラン「ココニール」で合流することに。その途中にある「運天トンネル」に立ち寄りました。沖縄一短いトンネルとして有名です。石板を見ると全長17.5㍍のようです。
10郎もジャンプ! まるで映画『花田少年史~幽霊と秘密のトンネル』のワンシーンのようです。優しい幽霊、聖子に会えたかな。
ちなみに日本一短いトンネルは、広島県の川尻トンネル(8.7㍍)だそうです。ここの半分ということなので、相当短いですね。
さてお目当てのレストラン「ココニール」に到着。一番乗りでした。ごらんください。愛息のうれしそうな表情を。妻いわく、愛息は「俺、この日をこの一週間で一番楽しみにしていた」と興奮していたそうです。このレストランのおいしさもさることながら、じいじばあばに会えるときは好きなものを買ってもらい、小皇帝のように過ごせるからでしょう(笑)。歯を隠しても企みが顔に出てるぞ!
いつも元気いっぱいのおかみさんが迎えてくれました。サービスで付く豚汁が、冷えた体を温めてくれました。豚文化で育ったウチナンチュでも作れない繊細な味でしたね。これがサービスとは恐れ入ります。
8郎はビーフシチューとヒレカツの組み合わせ。言うまでもなくおいしゅうございました。
こちらは妻のハンバーグとクリームコロッケのコンビです。写真見てるとまたお腹が空いてきました。
さて、腹を満たし、エネルギーを過剰に摂取(泣)したあとは、10郎をじいじばあばに預けて、8郎夫妻は古宇利島に移動。軽く着替え、いざスタート! 小雨が降っていましたが、本番も雨の確率が高いということで「予行演習だ」と捉えました。
全長1.96㌔の古宇利大橋。長いですね。2015年に宮古島の伊良部大橋(3.54㌔)に抜かれるまでは、無料通行の橋としては日本一の長さでした。
右手には古宇利ビーチ。曇り空でもこれだけの透明度です。
左手にはエメラルドグリーンの海と本島北部が。雨風に打たれているとはいえ爽快です。
橋を渡り終え、運天原に向かうと小さなコスモス畑がありました。向こうにはヒマワリも。4月の本番には枯れているのでしょうね。試走の特典ということで。
「久しぶりに走ったから立ち眩みする」という妻を立たせたまま(酷)記念撮影。この近くの食堂で折り返しました。
往路から見る古宇利大橋。なかなかの傾斜ですね。向かい風だときつそうです。
ゆっくり1時間半ほどかけて約7㌔の試走を終えました。古宇利島のパーラーで休憩。それまでに消費したカロリーをはるかに超えるアイスクリームに手を出した8郎です(やせる気あるのか!)。塩ミルク味でおいしゅうございました。
【後記】帰宅後、グーグルマップで距離を測ると、古宇利島の駅から運天原の食堂までは3.8㌔となっていました。往復で7㌔超の試走となりました(半分歩いたけどね)。
8郎夫妻がマラソンで汗を流している間、10郎はゲームやバッティングセンターなどを満喫したそうです。
妻の実家がある名護市に戻ると、カンヒザクラが雨空に映えていました。夜は、恒例の「温野菜しゃぶしゃぶ」でタンパク質をしっかり補給。筋肉疲労を押さえることができましたが、食べすぎたなぁ~、ちょっと反省!
翌日はじいじがタンカン(沖縄ミカン)狩りに案内してくれました。思ったより足腰に筋肉痛はなかったです。
タンカン、シークヮーサーをたくさん収穫し、じいじ、ばあばと記念撮影。いつまでもお元気で! 孫が、ねずみ小僧になっていると気づいていたかな(笑)
そのまま北上し、国頭村で実施されている日本ハムファイターズの春季キャンプを見ることに。グローブをはめ、やる気まんまんの愛息です。ところで、「かいぎんスタジアム国頭」ということは、地元の銀行がネーミングライツを買って出たのですね。地域のために地元企業が頑張ることは、いいことです。本土企業に持っていかれるな!
隣が海という球場内では、心地よい海風に吹かれながら、選手たちが豪快な打球音を響かせていました。サブグランドを歩き回ったじいじは偶然にもゴールデンルーキー吉田輝星選手のストレッチ姿を見ることができたそうです。10郎にも、吉田選手の鍛え上げた太もも、お尻を見せたかったなぁ! 1軍選手の合流は来週からだそうですね。
沖縄本島最北の国頭村で来たついでにと、10郎に日本ハムの公認キャップを買ってあげました。2400円の高級品ですが、野球に興味を持ってくれたら安いものです。親ばかでしょうか。
早速、公認キャップをかぶり、今年80歳の大台になられるじいじとキャッチボール。ON世代のじいじはもちろん野球ファン。10郎にも野球をやってほしいそうです。キャッチボールを通して、10郎にもその気持ちが伝わってくれたらいいなぁ。
昼ごはんは、大宜味村の道の駅で。施設向かいの親川滝の前で記念撮影。滝や日ハム公認の帽子がかすんでしまうほどの前歯を披露します。ねずみ小僧、みたび見参!
施設2階のそば屋は、行列ができていました。人気があるのでしょうね。ただ、店員さんが3人と少ないため、入店から配膳まで1時間近くも待たされる始末。キャンプシーズンの3連休にも対応できないほど、この国の働き手不足は深刻なようですね。8郎は十割そば大盛(1250円)を注文。
すきっ歯の愛息はチュルチュルいきます(笑)
大宜味村産のそば粉を使っているという十割そばは確かにおいしゅうございましたが、コスパ的にはちょっと不満でしたね。ほかの店なら天ぷらがついていてもいい値段ですから。店員さんたちは休む間もなく頑張っていましたが、人員、コストを的確に手配できない経営側の問題でしょうね。そばマニアの方ならぜひ。
その後は、10郎が「またバッティングセンターに行きたい」というので名護に戻りました。不調だったという昨日のリベンジといきたいところでしたが、ほとんどいい当たりはなく終了。集団で来ていた少年野球の子たちの慣れたバッティングを見て、自分を見失ったのか、グラグラと空回りしていましたね。自分で考えながらフォームを作り上げる素振りの大切さを分かってくれたかな。じいじ、ばあばに感謝を伝え、自宅へ向けて南下しました。
日本そばだけでは物足りなかったので、宜野座道の駅に立ち寄りました。そこの公園では、10郎とまたまたキャッチボールをしたあと、鬼ごっこまでさせられる始末。45歳の足腰は限界です(笑)。でもバッティングの悔しさを晴らしたいという息子の思いに父は付き合いました。そんな、休日にも疲れる父親を自ら癒そうと、パーラーで豚串焼き、天ぷらとオリオン麦職人(350円)を注文(また食うんかい)。3人でたいらげました。もちろん、その後は妻に運転を代わってもらいました(謝)。
ところで、宜野座村では阪神タイガースのキャンプ地もチラ見したのですが、大混雑。人気のすごさを感じたのですが、翌日の朝刊によると、なんとお隣の金武町にヴィッセル神戸のイニエスタら超大物が来ていたのですね。道理で渋滞していたわけだ。サッカー人気がじわりじわり沖縄に侵入(訂正)、浸透しています。頑張れ、野球!
帰路では10郎もごらんのように爆睡。首、苦しくないか!?
帰宅後、まっさきにグローブの手入れをする10郎です。父のグローブまでやってくれました。うれしかったです。
以上、野球帽をかぶったねずみ小僧と過ごした2連休でした。
余談ですが、ねずみ関連でいうと、「ギロッポン」「ポッポ」でブレイクしたお笑いタレント「鼠先輩」は、8郎とおない年だそうです(どうでもいい?)
さて貴重な2連休で一切テキストを開いていないので(怖)、今日はこれにて。