沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

西表島で跳んだ夏 初日

2018年07月21日 | 離島物語

  7月の3連休を活用し、家族3人、西表島(石垣島経由)で3泊4日の旅を楽しんできました。天候にも恵まれ、45歳8郎の積年の思いが成就した記念すべき旅となったので、4回に分けてご報告させたいただきます! 長編となりますが、おひまな方はお付き合いください。下写真は石垣島の御願崎から望む西表島。感謝でいっぱいです。

 2001年ごろ(記憶もあいまいです)、いちどぅしのヤスーンに会うために、飛行機と船を乗り継ぎたどりついたのが、初めての西表島でした。当時島で自然ガイドをしていたヤスーンに案内され、県内一高いピナイサーラの滝を見ることができました。その後、勤め先の業務出張で2回訪れ、「海にふる雪」と称されるウミショウブという花、また川面に浮かぶ神秘的な一日花のサガリバナを見て、写真に収めることができました。さらには生命豊かなマングローブ、サンゴの死骸でできた奇跡の島バラス島など、3回の旅はいずれも大きな感動を与えてくれました。その感動を、妻子にも分けてあげたい、特に幼い純粋な心を持った愛息の記憶に残してほしい、というおっさんの思いが今回の旅の原動力です。難関資格の試験日まで1カ月を切っているという切迫した状況(怖)にも関わらず、妻も同調してくれました。なぜなら特に上記の花に関しては7月のこの時期にしか見られない可能性が高いからです。ネットリサーチで、7月の3連休の過去10年間の沖縄地方のデータを調べると、雨天が一日もありませんでした(驚)。さすが海の日! それらが後押しし、45歳の頭から難関資格試験の存在を消してしまったのです(笑)

 

(妻とは、11年前に西表島計画を実行に移したのですが、台風襲来で西表島がパンク。石垣止まりとなった不運な記憶があるので、11年越しのリベンジという側面もあります)

 

 そんな一年で最も貴重な3連休を限りなく有効活用するために、平日の金曜日の夜に石垣に向けて飛行機に乗る強行日程にしました。金曜日の業務時間の17時半をすぎるころ、妻からLINEで「これから空港向かいます」というメッセージとともに10郎の写真が届きました。すきっぱの最高の笑顔です! この純粋無邪気な笑顔を見られるのもあとわずか(2、3年でひげも生えてくるでしょう)。今回の旅を決断して間違いなかったと再認識しました。8郎も勤務時間を終えると、さっと空港に移動します!

 那覇空港は、台風一過の影響か、多少混んでいました。空港はいつ来てもなんだか心が高揚します(仕事以外)。

 搭乗手続きを済ませるとコーヒータイム。今回、10郎にはカメラをもたせ、自分で記録を残してもらうことにしました。妻が数年前に購入したニコンのコンデジです。まだまだ使えます。画質は父の愛機STYLUS TG-2より断然上です。

  さあ、搭乗です。 午後7時前だというのにまだまだ明るい。

 機内は空いていたので反対側の窓席に移動して撮影。美しい乗務員さんはにこやかに見逃してくださいました。非日常の景色は旅のだいご味ですね。 

 愛息が撮影した作品も初掲載いたします。神々しい。構図はなかなかよいですね。さあ、石垣が見えたぞ! 

 窓越しに大空の神秘を体感し、まどろむ8歳の10郎。まるで別れたメーテルに思いを寄せる銀河鉄道999星野哲郎です。この旅で最高のショットを行きの便で撮ってしまったのかもしれない、という後悔も襲ってきました(笑)。とーとーとかーかーは、この瞳が見たかったのです。

 そんな愛息の姿を記録に残そうと妻もストーカーのように張り付きます。親バカ、御免。そろそろ、うざいと言われますよ(笑)

 開港5年目を迎える新石垣空港に初上陸です! きれいな空港でした。短くて怖かった滑走路が懐かしいです。観光立県を目指すなら、これくらいの規模は必要でしょう。スタバもありました。

 タクシーにはかなり待たされましたが、やさしい地元の運ちゃんでした。30分3千円かけて、ようやくホテルに到着。港側に立地するベッセルホテル。周辺は夜になると人気がなくなります。

 リーズナブルな価格だけに室内もリーズナブル。ちいさなおやっさんがいますね。

 日曜日のたるんだリアルおやっさんを見ている息子はこうなります。

 夕食のために街へ繰り出します。途中で、11年前の石垣旅行で妻と利用したホテルを発見。当時は新築でしたが、今は壁面などにうっすらと経変劣化が見られ、時の流れを感じましたね~。

 タクシーの運ちゃんが言ってました。「繁華街のいいところは全部ナイチャーが経営している。地元育ちの自分からしたら、足を運びたくなくなるさー」と。多額のキャッシュを抱えてきたリタイア組で構成するセレブな集落もあるのだそう。とても景色がいいところだそうです。その人たちが悪いわけではないですが、なんだか悲しいですね。

 週末金曜日にしては、人の姿はまばらでした。

 当初は石垣牛ステーキ店にしようかと迷ったのですが、今回は大自然との交流がテーマなので、お金のかけ方を再考。ネットで探した「てっぺん」という居酒屋にしました。

 店内は満席。ほとんど観光客でした。

 石垣牛をあきらめきれずに、石垣牛のサイコロステーキを注文。おいしゅうございました。

 アーサ入りかき揚げ天ぷらも。

  カウンターのほとんどの観光客が頼んでいた「てっぺん盛り」です。お値段は1200円と意外に良心的でした。左は「羽根つきギョーザ」。ほとんど10郎がたいらげました。

 「ガリガリ君入りサイダー」という奇特なメニューに反応した8歳。石垣の夜を満喫しています。

 南の島の夜でご機嫌な愛息は、芸を披露してくれました。お得意の妖怪カオナシです! しかし、その口元には、多少のおとぼけ感を漂わせています。ということは・・・。

 ひょこっりはんとのコラボ!です。 楽しませてくれました。

 満腹で帰路へ。先にも書きましたが、ベッセルホテル周辺は夜間の女性の一人歩きは避けたほうがいいかもしれません。治安は悪くないのでしょうが、観光地だけに、どんな人間が入りこんでいるか分かったものではありませんからね。老婆心までに。

 自販機でチューハイを買って、初日を閉めます。おやすみなさ~い。家族3人爆睡。

 初日はこんな感じで移動で使ってしまいました。翌日朝から西表島に向かいます。

 そこからの2日間は8郎の期待以上に西表島が応えてくれました!


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